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れっちゃん一家の日常、ときどきデンマーク住宅

音楽と猫が大好きなれっちゃん一家。デンマーク住宅(odinhome)での家族5人とChipieたんの日常生活記録です

No.12 間取り図など・・

2011-12-22 23:43:04 | ■ハウスメーカー検討(手探り期)
さて、このようにハウスメーカー候補について、自分の中では、この「建築舎」「オーディンホーム」2社にほぼ絞っている状態でした。そのポイントは、もっぱら建物の性能を重視しての判断です。ただ、まだまだ着工は先だという事情もあり、いまひとつ両社とも動きは鈍い?感じがしていました。もっとも、具体的に動くと言ってもなかなかそこまで動ききれないのも確かでした。というのは我が家を建築する土地は約35坪なのですが、そこは奥さんの実家がまだあり、さらにそちらを半分に分割することになっていました。そして、第一種低層住居専用地域で建蔽率40%、容積率80%という厳しい利用制限があるのです。容積率80%というのは、住宅地として最も規制の厳しい数値です。裏を返せば、高い建築物が建てられず、かつ空間に余裕を持った建築物しか建てられない(良好な住宅地域である)とも言えるのですが、35坪と言う面積では、建築基準法上のMAx面積は28坪ということになります。う~ん、ちと狭い!!
まあ、それは法令上の制限なので仕方ありません。いずれにしても、その中でどれだけ空間を有効利用し、間取りを工夫していくかと言うことになります。それまで、両社にプランを考えてくださいということでお願いをしたのですが、いくつか作成していただいたものの、どうも最終的なものまで煮詰まってきませんでした。結局、敷地調査をして、真北を出し斜線制限などの規制を全てぎりぎりまで考慮した上でないと、きちんとしたプランニングが出来ない(仮にアバウトでやってもいいものが出来ない)ということのようです。それだけ、やはり建蔽率40%、容積率80%というハードルは結構高いものがあります。

No.11 お宅訪問 - その2(オーディンホーム編)

2011-12-22 01:10:36 | ■ハウスメーカー検討(手探り期)
オーディンホームさんは、いわゆるモデルハウスを全く持っていらっしゃいません。そこで、やはり実際に施工されたお宅をお客様に案内していると言うことでした。
そして、オーディンホームさんの大きな特徴が「蓄熱式床暖房」「木製窓」です。後にこれが我が家のハウスメーカー選びの決定打になりました。

【その1】
2010.10(足立区)
実際に我が家が建築されるのは府中市ですが、今住んでいるところから比較的近いお宅と言うことでご紹介いただきました。伺ったのは10月ももう最後の日でしたが、まだ寒くてブルブルするような天気ではありません。オーディンホームさんの一番の特徴である「蓄熱式床暖房」をフルに感じるには、まだ少々季節が早すぎました。でも、ためしにちょっとだけスイッチを入れていただいたところ、しばらくするとほんわかとした暖かさが感じられるようになった気がしました。そして、帰る時に玄関で最も暖房効果を実感!玄関のタイルが暖かいのです。このお宅は、2Fリビングになっていたため、蓄熱式床暖房の効果もすぐには伝わりにくかったようです。
こちらのお宅を拝見して、とにかくシンプルな白を基調とした内装がさわやかなお宅だなぁという感想を持ちました。家具も、出ているものはあまり多くなく、収納するべきものはなるべく見えないところにコンパクトにまとめられ、部屋の中はすっきりとしているのがとてもいい感じです。そして、家の中の空気がとにかく新鮮!ということを感じました。今の家は、法令上計画換気が義務付けられていますが、これが本当の意味で機能してることの証明でもあり(一応こういう設備がついていても機能していない住宅が実は多いのです)、自分が今住んでいる住宅と如実に違うよなぁ・・と感じる部分でもあります。今住んでいる家では、どうしても家の中の場所によって、空気がよどんでいると感じることがあります。たとえば廊下の隅であったり、リビングであったり、場所はいろいろですが、食事の後のにおいのこもり方であるとか様々です。でもこちらのお宅や、このあとで紹介するお宅も、家の中がとてもさわやかな空気で満たされ、そういう生活臭のようなものを感じないことが、文字通り(笑)新鮮でした。住んでいらっしゃる方も、知り合いの方が来ると「まるでモデルハウスのようだね」と言われることがあると言ってました。まさにそんな印象を私も受けました!そんな風に、全てが機能的に整理され、コンパクトにすっきりとまとまっている、そして色使いはもちろん、家具や照明にいたるまで、トータルコーディネートされた上質な空間を感じます。

【その2】
2011.2(杉並区)
年があけ、最も寒い季節である2月、オーディンホームさん自慢の「蓄熱式床暖房」の性能をフルに体感すべく(笑)ぜひともどこかをご紹介くださいとお願いして訪問させていただきました。こちらのお宅はもう築10年近くとおっしゃっていましたが、まさに経年してますます魅力が増しているという表現がぴったりするお宅でした。使い込むほどに味が出る・・色があせるのではなく、味わい豊かに色に深みが出る、コクが増す。こういうことが感じられるのは「本物」を使っているからでこそなのでしょう。いわゆる「貼りもの」建材は使用せず、無垢を中心とした本物だからこそ、こういった経年変化を楽しむことができるのだと思います。こちらのお宅は、都内では珍しい大屋根タイプのお宅で、外壁が白い塗り壁に木製サッシ、さらに、家の下半分は白いレンガが貼られています。大屋根は少し明るめのグリーンを基調とした色使いで、外壁の白、木製窓の茶色とのコントラストがとても上品でいい感じに映えています。私も奥さんも、このイメージにやられてしまいました(笑)

このように、オーディンホームさんの家には、いずれのお宅にも共通したコンセプトがあります。
・構造面をしっかり(断熱性能・機密性能には妥協しない)
・シンプルなデザイン
・蓄熱式床暖房
・木製サッシ
デザイン等は、ある意味趣味の問題でもあるのですが、そこはインテリアコーディネートを担当する遠原さんの感性に負うところが大きいです。今回を含めて、見させてもらった2物件ともとても趣味のいい雰囲気のお宅でした。 冬に稼動している蓄熱式床暖房をはじめて体感しましたが、この杉並区のお宅は、朝1時間半、夕方1時間半の合計3時間、一日二回だけ床暖房をつけて、後は切ってあるということです。そんなにがんがんあったかいという感じとは違いましたが、フローリングはほんわか暖かく感じられました。わざとスリッパをはかない生活をされているそうです。リビングやキッチン、それに廊下も洗面所も同じ温度なので、リビングと廊下のドアはあけっぱなしでした。やっぱり間違いなく快適ですね。空気を暖めるというエアコンの発想ではありません。床暖房、しかも1Fのすべてを蓄熱層であたため、家全体が輻射熱であたたかくなるという仕組みは、それまで知りませんでした。これも、機密性・断熱性の施工がしっかりしていることが大前提になります。従って、躯体の基本性能には妥協できない・・これがオーディンホームさんのポリシーになっています。 事実、両方のお宅の方とも、家の住み心地は満点・・というか、まるでオーディンホームさんのセールスマンのように大絶賛されています。もっとも、自分の家について評判を落とすようなコメントはしたくないという気持ちだってあるかもしれません。でも、そんな心配無用ですよ!いうばかりに、みなさん「いいですよ~」「快適ですよ~」と言ってましたので、事実なんだと思います。
ただ、もうひと言ありましたが・・「決して、安くはないけどね・・」これには、森社長も苦笑していましたが。でも、何回かお会いするたびに、森社長をはじめとするオーディンホームのスタッフの方々は、単に一物件の不動産(あえて不動産・・しかも物件と表記します)を供給する方ではないんだという風に思えてきました。私は不動産関連の情報サービスの仕事をしており、仕事柄不動産業界の方々とお会いする機会がよくあります。ちなみに不動産業界ではひとつひとつを「物件」と呼びます。でも、今回のオーディンホームさんを見ていると、そのお宅を「物件」と表現するのはふさわしくないように感じるのです。あえて言うなら「作品」でしょうか。

森社長を見ていると、ほんとに家造りが楽しくてしょうがないという印象を受けます。いままで造られた一軒一軒のすべてが頭の中に入っているようです。会社がそれほどの規模でないということももちろんあるでしょう。でも、それ以上規模を広げたいという気持ちもなさそうです。実際、それ以上のものをやろうとすると、自分の把握できるキャパを超えてしまうということなのでしょう。儲け主義にはしる会社であれば、どんどん業容拡大し、協力業者を増やし、会社の規模を大きくしていくのだと思います。実際、やりようによってはもう少し大きくしてもできそうな気はしますが、そういう気がないように感じます(笑) 誤解を恐れずに言えば、森社長は新しい家を作るときは、原寸大の自分の趣味の家の模型を作る・・そんな気がしてなりません。究極の趣味の延長線上に自分の仕事がある。そういう幸せな自己実現をされているのだと感じます。そういう方が造られている家です。悪いわけがありません。
オーディンホームさんのHPにリンクが貼ってある「バンチャンパパの輸入住宅建築日記」
http://www.ban-papa.com/
このHPはほんとによく書いてくれてあって、わたしのお気に入りなのですが、この中にこんなフレーズが書いてありました。「この人の言うことは信用しないと損をすると思うようになってきた」そんな風に私も思えるようになって来ました。不動産にはとかく「うさんくさい」イメージがつきまといます。それは建築業界にもある意味当てはまり、工務店やリフォーム会社・・そういった中にも悪徳な業者はある一定数は確かに存在しているのでしょう。でも、オ-ディンホームさんにはそういう印象がまったくあてはまらないのです。ほめすぎかもしれませんが、こういう出会いがあったことに感謝したいと思います。


No.10 お宅訪問 - その1(建築舎編)

2011-12-21 01:10:40 | ■ハウスメーカー検討(手探り期)
さて、こうやって検討対象にあがったハウスメーカーですが、スウェーデンハウスさん以外は、いわゆる住宅展示場にモデルハウスを持っていません。そこで、こういう小さめのハウスメーカーさんは、だいたい自社で過去に施工したお宅を実際に案内して見てもらうことが多いようです。建築舎さんについて言えば、住宅展示場のモデルハウスはないですが、八王子の本社脇にモデルハウス兼会社事務所として使用している建物があり、そこで商談をすることが多いようです。

さて、そんなことで、建築舎さんで実際建てられたお宅を拝見しました。

【その1】
2010.9(武蔵野市)
こちらの希望として、一部屋を防音仕様にしたいと要望していたこともあり、地下に防音室があるお宅を見せていただきました。ただ、伺ってみたら期待していた全館空調仕様ではなく、通常の個別エアコンでした。それでも、地下室を作った場合の参考(容積率不参入)になりました。実は我が家が建築する地域の用途指定(建ペイ/容積率)がとても厳しく、延べ床面積の関係で頭を抱えていたのです。

【その2】
2010.11(八王子市)
八王子市内でも旧大手分譲地内にある、とても閑静な立地の素敵なお宅でした。お住まいの方もとても品のいい方で、ご自宅を絶賛されているのが印象的でした(笑)実際、ゆったりとした間取りと、質感にこだわった各所の造りが印象に残ります。こちらは全館空調仕様のお宅です。当日は11月後半のひんやりとした午前中だったのですが、家の中は寒さを感じさせず、さわやかな空気でした。ご主人がリビングでこだわったBOSEの天井埋め込みのスピーカーを満足そうに眺めていましたね。ああいうのはすっきりしていていいと思います。外壁の質感も趣味のいい左官仕上げで参考になりました。


No.9 アプローチ(その4) 2010.8 【スウェーデンハウス】

2011-12-04 22:53:24 | ■ハウスメーカー検討(手探り期)
前から気になっていたもうひとつの存在はスウェーデンハウスです。
http://www.swedenhouse.co.jp/

高気密・高断熱の代表格であり、木の窓が特徴的な同社は前から気になっていました。北欧スタイルの住宅の雄であることは間違いありません。それで、やはり資料をまず取り寄せてみようと、同社のHPから資料請求のメールを確か金曜の夜に出したのです。そうしたら、なんと翌日の土曜日午前中に、最寄の営業所(大宮)からNさんがDVDとパンフレットを持ってウチまで来たことにはびっくりしました。たまたまちょうど買い物に出かけていて不在だったのですが、昼に帰ってきてポストを開けてみたらいろいろ入っていてもうびっくりしましたね。たまたまNさんが行け行けどんどんタイプの営業の方だったのか、会社全体がそうなのかはわかりませんが、最初の強烈な一発でした(笑)
その後、メールと電話でNさんと連絡し、ぜひ埼玉新都心にあるモデルハウスに来てくださいとのことで、奥さんと出かけていきました。



その日は残暑厳しい夕方だったのですが、同社のモデルハウスの中は程よく涼しく、さわやかな感じだったことを覚えています。訪れたときの印象は、とにかくNさんの営業トーク炸裂だったこと(笑)窓と断熱材を力説されていたことです。そこは自分たちも一番関心があったところなので話には入りやすかったですね。断熱材に関しては「これだけのものが入っているんですよ」とのカットモデルがあり、何10年も経った同社の建物を解体した時の、中の断熱材の状態を説明してくれました。要は全く新築時と変わっていなかったということです。ただ、見積もりやプラン作成に関してはこちらには結局お願いしませんでした。それでも、その後Nさんからは定期的にメールやDMが届きました。参考までにご紹介します!

「先日は早速展示場までお運び頂き、ありがとうございました。
スウェーデンハウスはいかがだったでしょうか?
**様の御満足をきっと満たせる住まいだと自負しております。
前向きに御検討下さい。
今後とも、長いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。」

営業姿勢が旺盛な会社です(笑)

No.8 アプローチ(その3) 2010.8 【オーディンホーム】

2011-12-04 22:47:34 | ■ハウスメーカー検討(手探り期)
ひょんなことから検索して出てきたオーディンホームという名前。偶然ヒットしたこの検索結果が、その後、私たちの計画に大きくかかわることになりました。今思えば、それが運命的な出会いでした。



検索のキーワードは何だったか忘れましたが、多分「北欧 輸入住宅 高気密」あたりだったと思います。それまで、正直言ってデンマークという北欧家具のデザイン、伝統もあまり知りませんでした(森社長、すみません)。
そうやって、検索してヒットした同社のホームページ
http://www.odinhome.co.jp/

このホームページに掲載されている同社のスタイル、そして同社が手がけた施工例の写真のひとつひとつが、決して派手ではないものの、すごくセンスがよく洗練されていると感じたのです。一見して「これはいい!」と第一印象を持ちました。そして、資料の送付をお願いし、パンフレットが届きました。ただ・・・懸念が・・・それは、間違いなく<結構高そうだ・・・>ということ。そこに一抹の不安を覚えつつ、一度伺ってもよいかメールをしたのです。同社は五反田駅前にオフィスがありますが、実は私の勤務している会社は隣の目黒駅にあり、しかも会社から歩いて10分でオーディンホームさんに行くことが出来ます。メールをしたところ、早速翌日、自宅に電話がかかってきました。予定を調整し、平日の会社帰りに、五反田のオフィスを訪問しました。



初めて会った森社長は、いくぶん厳しい表情をしていたように(今思えば)思います。そんなこともあり、最初は少し気難しいタイプなのかな?とか、ちょっと自分にとってハードルが高い(敷居が高い)のかな?と思ったのも確かでした。でも、その時は、まだどれだけ値が張るのかは、実は全然わかっていなかったのです(汗)