こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[朝から]

2018-04-25 20:44:27 | 発信する
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[朝から]

ラッシュタイムの時間に電車に乗る機会が多い私。今朝は、二人の友人から電車遅延情報がありました。

東海道線、京浜東北線が大幅に遅延していたようです。遅延でなにより困ることが、遅延情報が遅いことです。先日JR南部線に乗車したとき、車内放送で遅延の情報が放送されました。しかし、南武線の降りる駅によって、この遅延を迂回できるか、できないかが決定されるわけです。この情報が一駅でも遅れれば、迂回ルートが違ってくるのに、と思ったことがありました。携帯電話で遅延情報を検索しても、なかなかリアルタイムではありません。ツイッターが役立つことが多いです。

今朝の友人のライン情報では、何故朝非常ボタンを押してしまうのか?という話になりました。そのように遅延理由を放送していますが、本来はもっと違う理由かもしれません。いずれにしても、朝のラッシュアワーに「いたずら」で電車が遅延しているのなら、迷惑極まりないことです。

先日の南武線の遅延情報は、成田エクスプレスのものでした。私はその電車を利用するわけではありません。しかし成田エクスプレスが遅延の場合、成田までどうやって行くのかと考えました。公共交通機関で、川崎付近から成田に行くのは、成田エクスプレスが最速です。飛行機まで乗れない事態になっているでしょう。仕事、観光、どうなるのでしょう。

数分遅れるだけで、異常だと感じている私達こそ異常ではないかと言う人もいます。しかし、都会で生活している今、電車の遅延は「あってはいけないこと」の一つになっています。

ライン情報をくれたM子さんは、本日は通常より早く家を出ていたので、会社には通常通りに到着しました。もうひとりのMちゃんも、余裕はないものの、時間には間にあっています。私が所属している派遣会社では、遅延で遅刻しても減給です。

そうなると、ただでさえ30分前に家を出る私は、1時間早くでるようになります。遅くなるよりいいのですが、納得のいかないことではあります。それでも、電車のお世話になって通勤する日々は続きます。折り合いをつけてうまく電車通勤を楽しむしかありません。

▲武蔵小杉駅の成田エクスプレス

[丁寧に]

2018-04-24 21:34:18 | 子供の成長
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[丁寧に]

小学生の特に男子に多いのですが、文字を雑に書く生徒がいます。いつも私は言います。
「文字は、丁寧に書いてください。」
美しく書く必要はありません。丁寧に書くのです。その時に必要なのが、日本の文字にある文化「とめ」「はね」「はらい」を大切にすることです。

この写真を見てください。

▲「はね」の違い

「はね」でよくまちがえるのは、すぐにはねる文字といちど横にまっすぐな線を引いてからはねる場合です。「てへん」のはねは前者、「九」「丸」などは後者。漢字検定、高校入試では厳しい採点基準があります。「はね」をするべきところで「はね」のない文字、また、「はね」ない部分で「はね」のある文字は全て不正解です。

「はね」のつぎに見落としがちなのが、「とめ」と「はらい」です。この「木」という文字をみてください。

▲「とめ」「はらい」

左右にひろがる部分は「はらい」、下にのびる線は「とめ」です。ここも、中学生になってから直そうとしてもなかなか難しい部分です。

そして、中学生を教えていて一番驚いたのは、ひらがなです。「ん」という文字。

▲意外な「ん」と「人」の違い

私の教えていた生徒は、「ん」が「人」に見えるということで、解答欄に「ん」を書いたものは全て不正解となりました。これを不正解にしたのは、国語の先生でした。

漢字検定のため、受検のために丁寧に書くことを指導するのは、とても悲しいことです。以前勤務していた幼児教室では、丁寧に大きくしっかりした文字を書いた生徒さんのノートを、黒板に飾りました。
「すごいね。とても丁寧でいい文字ですね。みんな、どう思いますか。」
他の生徒たちも、感心してみています。そして、前に飾ってもらった生徒はとても誇らしそうでした。

大人になって、自分の文字を披露する機会は減少しています。しかし、大切な書類にはしっかり名前を書きます。結婚式の出席者リストなど、まだまだ自筆を披露する機会はあります。そんなとき、美しい文字でなくても、丁寧な文字はみていて気持ちのいいものです。
中学生の集団クラスを担当していたことがありました。文字を丁寧に書かない生徒が多いことにびっくりしました。毎回漢字テストがあったので、解答用紙を持ち帰り、一つ一つ丁寧に添削をしました。そして丁寧に書かれている文字には、アンパンマンの絵をつけました。中学生です。
「アンパンマン、幼稚」
と言っていましたが、成長がみられた生徒には、バイキンマン、しょくぱんまんを書きました。しばらくすると、大半の生徒が文字を丁寧に書くようになりました。

成長がわかるように、最初に書いていた文字は保存しておきます。すると、ノートは嘘をつきません。文字が丁寧になっていく過程がわかります。ですから、私の塾では、かならずノートに文字の学習をします。

中学生でも変化がみられる文字。小学生低学年のうちから、丁寧にかく習慣、そして丁寧に書いた文字が素敵であることを生徒に伝えていきたいと思います。

【枠】

2018-04-23 19:56:45 | 子供の成長
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[枠]

枠。
団体で行動する場合は、「枠」が必要です。「決まり」と言ってもいいでしょう。「枠」をきめておかないと、まとまりがつかなくなります。

そして教育の現場では、「マニュアル」といわれる「枠」が多くあります。ある教育関連の仕事では、自分の身分などを明かしてはいけないというルールがありました。その当時私は「空から降ってきた天使」ということにしていました。ある部分ではいいでしょうが、それもどうかと思っていました。

そしてある教育関係の仕事では、学習する順番がありました。しかし、発達が気になるお子さんが通っており、その生徒T君は自分の中で順番がありました。それはどうしてもこだわりたい部分だったようです。その時同僚の講師は、T君がしていることはわがままだと決めつけていました。私はその講師の意見とは違いました。本人が納得して、最終的に課題を終えることができるならしばらくやらせてみたかったのです。その意見の相違は、私が教室を辞める時まで続きましたが、並行線でした。辞めるとき、そのT君が心配でしたが、丁度その数カ月前に私と同じ意見の穏やかな先生が配属されたので、その先生に事情を話してT君の様子を見ていただくことにしました。

「枠」や「マニュアル」、「決まり」
なくてはならないものです。それでも、その「枠」には収まりきれないお子さんもいます。そしてその「枠」から離れることに、本人なりの理由があるのです。その心の声を聞くという段階を大切にしたいです。ただ、頭ごなしに「ダメ」と言っても、その理由が当人には伝わらず、現状が悪化することもあるのです。

できるだけ生徒の声には耳を傾けたいと思っています。その意見を教室の他の生徒とも共有したいです。そして、新しい「枠」を作ればいいと思います。「枠」は変化していいものです。そして「枠」を楽しいものだと感じてほしいです。

生徒と一緒にどんな「枠」を作っていくことができるか、とても楽しみです。

【個性を引き出す】

2018-04-22 19:56:12 | 子供の成長
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[個性を引き出す]

6人としました。これは、5月から始める塾の生徒、クラスの人数です。

ここ数年、自分の塾を開くために教育関係の仕事をしてきました。その中で、子供達の声に耳を傾け、一人一人の個性を見るには少人数だと思っています。

マンツーマンという選択もあります。去年まで勤務していたのは、マンツーマンの授業をしていました。個人の弱点を把握して、そこを中心に授業を進めるという点は、マンツーマンの長所です。しかし、ゆったりペースの子はのんびりしてしまい、他の子と対話もありません。

今回塾では、ディベートやビブリオバトル(読んだ本の感想を短時間にまとめて発表する)などをしたいと思っています。この場合、あまり大人数ですと、発表を待っているとき、間のびしてしまいます。一人一人の声に耳を傾けて、それぞれが意見を言い合う時間をもつには、1クラス6人までです。

そして、塾で自分の意見を言う、それに誰かの意見が加わる、そういった体験を沢山してほしいです。学校のような大人数の場面では、大人しいお子さんは思いを伝えられません。少人数食らうでは、大人しいお子さんも元気なお子さんも、様々な意見を交わすことができます。そして、塾のクラスを生徒さん達の居場所にしてほしいです。そこに行けば、意見を発表してそれに応えてくれる仲間がいて、一緒に成長していくことができると思える居場所です。

お子さん達に発表の時間を与えると、思いがけないことを発表してくれます。去年中学三年生の集団クラスで英語を教えていました。授業冒頭の15分、面接の練習として自分のことを1分半で紹介する時間をつくりました。それまでのクラスの様子から、これは難しいと思っていましたが、とても面白い授業になったのです。ある日のタイトルは「高校生になったら何をしたいか」
男子生徒はスイーツの食べ歩き(スイーツという言葉と結びつかないタイプの男子でした)
女子生徒はプロレス観戦をしたい(とても真面目でプロレスが好きとは想像もつかない生徒でした)
普段の授業で見られない生徒の意外な姿を知り、私もまた他の生徒達からもどよめきが起こり、楽しい授業になりました。

ご家族の方の知らない一面がでてくるかもしれないのです。そして、友達の意外な一面を知ると、もっとその人を知りたい、または自分を知ってほしいという気持ちが高まります。そこに新しいコミュニケーションが生まれ、自然と人との関わり方を学ぶことができます。

何度もブログで書かせていただいていますが、人間は朝目覚めてから寝るまで脳内では沢山のことを考えています。子供達も同じです。それを人に伝える、それはとても大切なことです。伝えることで、自分自身の考えを再確認します。また、人からの意見を聞くことで、自分考えもつかない発想の刺激を受けるのです。そして、自分の意見がでてきたら、授業で取り組みたいことなどの意見も聞いていきたいです。そこからアクティブラーニングにつながっていくと思っています。

社会に出て必要なのは、こういった能力だと思います。少人数の中で自分の意見を言えるようになれば、大勢の前でも発表できるようになります。

少人数で、一人一人の個性を引き出して、私も一緒に成長していきたいです。

【子供だけで】

2018-04-21 21:03:39 | 子供の成長
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[子供だけで]

相談しています。ジュースの自動販売機の前でした。

今日は京浜急行の川崎駅。川崎大師に向かう電車、大師線のホーム。ジュースの自動販売機の前に5,6人の小学生男女混合グループがいました。
「ここでジュース買うと、帰りのバス代がなくなっちゃう。」
小柄な女子が言います。
「大丈夫じゃない。」
無責任な男子が言います。どうも、自動販売機のジュ―スを購入するか否かの相談のようです。グループでこれからどこかに出かけるのでしょう。普段はご家庭の方と一緒なので、金銭の心配はありません。しかし、友達同士でのお出かけでは、会計管理は自分自身です。

この光景を見て、次男が小学生の時のことを思い出しました。次男が所属していた少年野球チームの面々で、子供だけでよみうりランドに行く計画を立てていました。それぞれの保護者も、いつもの仲間で行くツアーなので、反対もなく朝、元気に出発しました。保護者が安心していたのは、この少年野球チームにはしっかりした女子がいたので、みな安心していました。

帰る時間になり、それでも少し心配しながらチームメイトのお母さんと一緒に待っていました。すると、第一便で具合の悪くなった男子をしっかりものの女子が自転車の後ろに乗せて帰宅してきました。午後から具合が悪くなったということで、まず、その男子を送ってきたということでした。さすがです。そして徒歩チームには、泣いた後の6年生がいました。この男子、遊園地で豪遊して帰りの電車代がなかったそうです。IC乗車券をもっていた友達が、電車代を貸してあげたそうです。5年生、6年生の男女混合の7,8人でのツアーでした。

帰宅してから、次男がとても楽しそうに一日の珍道中の話しをしてくれました。豪遊した男子には、しっかりものの女子が
「お金使いすぎちゃだめだよ。」
と言っていたこと。途中で具合の悪くなった男子をみんなで心配したこと。そして後日、他のお母さん達と、当日の話しをつなぎあわせると、かなりの冒険であったことが想像できました。

可愛い子には旅をさせよ、とよく言います。子供だけで困難を乗り越えることで、大きな成長が見えました。その後、団結が強まり、野球のプレーにも反映されていました。子供の力を信じること。そこから、子供は想像以上の力を発揮します。

今日見た小学生のグループも、きっと何かをつかんでいることでしょう。