セミナーのあとは、また長楽館の見学をしました
何回撮っていても、毎回どこをFPにすれば良いか悩みます・・・
また、洋館の多くは、照明が白熱電球色と自然光のミックスなので、
色の調整が、とても難しいです。
今回は、なるべく撮るたびに、照明モードを替えてみたのですが、
どうでしょうか・・・
美しい洋館を、少しでも美しく撮りたいというのが、
私のカメラテーマです
長楽館と言えば、それぞれのお部屋のモールディング装飾が、
一番印象的ですが、
これは、今のように、石膏などで型取りをしたものを
貼り付けたものではありません。
左官屋と呼ばれる、漆喰の職人が、
すべて、手作業で、コテを使って西洋風の装飾を造りあげたのです。
想像がつかないほどの作業です。
明治時代から大正、昭和初期に建てられた、
美しい洋館の、モールディング装飾は、左官屋さんがいなければ
出来なかったものなのです。
特に長楽館は、超一級の技術と、美的センスのある
左官屋さんの傑作です
また、館内でたくさん見られる、美しいステンドグラス
明治期~の洋館建築に必ず用いられているステンドグラスですが、
日本のステンドグラスの草分けの1人、
宇野澤辰雄氏が制作したものです。
良きライバル、小川三知(オガワサンチ)と並んで、
この時期の洋館建築のステンドグラスを多く手がけています。
宇野澤辰雄氏の作品は、国会議事堂、横浜開港記念館、箱根富士屋ホテル、
万平ホテル、中之島図書館、舞子ホテルなどでも見られます。
長楽館でのティーセミナーの記事は、
「サロンレッスン」のカテゴリーでUPしています。