
映像:立待岬石碑から一段下がった所に与謝野鉄幹・晶子の歌碑が
鉄幹・晶子夫婦は全国を歌会行脚するオシドリ歌人。そのほとんど
が温泉地であるが、ここ函館立待岬には天才歌人石川啄木に哀悼の
意を込めて立ち寄る。近くにはやはり、湯の里、温の川温泉がある。
「浜菊を郁雨が引きて根に添ふる 立待岬の岩かげの土」(鉄幹)
「啄木の草稿 岡田先生の顔も忘れじ はこだてのこと」(晶子)
歌碑にはこの様に刻まれ云わば弟子同然だった石川啄木の死を同じ
歌人として、その不遇と夭折した天才の石川啄木を偲ぶ歌であった。
参照#与謝野晶子(官能情熱歌人)探訪紀行