日本温泉地域学会のメンバーと温泉地の周辺を調査するのが恒例となって始めてのもの。
土葬葬列に使用した御輿が保管されていた。死者の最後の晴れの舞台は御輿とは驚いた。
≪Mémoire:精霊聖域 薬師の湯(島根県三朝温泉) 2014.5.25≫
三朝温泉のパワースポットが温泉街中央部にあるこの飲泉・手・足湯場。
身を寄せた木屋旅館の部屋の真ん前にある。温泉場でパワーを感じる場
所はそんに多くはない。飲泉と手と足湯の三点セットがこの評価要因だ。
参照:木屋旅館(楽泉の湯)
奈良県に正倉院を観ようと来た。正倉院は何時でも鑑賞できるものではない。
公開日が年何回と決まっている。この日は正倉院の公開日。映像でもわかる
通り高床の下に長打の列が出来ていた。皇室所有の宝物を身近で見れる日だ。
記録:正倉院は高床式校倉の宝物庫。元は東大寺の宝物庫であったが、現在は
宮内庁の管理下にある。聖武天皇・光明皇后ゆかりの宝物を中心に収蔵。
指定:国宝、世界文化遺産
≪Mémoireメモワール 💒社寺神域・熊野本宮大社(2015.5.15)≫
神が舞い降りた地とされパワースポットとして人気である
本宮は奈良時代から神仏習合で、祭神は仏名を配している
熊野本宮大社は明治期の大洪水まで熊野川の中州に在った。
現在は山腹に正殿を構えている。映像の川原は神域として
いまでも大切に守られている。山と川が熊野の神域 である。
社格 : 国幣中社・・・大斎原(おおゆはら)に中四社が祀る
祭神 : 忍穂耳命(地蔵菩薩)、瓊々杵尊命(龍樹菩薩)
(本地仏) 彦穂々出見尊(如意輪観音)、鵜葦屋葦不合命(聖観音)
指定 : 重要文化財(熊野本宮大社他)、史跡(熊野三山)
参照 : 💞 パワー聖域 熊野本宮大社(紀伊山地)
参照 : 🌏 世界遺産 熊野古道(紀伊山地)
ドラマ夢千代日記の場面設定では、日本海、芸者置屋(はる屋)、煙草屋旅館(座
敷、玄関、居間、廊下)、喫茶店(白兎)、木原診療所、警察、列車、ヌードスタ
ジオ、川べり、荒湯・・そして温泉街の路地裏。ここで色んな人間模様が展開する。
~夢千代日記脚本より~路地~
粉雪が舞う、石段を夢千代たちが帰ってくる。頭からショールをかぶって
千代春:『いまの刑事さんとちがいますか』
夢千代:『・・・・・・・・』
山根がかけていった方角をみる。
菊奴:『おスミさんに、うどんつくってもらお』
寒そうに裏口に入っていく。千代春もー。
ひとり残って石段のところに夢千代。
夢千代の声:『これから日本海の長い冬がはじまります』
三徳川河岸に古い温泉旅館が立ち並び、伝統的な温泉文化を今に留めている。また
療養温泉でもあり温泉医療も知られ、国立病院、大学病院、温泉研究所などの施設、
オンドル利用の湯治旅館や自炊宿も見られ、観光保養と療養という温泉地の根元的
特徴も有している。特筆はラジウム含有日本一で、療養効果が立証されている事だ。
温泉療法:薬で治らない病気を治すための療法(温泉療法の絶対的適応)と、温泉
療法併用による効果目的療法(温泉療法の比較的適応)の二つの療法。鉱泥療法、
吸入療法、入浴療法、熱気療法・・・。(三朝町HPより)
※岡山大学医学部附属病院三朝医療センターには喘息患者が全国から来るという。
ホルミシス効果:ラドンのような弱い放射線を微量に受ける事で細胞が刺激を受け
身体の細胞を活性化させ毛細血管が拡張し、新陳代謝が向上、免疫力や自然治癒力
を高める。これを放射線のホルミシス効果という。(三朝町HPより)
温泉を訪ねているうちに日が落ちた。霊山・霊峰山中は
幽玄の趣である。日本の源風景を感じる。昔の修験者も
この闇を感じたのであろうか・・・ ここは心の鍛錬の地だ。
これから山道を下るのだが無事里に辿り着けるだろうか?
銀閣寺から南は若王子に至る約1.8キロ琵琶湖疎水分流沿いの「思索の小径」は
哲学者・西田幾多郎をはじめ多くの文人が散策『哲学の道』といわれるようになる。
その道を逍遥する。『我思う、ゆえに我あり』高校時代の悩める青春の日々が甦る。
春は桜、夏は源氏蛍が乱舞、秋は紅葉という散策路。今日は小春日和、鶯鳴く午後。
参照:西田幾多郎碑(京都市左京区)
奈良県の秘境・秘湯を求めて十津川村に足を延ばしたときに遭遇の滝。
険しい土津川渓流に突如現れた滝国道168号線の和歌山県との県境から
2kmほどの所の道路脇。温泉といい滝といい土津川村は超秘湯秘境だ。
記録:落差(高さ)100m、熊野川本流十津川水系
参照:土津川温泉郷 出谷温泉の共同浴場(廃湯)