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れっちゃん一家の日常、ときどきデンマーク住宅

音楽と猫が大好きなれっちゃん一家。デンマーク住宅(odinhome)での家族5人とChipieたんの日常生活記録です

No.692 ■2F洋室の悪臭事件(ようやく完結・・その2)

2014-12-06 19:31:00 | 住み心地
原因はわかりました。

では具体的にどうするか

本当は前回書いた通り、トラップを挟むのがベストですが、物理的に無理なので次善の策を考えなくてはなりません。

そして出した結論は・・

外壁に小さい穴を開け、ドレーン管のみを屋外に出して排水させることになりました(*_*)

最初聞いた時は

「ぜったいNo!」と思いましたよ。

せっかく穴のないすっきり外壁になっているところに、最初から計画していた穴ではなく、後から開けるなんて正直言って不安を拭い去ることが出来ません。

気密シートは・・遮熱シートは?断熱欠損は起きないのか?その他いろいろな不安が頭の中を駆け巡りました。

でも、そうは言っても他に選択肢がなければ仕方がありません。

オーディンホームさんが責任をもってやることですので、そこを信じるしかない・・と腹をくくることにしました。

もちろん、そのへんの街のエアコン屋さんがやるのであれば、それはそれは不安になったかもしれませんが。


いざ、方針は決まりました。

あとは施工を信じて託すだけです。



ますば室外機のチェック



ダイキンのマルチです。



ここに穴を開けます。

出すのはあくまでドレーン管のみ
冷媒管は今まで通りPSを通り、マルチにつながっているものをそのまま使います。


洋室の中を養生し、いよいよ作業開始



養生された室内
この部屋のみ北欧系の雰囲気はまったくありません(笑)

まず、いったん室内機を外します



外壁に空いた穴(T_T)

ちょっと悲しい・・



穴開けした時に、中のグラスウールがちょこっとだけ外に落ちてました。

わが家の断熱はグラスウール充填断熱です。

グラスウールそのものを悪く言う方がいますがまったくの認識違いです。

悪いのは施工方法と精度であり、材料が悪いわけではありません。

ただし、袋詰めのグラスウールをぶら下げているような入れ方ではダメかもしれませんね。

空気の動く隙間が出来ないようパンパンに入っていることが重要です。



建築中のphotoです
ピンクのグラスウールは自立します。
年月が経ってずり落ちるなどあり得ません。



新たに開けた穴からドレーン管を出す訳ですが、なるべく美しく設置してほしいですので、可能な限りカバーは平行にしてもらいました。
(少し傾斜しなくてはならないのですが20対1でいいようです)
カバーの中で傾斜させてると思います。



どうでしょう

すっきり出来たと思います。



縦は白い塩ビ管をそのまま使いました。



蛇腹のような管よりもこっちの方がすっきり見えると思います。



遠目にはほとんど気になりません。



最後はそのまま地面に落とします。

ちなみにこのくっついているものも簡易的なエアカットバルブとのことです。



こうしてようやくわが家で発生した2
件の悪臭事件が解決するに至りました(^^)

これから家を作られる方の何かの参考になれば嬉しいです(ならないか?!・・笑)。


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No.691 ■2F洋室の悪臭事件(ようやく完結・・その1)

2014-12-05 13:44:00 | 住み心地
先日書いた2F排水口の悪臭事件

今日はその続編を・・

と言っても、正確には別個のもの。
そして、さらに大がかりなものです。

「現場」は2Fの娘の部屋

前回の記事の洗濯機置き場に隣接した部屋になります。

起きる事象は

・同じように臭気が発生すること
・いつもという訳ではないこと

ある意味、前回の記事と同じです。

では、それが起きるタイミングは?

これが(隣の洗濯機置き場と)一緒ではありません。

そして、その部屋の住人いわく・・いったん臭いはじめるととても寝られない

そりゃそうだ(*_*)

それでは、どのくらいの頻度で起こるかというと、この2年間で数回です。

起きたと思うと次の日からは全く平気・・そんなことがあってよくわからない状態でした。

状況を、かの「たくまくん」に報告

ただ、この時から最終的に解決するまで、実は結構時間がかかりました。

向こうもどうしたら解決するか・・また、そもそも何が原因なのかをはっきり特定できなかったのかもしれません。


そして、出てきた結論は「エアカットバルブ」の不具合・・でした。

わが家のエアコンはすべてPS(パイプスペース)にダクトが埋め込まれており、冷媒管、ドレーン管ともに外壁からニョキッと出ている部分がありません。

見た目すっきりでとても気に入っている部分です。

この洋室のエアコン配管も同様の処理となっています。
でも、これそのものが問題なのではありません。

問題になった直接の原因はドレーン管からの排水を、屋外にではなく排水口に直接排水させるようにしたこと、さらにその先に排水トラップがなかったことでした。

そもそもエアカットバルブとはなんぞや?



※画像はわが家に使われているものと同じではありません・・イメージです。
以下はwebで検索して出てきたエアカットバルブの販売サイトの文章です

特長:室内への悪臭侵入をカットします。
水の逆流による「ボコボコ音」を防止できます。
高層マンション及び気密住宅等に設置されたドレンホースからの外気(夏季時の熱風、冬季時の冷風)の進入を防ぎ、省エネ運転に効果を発揮します。

とあります。

今回使用したエアカットバルブは、わが家を施工した時期から新しく採用した高性能のもの(かなり大きい)だそうです。

そして、同時期に施工した他のお宅でわが家と同じ現象が起きたところがあり、そちらでも実は対策に追われているそうな・・(早く言ってよ的にちょっと思った)

結論を先に言うと、要はこのエアカットバルブは空気の逆流を止めることができるのですけど、使っているうちにゴミやチリなどが挟まるなどして微妙な隙間が生じてしまうことがあるらしいのです。

高気密3種換気住宅でそれが起きるとどうなるか?!

前回同様、やはり超高気密があだになり、この僅かな隙間から外気を部屋の内部に引っ張ってしまうことになるのです。

それでも、入ってくる外気が普通の外の空気ならたいしたことはありません。

今回の洋室の場合、不幸なことにその引っ張ってくる外気が排水口の空気になってしまった訳です(*_*)

この高性能エアカットバルブでは、そういうリスクはほとんどないとの話が部品採用する際にあったとの説明でした。

まさかこんな問題が起きるとは予想しておらず、認識が甘かったのは申し訳ない・・と。

ちなみに、仮に僅かな隙間が生じたとしても、排水管とエアカットバルブとの間にトラップがあれば問題にならなかったはずです。

今回の対策でも、そういう方策が取れないかを検討しましたが、残念ながらそのためにはスペースが足りないことがわかり断念しました。



この玄関脇の収納を一旦外すとキッチンとの間にパイプスペースがあります。

そこに穴を開けてトラップを挟めればベストでした。

ただ、そうするためには構造材の一部を削るなどをしないとトラップを挟むためにはスペース的に無理があり断念することに(^_^;)

建物本体の性能低下はどんなことがあっても避けたいです。

配管のみてくれのために性能を犠牲にするなど本末転倒ですよね。

それはもちろんオーディンホームさん側も同じでした。

そして出てきた提案(結論)は?

以下次号(笑)


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No.686 ■2F排水口の悪臭事件

2014-11-29 14:40:00 | 住み心地
今回は先月解決した不具合?についてご紹介します。

2012年9月末に入居して既にまる2年以上が経過しています。
幸い、根本的な不具合はありません。

でしたが・・時折すごい臭いに悩まされることがこの数ヶ月の間に起きていました。

そして、やっかいなのが「いつも」ではないことです。

まさに「時々」起きるので、一体何が悪いのか・・いまいちつかめませんでした。

その臭いの発生場所は



2Fトイレ兼洗面所兼洗濯機置場

一旦(悪臭が)発生すると、とてもドアを開けたままではいられません。

それくらいひどい臭い・・何の臭いかというと、それはいわゆる排水口の臭いです。

というと、可能性は一つしかありません。



洗濯パンにある排水口


この右側奥にトイレがあり、その上には24時間換気システムの排気レジスタがあります。



従って、大きな空気の流れでは洗濯パンから仮に悪臭が出たとしても排気レジスタにそのまま吸い出されるはず。

したがってドアを閉めておけばその外に臭いが出てくることはありません。

ただ、だいたい(ドアを)オープンにしていることが多いので、この排水口から漏れた(と思われる)臭いが階段を通って1Fの方にもじんわり漂ってくることがありました。

これはたまらないと、わが家の監督「たくまくん」に連絡。

いろいろ試行錯誤しながら一旦洗濯機の排水を外し、中をチェック。



この狭いすき間をチェックするのは大変だったようです。

そして判明したのは

ここにはトラップがあるのですが、そこのトラップに至る接続部にほんの少しだけきちんとはまっていない部分があったとのこと。

洗濯パン下の排水トラップの施工なのか、うちが引っ越してきた時に洗濯機を接続してくれた業者さんの問題なのか、よくわからないのですが、とにかくほんの少しではありますが隙間が出来てしまう感じになっていたそうです。

そして隙間が出来たときに起きることとは・・


わが家は3種換気です。
そして24時間換気によって常に強い負圧の状態になっています。



家のなかで吸気する場所は、原則各部屋にあるこの吸気レジスタのみです。

ここに手をあてると、新鮮な空気が外から入ってきているのを感じることができますよ。


そして、この高気密があだになり

この排水トラップ接続部にわずかな隙間が生じた時に、排水口内部の空気を外部新鮮空気よろしく家の内部に取り込んでしまっていたのでした。


原因がわかれば後は簡単
たくまくんがガシッと接続部をガッチリ締めてくれました。

そうしたら見事に、ウソのように臭いが出ることはなくなりましたよ!(* ̄∇ ̄)ノ



ね~ね~、なおったの?



どれどれ・・チェックするよん



ホントだ、臭くなくなったね~♪
よかったよかった。

たくまくん、お世話になりました(^^)



しかしこのあと・・

もう一つ別件のヤマがあったのです(これはまた別の機会に)



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No.651 ■秋まっさかり!家の中の温度変化は?

2014-10-18 09:18:00 | 住み心地
先日台風が通り過ぎたら、全国的にいきなり秋が深まりました。

うちのあたりでも朝晩は日に日に確実に寒さを増してきてます。

昨日17日の府中市の気温は



from tenki.jp

これを見ると最低気温は11. 5のようです。

北の方から見れば「なんだ~♪まだまだそんなもの?」でしょうけど、急激に下がってきてますね。

今朝はもっと低いかもしれません。

予報だと明日はひと桁台になってますね。

で、昨日の朝、7時台の1Fリビング温度計では



24.2℃、湿度47%でした。

もちろん寒いわけはありませんが、少し涼しく感じるようになってきました。

湿度が低いということもあるかもしれません。

まだ床暖房のお世話になることはありませんけど、いつ頃から入れようかな~と妄想中です。

去年はいつ頃だっけ?と思って過去記事見たら10月27日でしたね。

おととし(この家が完成してはじめての冬)も10月末だったみたいです。

だんだんと冬が近づきます。

でも、うちの中は冬がとても快適環境なので・・(^.^)正直、冬こそが楽しみ(笑)

これこそ北欧住宅の真骨頂だと思います。

長く暗い夜と寒さの厳しい北欧では、低エネルギーで家の中を一日中快適に過ごす術が発達しました。

そこに暑さ寒さを我慢するという思想はありません。


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No.596 ■家の中全てがほぼ同じ温度という幸せ

2014-08-08 13:37:00 | 住み心地
今年は暑いです!

いや・・今年も暑いです・・ですね!

でも、気象庁の長期予報では今年は冷夏と言ってました

今となってはどうでもいいですけど(笑)

一方で、ものすごい雨が降り続いている地域もあります。

異常気象や温暖化で全てを片付けるマスコミには辟易してますけど、暑いのは事実。

いずれにしてもその中で生活していかなくてはなりません。

さて、毎日強烈な太陽が照りつける関東地方

わが家の辺りも連日35度以上をキープしてますね。


そんな灼熱地獄でもわが家の中は別世界(^^)

十分な断熱性能の玄関ドアを開けると、外がいくら灼熱でもそこには約27度の快適空間が広がります。

帰ってくると、思わず「ふぅ~っ」と言ってしまいます(笑)

そして、これを一日中キープしています。

玄関ホールや廊下にエアコンがあるわけではありません。

でも27度なのです。

そして、リビングはだいたい26度台。

もちろん今の時期はリビングのエアコンをつけますけど、設定温度は基本28度(時々27度に下げられてる時もありますが・・笑)です。

28度設定でも、リビングの温度は26度半ばをキープしてますね。


そしてエアコン動いてない?と思える時間がかなりあります。

エアコンはつけたり消したりを繰り返すのではなく、連続運転する方が消費電力が低いと言いますよね。

わが家でも連続運転です。

もし、涼し過ぎるかな・・と思うようなことがあっても、オフするのではなく、設定温度を上げてつけっぱなしの方がいいように思います。


わが家の夏のエアコン稼働の基本は、小屋裏の防音練習室のエアコンを24時間連続運転させること(当然ドアは全開)です。


小屋裏なので床置き

それだけで、ほぼ家全体がほどよい温度に保たれます。

もちろん各部屋を閉めきることなく少しドアを開けておくことが必要ですけどね。

寝室のドアもちょっと開けておいてます(Chipieたん出入りするし・・笑)

こうしていれば寝室のエアコン使って寝ることはまずないです。

それでも暑さ知らずで快適です(^^)

全館空調であればドアを閉めていても各部屋に吹き出し口がありますが、さすがにそれは無理。

でもある意味それに近い効果を実現できているのでは?と思います。


ちなみにわが家は誰かしら必ず家にいることが多く、完全留守の状態にはあまりなりません。

このため、冬もそうですが24時間冷暖房の方が何かと都合がいいということもあります。

そして、仮に出かけることがあっても小屋裏のエアコンは切りません。

それを無駄だと感じる方もいらっしゃると思いますが、それはもはや気分や信条の類いだと思います。

とにかく、断熱・気密が徹底され(もうひとつ遮熱もあればなおよい)た家では、エアコンの電力負荷は最小限で済みます。



Denmark Storke 木製サッシ
ガラス厚4mm(ベア)、アルゴンガス16mm、Low-e遮熱タイプ、U値1.15
この窓、いい仕事してますよ(^^)


日本のエアコン技術は世界のトップレベルだそうです。

でも、その技術を生かせるはずの住宅の断熱・気密性能は残念ながら欧米から大きく遅れをとっているのが現実です。

せっかくの世界トップレベルのエアコンをエネルギー駄々もれの家でフル稼働させてるというのが実態かも知れません。


今日もChipieたんは快適に..zzZZ

廊下、トイレや洗面所を含め、家の中がほぼ同じ温度になってます。

通常小屋裏やロフトは暑いよ!と言うイメージを持たれる方がいらっしゃるかもしれません。

でも、屋根断熱+遮熱対策をした小屋裏スペースはもともと全く暑くありません。!

そして、家の中全てがほぼ同じ温度ということは=使えない部屋(スペース)がないことに他ならず、これはものすごいメリットです。

もちろんこれは冬も一緒。

温度のバリアフリーと勝手に呼んでます(* ̄∇ ̄)ノ

これから家を作られる方にはぜひ気にしていただきたいポイントです。

吹き抜けだろうとなんだろうと快適な温熱環境は可能なのです。

こんな風に書くと、夏にダウン着て冬にTシャツでさぞ快適でいいですね・・みたいな皮肉を言う人がいます(゜〇゜;)

そういう人をまともに相手にすると疲れて空しくなるのでその場合は無視しましょう(笑)

無駄なエネルギーの浪費はもちろんNGです。

でも我慢して生活することが省エネだと勘違いしている方、ハウスメーカーさんがまだまだ多いのが現実。

ちなみに太陽光発電していればエコで省エネかと言えば全面的にはそうではありません。

太陽光を否定はしませんが釈然としない(少しへそ曲がり?)んです。

それはまた別の機会に



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