Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

ネットワーク

2006-12-25 23:11:50 | Weblog
 
ジャリ、ジャリッ...

久しぶりに、本当に久しぶりに腰に巻くサポーターを着ける。腰まわりのこの締め付けられる感覚、これから試合だという気分が思い出されるが、今日は違う。

普段よく遊びに行っている彩湖公園、地続きになっている道満公園の方まで自転車で行こうということになり、補助輪が取れたばかりの子供に伴走するために、少しでも楽をしようとサポーターを引っ張り出してきたのだ。

今考えると、自分がこうやって積極的に走るなんてことは昔の自分ではまったく考えられなかった。今こんなことができるのも、21のときに審判の世界に出会ったからこそであり、あらためて感謝しなくてはと思った。

いつもどおり秋ヶ瀬橋の手前から彩湖公園に入る。自転車を下ろして、公園の脇にテントを張ると、いざ出発。結構距離があるかと思いきや、ちょっと走るともうあっけなく彩湖道満グリーンパークの方に着いてしまった。彩湖側ほどではないが、小さな公園もあって、子供は新しい発見に大はしゃぎ。

しばらく遊んでから、今度は土手に上って元来た方向へ。大宮バイパスや良く行くディスカウントショップが思った以上にすぐ近くに見える。案外近いんだ、とあらためて実感した。

大げさな話だが、歩きから自転車への進化が、こうして二つの別個に独立して存在するもを、一瞬にしていとも簡単に繋げてしまった。今まで、幸魂大橋側からじゃないと入れないと思っていた世界が、実は反対側から入ってもすぐそこだということ。まさに、認識の飛躍的向上が起こったという気持ちになった。

こんなふうに、ちょっとした進化からいろんな事実が発見され、ネットワークが広がっていくんだろうなと土手からの景色を眺めながらぼーっと考えた。

そうこうしていると、出発点である彩湖公園の遊具が見えてきた。子供にしたら、大冒険だったろう。何より自分の力で自転車で移動したんだから。とはいえ、まだ肩を押さえていてやらないと、自力でこぎ出すことはできない。これで本当に自分で乗れるようになったらもっと遠くへ行けるようになるだろう。今度は管理橋を渡って、向こう側に行こうと約束した。