日々、あんのん。

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本を使う。

2016-07-30 06:59:27 | 発達応援
横浜に来ています。昨日は鹿児島でもまだ聞いていない、見事なみんみん蝉の声を聞きました。街中に適度に緑があって、横浜も歩きやすいです。私は歩くことで頭の中に地図ができるタチです。昨日は新横浜〜大倉山の地図ほぼ完成。楽しいことです。

昨夜ははいちゃんの新刊「人間脳を育てる」の読書会に参加しました。

この読書会は、『人間脳を育てる』ではいちゃんと対談し、編集された花風社の浅見社長が進行で、その後の『30歳からの社会人デビュー』『他の誰かになりたかった』の著者の藤家寛子さんの講演会もあり、とてもお得な読書会でした。

本を読むということを普段ひとりでし、ひとりで完結しているというのは、私もそうですが、他の参加者さんも、職場単位でいらっしゃっている方以外は同じだと思います。それはもちろん、自分の中に本の内容を落とし込み、自分に必要なことと巡り合う大切な時間です。

ところで、このはいちゃんの『人間脳を育てる』は、沈思黙考して読み、その内容を頭で理解し、「ふむ、そういうことなのね。」としたり顔をして済ませる本ではありません。そこから一歩進んで、「じゃあ、私はこんな動きが気持ちいいよ」とか「あら、うちの子と一緒にこんなことしてみようかね。」と本を読んだら動いてみる、本を読みながら動いてみるような本だと思います。

私がこの本を読んだときは、「これって…」とざわざわ動いたり、気がつけば、本がバランスボールの下敷きになったりしながらの集中力を欠く読書になっていて、後で、数回、精読を自分に課して読むことになる、楽しい本でした。

でも、読書会に参加して思ったのは、もしかして、頭でだけ読んでいる人が多い?余計なお世話だけど、それだけではもったいない!使おうよーということでした。

そして、私もお話会などで、この本の中味の使い方を伝えていくと本が本棚の肥やしにならないかもな、などと思うことでした。

さて、一方の藤家さんの講演は何度も胸が押され、苦しくなりました。藤家さんは淡々とお話しされているのですが、「やり直す」ということの生半可ではない、本人にも周りにも生死を突きつけるようなことなのだ、ということを初めて知りました。私は過去の藤家さんを知りません。今は過去を含みながらも、そんなこと微塵も感じさせない、普通の元気な生き生きと生きる女性として、出会えたことを本当に嬉しく思いました。

短い時間でしたが、たくさんの種を頂いた濃い横浜の時間でした。
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