あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

1月のドラマその2 『最後の約束』

2010-01-12 23:42:49 | テレビ番組

摩天楼の身代金 (文春文庫 (275‐7))
価格:¥ 571(税込)
発売日:1983-01

もうだいぶ日にちがたってしまいましたが、先週土曜日に放送された、『最後の約束』について少し。

嵐5人の主演ドラマ。サスペンスタッチだったこともあって、私はけっこう、面白く観ました。

(この後、ストーリーの核心に少し触れてしまっています!録画したまま観ていない方はご注意下さい)

でも、スマップ5人が主演した、古畑任三郎ものを思い出し、“グループが犯罪を犯し、ラストシーンは逮捕直前、というのがジャニーズグループドラマのコンセプト?”とちょっと可笑しくなったりして。

あと、5人がバラバラに行動しているときには、それぞれのシーンがほぼ等分にあっても気にならないのだけど(群像劇ってそういうものだし)クライマックスシーンで全員が一堂に会したとき、一人ひとり次々に同じくらい話すのは少し不自然さを感じました。(相手側と交渉するシーンだし、普通リーダーシップをとっている人が中心に話すと思う)

とはいえ。アイドルドラマの性質上、仕方ない、と思い直しました。たとえ本筋に関係なくとも、旅情ミステリーでの名所紹介を楽しみにしているファンも多いように、やっぱり見せ場は等分にあった方がいいのだよな、やはりこの場合、と思いました(楽しみにしている人を楽しませるのは、やっぱり大事だし、必要!エンタテインメントですもの)

あと、面白いと思ったのは、この5人の役柄には、普段の彼らそれぞれのパーソナルイメージが投影されていますよね。

二宮君は、クールな個人主義者。桜井君は、ちょっと頼りない、押しの弱い営業マン。松潤は女性をちょっと惹きつけるツンデレ野郎で、相葉ちゃんはそそっかしくとんちんかんなコーヒーショップ店員。そして大野君は、なんとなくやる気のない、清掃員。

けれど、それは彼らの演技なんですよね、ストーリーの中では。(たとえば、相葉ちゃんの役はとんちんかんな電話の内容で担当刑事を呆れさせるけれど、終盤それは、警察を間違った方向に誘導させるためと分かる)それは、私はちょっと面白いな、と思いました。

本当は、この物語の彼ら5人はどういう人なのかしら……少し気になる。

あと気になるといえば、写真だけしか出てこなかった《イギータ》くんは、可哀想だし“誰なの君は?”と思った

ところで、ビルジャックといえば、たいていの人が連想するのはやっぱり『ダイ・ハード』なのでしょうが、私はこの作品をふと思い浮かべてしまいました。

ビルジャックものとしてはおススメの1冊です。

コメント (2)
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1月のドラマその1 『Wの悲劇』

2010-01-12 22:59:40 | テレビ番組

Wの悲劇 新装版 (光文社文庫) Wの悲劇 新装版 (光文社文庫)
価格:¥ 660(税込)
発売日:2007-04-12

昨日の夜、菅野美穂主演の『Wの悲劇』を観ました。

私は原作を読んだことがなく、また以前映画化された作品も観ていなかったので、まったく新鮮でした。

もっとも、先入観はありました。私が読んだ夏樹静子作品は短編のみで、しかもみな暗かったので、重い話だと思っていました。

タイトルや、雪の山荘テーマや、セレブ一家の殺人事件とくれば、絶対ドロドロしていそうだと思ったし。(菅ちゃん演じる春生もドロドロを期待してたし)

ところが予想もしない清々しい終わり方でびっくり!

全体的にユーモアがちりばめられていたし、春生のダメ彼役で宮藤官九郎が出ていたので、“クドカンシナリオ?”とも思ったけれど、岡田惠和氏脚本だったんですね。

(以前宮藤官九郎氏が、“売れてない頃、使ってもらえるあてもない2時間サスペンスの脚本をいくつか習作で書いたけれど、自分がサスペンスに向いてないと分かっただけだった”というような事を話されていたので、リベンジしたのかと思った。でも違ったのですね)

原作に近い仕上がりなのかしら?どうでしょう?

ところで、菅野美穂ちゃんは好きな女優さんで、気立てもよさそうに思うのだけれど、妙に意地悪そうな役や、したたかな役がハマるのはなぜ?とも思いました。

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