ナンバー2239 2024.08.24 意識の進化目標とユダヤ人
人類の意識は時代とともに進化していますし、進化のためのハイアラキーによる計画と、計画を進めるための人類への直接または間接的な働きかけもあります。
この計画によると、アトランティス時代は感情の体であるアストラル体を完成させることでした。
人は本能的な食欲や性欲などの欲求を満たすと、その喜びを感情で表現しますが、欲しいものを得られないで悲しい思いや悔しい思いをすると、欲求を満たすための方法を考えて欲求を満たそうと行動することで、感情表現の幅が広がりより豊かな表現力になります。
こうしてアストラル体を魂が完全にコントロールできるようにするアトランティス時代の目標は、充分に達成できています。
現在の人類の目標は、低位メンタル体によって具体的な思考をできるようになることです。
アトランティス大陸が沈没した直後は、感情的になるとアストラル体が優位になり、まだ具体的な思考をするために意識をコントロールできない状態です。
そのためバアル信仰のような、自分の本能的な欲求を満たすことで神が願望をかなえてくれるという、やりたいことを存分に楽しませてくれる信仰に引かれやすい状態にあります。
こうした状況で、低位メンタル体を使えるようになるには、自分で生活を自立できるように具体的に考えて生きる力を鍛えることが必要です。
そこで慣れ親しんだ環境に満足しているアブラハムの意識を変えるために、ハイアラキーはアブラハムにウルからカナンへ向かうように指示を出したのだと思われます。
アブラハムは長い旅の末にカナンの地に着くと、そこで暮らし始めました。
ウルの地では多神教が信仰されていましたが、カナンの地にもバアルという多神教の信仰があり、欲求に任せて本能を開放することで願いをかなえる安易な信仰の方が気楽ですから、ヤハウェの一神教から離れていく人が出たことでしょう。
アブラハムの孫のヤコブの時代に、カナンに飢饉がありました。彼らは生き延びるために紀元前1876年エジプトに移住しました。
その時ヤコブの息子ヨセフが、巧みな経済政策をおこなってエジプトを飢饉から救ったことで、エジプト第2王朝の王とエジプトの国民からも感謝され、ユダヤ人はエジプトの肥沃な土地を与えられて暮らし始めました。
ナンバー2240 2024.08.28 に続くでしょう