AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

お茶の花です

2008-10-18 23:14:31 | 



私の日々の暮らしの中で、日本茶なしというのは考えられません。
それなりに年を重ねてくれば、お茶を頂くことで、癌にならないと聞けば、余計にその量が増え、血液を薄める働きありと聞けば、同様な生活ぶりです。
元もとお茶の葉はかなり苦く、そのためお湯で薄めて飲めば、アル中同様の飲みっぷりとなります。
苦い葉なのに、花は清楚で実に美しく咲いています。
美しい花の中に、お茶の苦みの素となるタンニンなどを含ませる遺伝子があると考えれば、まか不思議な感があります。


心を乱す茜雲

2008-10-17 19:26:59 | 夕日






夕刻以前、紫紺の秋空には、縦横無尽に飛行機雲が乱舞していました。
そして夕闇に包まれる頃、西空に向かってそれらの飛行機雲がゆっくりとゆっくりと流れ、沈んでしまった陽に照らされて、それらはあかね雲と変わり、如何にも仁王立ちしている如き夕景となりました。
その様相は、あたかも天変地変を想像し、おぞましきが起こりはしないかと、心拍が高鳴る中、シャッターを押す指は硬直気味となりました。
あれから1日経って、案じたこともなく、今日も穏やかな秋日和でした。

香辛料の一つ山椒の実

2008-10-16 19:01:12 | 果実


若い内の山椒の実は、シラス干しと併せて縮緬山椒にしたり、佃煮にしたりして食材にされています。
山椒の実が熟すと黒く光沢のある美しい実になることを今日まで知りませんでした。
山道を散歩中に、ススキの中に鈴なりした山椒の実が目に飛び込んできました。
異様な光沢で、黒ダイヤみたいだとカメラを向けました。
まさにいぶし銀、田舎暮らしの私でも、野の山椒みたいにひっそりと光っていたい。

見るだけで不快などと言わないで!

2008-10-15 19:51:23 | 









花粉症の皆様には、申し訳ありません。
背高泡立草の花です。
今、日本中の空き地ややぶ地ではこの黄色い花が賑やかに満開状態だろうと思います。
私も花粉症でこの花へのイメージは、グレーな感じであります。
ねじりはちまきで、顔にタオルを巻いて、接写しました。
近くに寄るとこの花を頼りにしている虫たちが、食を求めてわんさとたかっていました。
中には、蜜蜂さんも群がっていて、体中が花粉まみれで頑張っています。
やがて、その蜂蜜が私たちの胃袋に入るんだと思えば、あながち、この花を敵対など出来ないなと、学習できました。

民さんが好きだった野菊の花

2008-10-15 00:42:28 | 





人通りの少ない道ばたに、野菊の群生があり、腰を落として撮った写真です。
園芸種のような鮮やかさがあります。

もう50年以前に読んだ伊藤左千夫の「野菊の墓」を思い出しました。
クライマックスで政夫は、民さんが好きだった野菊を、民子の眠るお墓に涙ながらに飾るという情景がありました。

万葉の思い草

2008-10-14 00:18:16 | 






家屋が建たないで、ススキの群生する宅地にナンバンギセルが咲いていました。
ススキの根に寄生して葉がなく、花1個を咲かせるための細い花茎を伸ばして咲いていました。
道ばたのススキの根元に咲いている思い草として万葉集に詠われている花でもあります。
古の頃から美しく着飾りながら、去りし人のことを今さら思い続けても仕方がないのに、それでもひたすら未練やないかいなと、思わせる花なんだそうです。
古来から生き残る花にはロマンが似合うような気がします。


今年3回目の開花です

2008-10-12 12:09:38 | 

月下美人が今年3回目を開花しました。
夜咲く花は、時たま可哀想なことをしてしまうことがあります。
今夜は咲いてくれそうだと判っていても、「篤姫」を見てつい続きに韓流ドラマなどを見ている内に、とんと美人の開花のことを忘れてしまい、翌朝萎凋してしまった哀れな姿を見て、「やってしまった!」と後の祭り。

始めて開花した時の感動は、誰彼に伝えたくなるほど興奮したものです。
なのに、のど元過ぎれば何とやら。
大きい声は出せませんが、これがお連れの方の話だったら、即針のむしろ・・・・


洋ランの女王はカトレアと

2008-10-12 00:12:24 | 


この花は、ご存じカトレアです。
大きな花弁、色彩鮮やかで、その存在感は洋ランの女王とされています。
カトレアは、中南米が原産地ですが、世界の園芸家たちによって様々な交配が進められ、現在では、実に多種多様な園芸種として改良されています。
毎年東京ドームで開催の「世界らん展日本大賞」で最も多く日本大賞に選定されたのはカトレアであります。
洋らんと聞けばカトレアを連想するほど一般的に好まれている花なのです。

燃え上がる真っ赤

2008-10-10 23:03:14 | 


夏から、真っ赤に花を付けながら成長し、秋が深まる頃に燃え盛るように咲きほこるサルビアの花です。
サルビアは、花の目線で横から見ると、クリスマスツリーの樅の木みたいに下に広く上に狭く山形に真っ赤に咲いています。
それをふと、この花を真上から覗くことを思い立ちました。
それが写真のサルビアなのです。
華麗に舞う太夫が付けているべっ甲の髪飾りをイメージさせます。




意外な花色ホテイアオイ

2008-10-09 21:33:11 | 
水質浄化能力があるとして、様々な場所で栽培されているホテイアオイです。
金魚鉢やメダカを育てる水槽でも見られます。
この花は、昔利用されていた火鉢を利用してメダカを育てている中にホテイアオイがあり、花が咲いていました。
スカイブルーに近い花色に注目したのです。
私が趣味のエビネの花色は、殆どの花色がありますが、黒と灰とスカイブルーの花色はないのです。
だから、スカイブルーは、夏空のそれと、この花にあこがれてしまうのです。