アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

13.愛するエジプトへ 娘のJICAレポート

2017年09月06日 | 日記

12/17/2013 05:01:19 PM

エジプトを離れて4ヶ月が経ちました。

今はニュースでしかエジプトの様子を知ることは出来ないけれど、

きっと現地では、今日も賑やかな時間が流れているのだろうと思い描いています。

            

                         


6月30日から始まった大規模デモ、前大統領辞任などの政情不安により、エジプトボランティアは自宅待機が続き、8月中旬国外退避となりました。

日本での待機中、私は任国振替のお話をいただき、10月末からスーダンの首都ハルツームで活動中です。

他のボランティアは、11月よりまたエジプトで活動を再開しました。

                           


私がエジプトと出会って10年が過ぎました。

エジプトは、私に数え切れない程の輝く思い出と、貴重な出会いを与えてくれました。

                        


エジプトのおかげで日本を飛び出す勇気が湧き、アラビア語が上達し、ひとりで出来ることも増えました。

遺跡に囲まれ、何千年も昔の古代に思いを馳せる時間を過ごせました。

温かいエジプトの人々とエジプトの文化を通して、イスラームとコプトという宗教が正しく理解できるようになりました。

           

              


そして何より、エジプトの大好きな友人たちとの出会いは私の宝物です。

日本では、到底知り合えなかったエネルギーに満ちた 尊敬する方々との出会い。

協力隊という道を指し示してくれたのもエジプトでした。

協力隊員の逞しい考え方、生き方、隊員同士の一生続く友情を見せてくださった方との出会いのおかげで、

毎日が更に刺激的で充実したものに変わっていきました。

           

 

エジプトで共に働き、時につまずき、でも笑いながら寝食を共にした日々。

そんな日々を再び過ごすことは叶わないかもしれないけれど、この先もきっとずっと続くエジプト隊の皆との絆。

                      


愛するエジプト、どうかもうこれ以上傷つかずにすみますように。

エジプトらしさを失わず、苦しくても今は踏ん張り、強く、明るく、前に進んでいって欲しい。

エジプトが好きな、エジプトの味方は沢山いるよ。きっとまた、世界中からのお客さんで溢れ、

賑わう人気者のエジプトへすぐ戻れるから。私は心からエールを送ります。

                              


離れていても、どんな瞬間でもエジプトが頭から離れることはありません。

私も新しい場所スーダンで、新たな目標に向かって進みます。

エジプトでの経験、後悔を今後この地での活動に繋げていきます。

 

エジプトが好き。

スーダンもきっと好きになる。

                     



 


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