「お伊勢さん」の呼び名で親しまれている伊勢神宮に行ってきました。
高速を走って3時間ほどで着くことができました。
20年に一度の式年遷宮の年に当り、平日でもかなりの人出で
内宮に一番近い駐車場は60分待ちでした。
おはらい町を散策しながら内宮に向かい
電話でお願いしてあった「お伊勢さん観光案内人」の方と一緒に
御正宮におまいりしてきました。
神聖な空気が漂う広大な神域
パンフレットに書かれていない情報を少しレポートします。
宇治橋を渡った神苑は昔各地から参拝に見える方たちのお世話をする職員の宿舎が並んでいた場所だそうです。
今は庭として木々が整えられ、富士山の溶岩石、さざれ石が置かれ
柵の外に揚げられる日章旗と合わせて日本らしさがうかがえる場所になっています。
手水舎が用意される以前には必ずそこで
参拝前に身を清めていた五十鈴川の御手洗場ですが、
その清流の清らかさを維持するため上流で作業が続けられています。
秋の遷宮に備え正宮の隣にきらめく鰹木が並んだ新しい社殿がほとんど出来上がっていました。
おまいりの時、す~っと風が吹いてうすぎぬがあがり中をうかがうことができたのは幸運でした。
伊勢市の3分の1を占める神宮の広さですが、
甲子園1300個分という説明が関西らしいです。
神宮杉と言われ、神宮で生まれ育った杉の木ですが、
他の場所にあったらその一本一本が御神木になりそうな大きさのものがたくさんあります。
まっすぐに伸びた幹を見上げ、その生命力からパワーをもらおうと
なでる参拝客がふえているそうです。
正宮から荒祭宮へ向かう参道に立つ木は
うしろのクスノキが抱きかかえるように包み込むように枝をのばしている形が
若い女性に人気のパワースポットになっています。
帰り道で見かけたにわとりさん
「神鶏」と呼ばれ神事で大切なお役目があるそうですが、
夜イタチなどに襲われないよう高い枝に登って寝ます。
見かけたのが夕方だったので、かなりの勢いで木に跳び上がる様子が見られました。
案内とは別に気にいったのは
御正宮にあがる階段の大きな石段(伺ったのにどこの石だか忘れましたが・・・)の石と
宇治橋鳥居の模様です。
本来は外宮(天照大神のお食事を司る神をおまつりする)をおまいりしてから
内宮へまいるのが順序だそうですが、
荒祭宮を少し下がった場所に、外宮でおまいりするかわりになる小さな石があって
今回はそこにおまいりさせていただきました。