第２章 心を通して №529

これから始まるアクエリアスの時代に、マイトレーヤと霊ハイアラキーの覚者方の指導のもとに私たち人類はどのような時代を創るのでしょうか？　精神世界専門の雑誌『とんぱ』の中の、『２１世紀へのメッセージ　ベンジャミン・クレーム』より一部抜粋します。
『政治・経済・社会機構の変革と分かち合い
新しい時代を象徴する根本原則は統合の原理である。この時代には、人々は生活のあらゆる分野を統合して全人類を一つのグループとみなすようになり、往時より我々が渇望してきた人類の同胞愛が初めて現実のものとなる。まず最初にこの統合をもたらす根本的な考えの基礎となるのは、我々人類が一つであり、一つの源から生まれい出でた人類家族としての兄弟姉妹であることを容認することである。このことによって、世界の資源の分かち合いを最も自然なこととして受け入れることが可能となる。我々が家族の所有物を分かち合うように、人類家族も分かち合うことの必要性を認識することである。それが最初のステップである。ここで、分かち合いという一見現実離れした考えを、商業主義と貪欲によってつき動かされている現在の世界のシステムの中でどのようにして実行できるのだろうか、と人々は疑問に思うかもしれない。しかしこの問題はほとんどパラッドクスである。それは人類が今日直面している困難な諸課題の中で、この分かち合いの問題がおそらく最も根深く、本質的であると同時に最も解決可能なものであるということである。世界には現在すでに、覚者方によってトレーニングされた人々―各分野でめざましい業績をあげている金融関係者、産業関係者、行政管理者たち―からなるグループが形成され、現在の経済危機を解決する核心（キーワード）である再配分のシステムのための全的な青写真をすでに作成しており、人類が分かち合いという道を選択するならいつでも実行可能な段階に入っている。今人類が経験しつつあるのは霊的危機なのである。その霊的危機は政治と経済の分野に集中されているため、この分野自体が解決されなければならない。世界の資源が分かち合われる時、他のあらゆる問題は解決可能であることに人々は気づくであろう。……
№530につづく