あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

マイ・フェイバリット・クリスマスブック その3

2010-12-22 23:50:21 | 本(児童書・絵本)

これは、中学生のとき、同級生に貸してもらった絵本です。

自分では持ってないし、その時以来ちゃんと読みかえしていないにもかかわらず、鮮烈な印象があります。

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本) さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1974-10-25

まずコミックのように、コマで区切られているのが面白かったし、愚痴ばかり言ってるサンタのキャラクターが新鮮でした。

小学校高学年のころ安野光雅氏の『旅の絵本』に感動した私は、細かい絵をじっくり観るのが好きだったということもあり、すっかりお気に入りの絵本に。

それに、愚痴ばっかり言ってるけど、案外サンタの生活、楽しそうなんです。

子どもも喜んでくれる絵本だと思うけれど、大人向きって気もします。男の人も、面白いと思う人多いかも。

その後、大人になってから、『スノーマン』を読み、ビデオも買いました。

スノーマン (児童図書館・絵本の部屋) スノーマン (児童図書館・絵本の部屋)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1998-10

これも、コミック風にコマ割りされていますが、台詞はなく、詩画集のような美しさでした。

ビデオも、最初の主人公の回想のモノローグのほかは、たしか音楽だけだったと思います。

白一色の世界の清潔な美しさと、エンディングのもの悲しさが心に残って、コミカルな『さむがりやのサンタ』とはまた違った面白さでした。

両極端なブリッグズの絵本、どちらもおススメです。

コメント (2)
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