朱の徒然

変形性股関節症の76歳

博多座 「魔界転生」

2021年04月19日 | 日記

 素晴しい 新しい映像と活劇の融合した楽しい舞台でした!

 早めに着いて、近くの喫茶店でモーニングして並んだ博多座は 長い行列でした。

 プロジェクションマッピングよりも、ずっと進んだ形で これからの舞台芸術の装置・在り方を考えさせられる新しい演劇でした。

 悲惨で残酷な380年前の「島原の乱」の様子は、フッと今のミャンマーを思い出させたり・・・、こんな臨場感溢れたフィルムは、かって博多座で1か月公演をされてた「北島三郎」を思い出しました。

 (10年前の私は、一人ぼっちの姑介護の日々。でも、年末最後は、必ず北島公演の博多座へ。さぶちゃんが、漁師となって舟をこぐときの荒海は映像でした。ラストでの祭りの唄を100人もの人が、華やかに歌い舞うさぶちゃん舞台を見終わった高揚感。真冬の寒い外に出た時(ああー、これで今年も無事終わる)という充実の心の満足・・・。それがいつの間にか無くなり、今年のさぶちゃんは、3日間だけの博多座公演だという。観たいけど、もう、さぶちゃんをと GIを誘う勇気は出ませんね。多分あの祭り唄と迫力はないと思うから・・・)

              博多座は、思い出いっぱいさね。歌とお芝居ってイイネ。

 「魔界転生」。感動が、後半で2か所。

 一か所が、(浅野ゆう子)淀君と天草四郎(小池徹平)の姉?(藤原紀香)の美しい二人の名場面!
 (豊臣秀頼様も恨んで魔界をさまよっているのでは?)という問いに、(イエ、秀頼様は人を恨んだり憎んだりせず、あの世に行かれました)と!  ああー、私も、この世の不快なことをあの世にもっていかないようにしなきゃー、魔界をさまよったら、人を不幸にするね・・・と、肝に銘じました! ホントよ!この世で嫌なことは忘れてやるよ!

 そして、もう一か所。柳生宗矩(松平健)と、柳生十兵衛(主役の上川隆也)の戦い!

 役者の皆さんが、靴・地下足袋?を履かれているのに、松平健さん(66歳)だけは、草履姿♥ 

 やっぱり殺陣もしなやかで上手くってカッコよかった💛 博多座行ったら、この場面 皆 意識して観てね!  1階席は、年寄多かったから、きっと皆さん 松平健ファンよ!

 ラストのみなさんの華やかダンスも嬉しかったけど、松平さんの頑張らないダンスに、最拍手♥

 上川座長の(命がけのご来場ありがとうございました)に、みんな笑ったけど、福岡も、コロナは5日間連続1日100人越え。
 舞台は、楽しくって、サービス精神も旺盛で、有難かったけど、上演時間3時間20分。休憩25分。 長すぎます。戦いの場面あんなにいらない!何回ものフライングや笑いのセンスもあり十分なので、もっと時間が短かった方が、もっと楽しかったのでは? お客を疲れさせ過ぎて どうするの?  でも、良い舞台でした。

浅野ゆう子さん、もう60歳ですって♥

こうして、役者として残ってこられた方々って皆さん、素敵ですね♥ナレーターの片岡愛之助も上手。席は密すぎ。

どこにも寄らず、自宅で「きんつば」でお茶。

   GIは、博多座が初めて! って、聞いてビックリ。また行こうね。

ラスト・椿。さよなら。













 

コメント (1)
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