あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

気のまよいの英語 スピーキング編その3

2010-01-15 18:35:51 | 日記・エッセイ・コラム

まだこのテーマ続きますスミマセン

その1、その2と、ちょっと怪しげな英会話教室に通ってしまった話を書いていますが、わりとすぐやめてしまったにもかかわらず、けっこう色々ありました。

フツーに困ったのは、やっぱり他の生徒さんとレベルが違ったこと

私は、無邪気にもまったく初心者でいい、と思っていたのですが、他の方は私から見れば中級以上のレベルで、肩身が狭かったのです。

その上、他の方は私以上にすぐ来なくなっちゃって、先生とマンツーマン、ということが結構あったのもプレッシャーでした。

あるとき、まさにマンツーマンで、先生がテキストを音読して下さったことがありました。

内容は、ざっくり言いますとショートストーリーで、ある事件で取り調べを受けている男がいて、供述も曖昧だしこの男が犯人に違いない、と刑事さんは思うのですが、結局、その時間帯には男は別の犯罪を(窃盗か何か。取り調べられている事件より微罪)していたことがわかる、というものでした。

読んだ後先生は、“理解できた?”と聞いてきて、私はイエス、と答えました。すると、私がダメ生徒だからでしょうね、先生は“本当に?”とダメ押ししました。

なので、“彼にはアリバイがあるってことでしょ?”というと、“難しい言葉知ってるね”とちょっと驚かれました。

アリバイ、って、そんなに難しい言葉じゃないですよねつまりそれほど私がボキャ貧だったということです

議論を仕掛けてくる先生にも困りました。(シンさんからのコメントのお答えに少しそのエピソードを書きました)

湾岸戦争についてどう思うとか、クリスチャンでもないのに、クリスマスどころかハローウィンまでイベントをしているのは何故か、とか。

そんなこと、日本語で説明するのも難しいっつーの!

そのときは他の生徒さんもいたので、私だけに向けられた質問ではなかったけど、若かったので少しカチンとして、質問を質問で返しました。(説明するよりその方が簡単)

“ハローウィンの起源を知らないのですが、では説明していただけますか”と。

(ケルトの神話やマザーグースや、レイ・ブラッドベリとか読んでいたので知らなくはなかったけどわざと言った今から思えば腹黒)

その女性の先生は、“もともとは古代ケルトのお祭りで……”と説明しはじめましたが、だんだん勢いがなくなり、黙ってしまいました。

先生は、オーストラリアの方だったのです。おそらく、アイルランド系でもなかったのでしょう。

私は、意地悪にも、心の中ではありますが、『そっちだって借り物じゃん』と思いました。表情にも出ていたのでしょう。

今は反省しています異文化交流は、もっと思いやりを持つべきですよね……

でも、若い自分の無鉄砲さが、今となると羨ましい気もします。今だったら、何も言い返せないかもしれません

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気のまよいの英語 スピーキング編その2

2010-01-15 00:38:23 | 日記・エッセイ・コラム

英語が苦手で、ボキャ貧(ボキャブラリーなし)だったのに、気のまよいで英会話教室に通うことにしてしまった、という話を、昨日の記事で書きました。

ところがそこが、ちょっと怪しげな英会話教室だったのです。

なぜそこにしたかというと、専門学校時代バイトをしていた本屋さんの2階でやっていたからです。(気安さがあったのですね)

でも、もちろん本屋さんは場所を貸しているだけで、その英会話教室とはべつに関係はなかったのですが。

スポンサーに某会社がついていて、はじめはサクラとしてそこの社員の方が何人か来ていたのですが、普通の(?)生徒さんが何人か入ると、その方たちは来なくなってしまいました。

そうして、その何人かの生徒さんも、いつも出席するわけではなかったので、私は先生とマンツーマン、ということが何度かありました。

しかも、ここが怪しげなところなのですが、先生は一言も日本語が話せない!いや、それはまだ良いとしても、正式な教師でもないようでした。(先生は何度も変わり、普通に工場で働いているという外国の方が来たことも)

その上、あるときそのスポンサーの会社の方が、今夜(教室は夜間だった)は先生を送っていけないので、車で家まで送ってやってほしい、と私に言ってきたこともありました。

今だったら、“お金を払って、なおかつなんで家まで送らなきゃならないの”と怒るところですが、その頃は私もうぶだったので押し切られてしまいました。

でもその時の先生は男性。しかも、長身の私から見ても見あげるような大男で、ちょっと怖かったのです。

狭い車中で黙ったままだと気づまりなので、私はブロークン極まりない英語もどきで、先生に“この車は貴方には狭すぎるでしょう”と言ってみました。(軽だった)

すると彼は、“うん、僕にはこの車はちょっと可愛すぎるみたいだね”と言ったので、“私にとっても、そうなの”と返してみました。

すると、“うん、それは気づいてた。日本女性にしては、背が高いよね。どのくらいあるの”と聞かれたので、“168センチ”と答えると、彼はちょっと考えて、“5フィート6インチくらいかな”と言いました。

そのあと、“それが、私のコンプレックスなの”と言うと、“そう?背の高い女性って素敵だと思うな。日本女性は小さくて可愛いけど、ちょっと子どもっぽく感じるもの”と彼が答えたので、わー、国が違っても男の人の言うことってだいたい同じなんだ~と思いました。(嬉しかったですけど、日本の男性も近いことを言ったひとがいたので)

でもなにより、その会話での収穫は、自分の身長から、英米小説の背丈の表記が分かりやすくなったことでした。

自分はエルキュール・ポアロより背が高いけど、ハル・ウィリスより低い。シッド・ハーレーと同じくらいなんだ、とか思うと、小説のキャラクターたちの身長も想像しやすくなりました。

(けど、168センチというのは高校生の時の記録で、その後病院で計った時は170センチでした5フィート7インチだ)

そうして、その先生はそのすぐ後、プライベートのもめごとでお国(オーストラリア)に突然帰ってしまった。

やはり怪しげな教室だったなぁ……

コメント (4)
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