こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[一文を短く]

2018-03-04 20:56:56 | アナウンサー教室
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[一文を短く]

4人でディベートをしました。5分間。フリートークする「お題」は、開始直前に伝えられます。

概要だけを最初に先生から伝えられました。半年前から通っているアナウンサー教室の授業です。滑舌よく授業をするために、通っているのですが、後半の授業は、毎回ドキドキすることばかりです。

今日は生徒が全員で10名。少ないです。この10名を4人、3人、3人というグループ分けをします。今日は真ん中に発表でした。生徒たちみつめる机の正面に横一列に座り、前にカメラ撮影する方が座ります。そして、タイマ―をセットします。5分。

私達は3人チームでした。緊張を外に見せないようにしていますが、私は手に汗をかいています。「お題」は、
「タイムマシーンを使用して、どんなことを実況したいでしょうか?」
「タイムマシーン?」最初のグループは「好きなテレビ番組」につていの「お題」でした。私達は、想像をしてこたえる問題です。
私は口火を切って、
「私が生まれた時の母のお産を実況したいです。」
と言いました。隣の方が
「誰に見せたいですか?」
「息子達にみせたいです。」
しかし、人をひきつける話しではないです。
グループトークはもりあがりをみせず、「恐竜の時代を実況したい」「未来の環境をみたい」
などと続き、5分になりました。

全員の収録がおわると、大画面で映像を確認します。他のグループの意見、発表者の意見、先生の意見と続きます。私は、自分の映像をみて、姿勢の悪さ、ジャスチャーの多さ、表情の硬さを感じました。私のグループは、もっと元気よく明るくという指摘を受けました。

二回目の「お題」は、「どんな番組をつくりたいか」です。最初に私以外の二人が答えます。今回与えられた時間は3分。二人が応え終わった時点で2分30秒。私は「私は話す時間がない」と焦ってしまいました。それでも
「大学で美術史を学んでいたので、街にあふれるオブジェの写真を集めた番組をしたい」
と言いました。そこで終了。

先生から、私のグループは三人とも前起きが長いと言われました。確かに。
「オブジェの番組を作りたいです。」と言えば、他の二人が質問してくるので、それでトークをする。語順を変えて、人をひきつけるとよい、というアドバイスでした。

グループトーク、本当に難しいです。先生からは、授業の内容だけでなく、周りに気を使える人になるようにというお話がありました。それは、トークを始める前の準備、撮影スタッフの方への気配りなど、日頃からこまかいことに目をむけていないといきなりはできない。現場だけでできない所をアナウンサーの試験官はみているそうです。
1 声を大きく
2 一文を短く
3 滑舌よく
この三つをしていくと、口の動きも表情も変わっていきます。そして、「とか」「じゃないですか」「みたいな」のような若者言葉を使用しないように普段から気をつける。私は、若者言葉を使うことはありませんが、「ら」抜き言葉を使っていました。「見られる」を「見られる」と言ったのです。これは、授業をする時も気をつけていきたいです。