こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[必要ないの?]

2018-03-10 19:01:44 | 言語
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[必要ないの?]

多言語でコミュニケーションをとるという活動をしていますが、その活動の中で面白い機械が話題になりました。それがこれです。

▲翻訳機械
ポケトークの広告


この写真は、ファミリーレストランの夢庵のテーブルにあった広告です。とても興味があり写真をとりました。沢山の国の言葉を日本語に翻訳する機械です。値段も3万円弱です。今後は、外国語を勉強する必要ななくなるのなか?とふっと思いました。

先週の水曜日に、多言語活動をしている場所で、コーディネーターのSさんが問題提示をしました。それがこの機械のことでした。Sさんは、ジャパネッタカタの通信販売の広告を持っていましたが、同じ機械です。
「こんな機械がありました。この機械があれば、多言語を習得する意味がなくなるのでしょうか?」
そしてこの質問の答えは宿題となりました。

私も同じことを考えていたので、びっくりしました。どうなのでしょうか?この機械を通して話しをすれば、時間はかかっても会話は成立します。しかし、テレビの衛星中継のコントのように、会話の間に不思議な間がうまれます。その間は、決して心地よいものではありません。他の国の言葉を話すことができたら、会話もスムーズで、楽しい余談ができそうです。商談も、そんな余談からもりあがることもあるでしょう。私は余談が大好きです。

私はこの機械を見たときに、他の発想をしました。この機械を使って、多言語を覚えようと思ったのです。発想の転換です。例えば、「愛している」だけなら、日本語・イタリヤ語・韓国語・英語・中国語・フランス語をしっています。それだけならべて、中学生の授業で話しをすると、もりあがります。中国語の「愛している」は、中学の社会科の先生に教えてもらいました。その言葉をずっとストックしておき、使えた時はとても嬉しかったです。

ですから、この機械があったら、多言語を覚える必要がないというのは極論だと思います。それでも、機械の中の言語を全部覚えられるわけではないので、その部分では機械にお任せ。それ以外の部分では、他の国の言葉を覚えるのに利用していいと思っています。

しかし、すごいですよね。文明の発達。前回、アナウンサー教室のフリートークでのことです。
「テレビ電話は、ドラえもんでみていましたが、絶対に開発されると思っていませんでした。」
と言うと、ヤング生徒たちは、ぽかんとしていました。同世代の先生だけが、大きくうなずいていました。

次回の多言語活動の場で、この話しを上手くできるように、タイマ―を使って練習する予定です。