Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

眠れない

2006-05-28 23:13:15 | Drive
眠れなかった。子供みたいで我ながら可笑しかった。

大宮での鉄道ふれいあいフェア。電車で行くつもりが、その日は効率が悪いと知りながらなぜか車で出かけた。その道すがら新都心のあたりで、白いMercedesが飾ってあるのが目に入った。通り過ぎるそのほんの一瞬に値段と形式を確認、「帰りに見てみよう」と思った。

鉄道フェアを1日楽しんだあと、帰りに寄ってみた。そこは磨き上げられた外車ばかりが並ぶこじゃれたディーラーで、普段の僕なら足を踏み入れないようなところだった。その割にはイメージと違う優しそうなタイプのセールスが出てきた。「外にあるの見せて」というと、小雨を気にしてすぐに場内に動かし、さらにはその場で「試乗してみませんか」という。どうせならと乗ってみると、ヘッドクリアランス、自分の座高からの視界の良さ、車内の雰囲気...どれをとってもシルフィーとは「違う」なんともいえない良さを感じた。セールスも機能やら装備やらいちいちこれは何という僕の細かい質問にいやな顔ひとつせずに真摯に、的確に、丁寧に答えてくれた。物腰やわらかで話の一つ一つが信頼できる印象を持った。

店に戻り、子供がビデオを見せてもらっている間に話をする。この会社は平行で新車も扱っていて、各社の診断器も自前で持っているので今後の整備もきちっとできるし、使える部品は残したりなど正式なディーラーよりも小回りがききますとのこと。Kさんは即決で考えてくださるなら価格は考えるというので、思い切って指値をしてみた(このときは不動産関係でいつもお世話になっているTさんの顔が浮かんだ)。さすがにそれは無理ですとのことだったが、ETCを新たに取り付けて、これでという値段を出してくれたのでそれで決めることにし、一応正式な返事は帰ってから、遅くとも翌朝にすると言って店を後にした。

話をすると麻美は本当に好きなようにどうぞという感じだったので、あとは相場とその店のチェックだけが残る。子供を寝かしつけるときに一緒に寝てしまい、当日中に返事をすることはできなかったが、3時ごろに起き出し、ネットでチェックした。
さらに安いところは確かにあるが、相場的には悪くないだろう。Webで初めてドイツ車を中心に扱うという店のコンセプトや、会社概要なんかを知るがなかなかいい感じで、信頼できそうだ。価格の点だけもう一度彼に確認してまともな答えが返ってくるならサインしようと決めて寝に戻る。しかし、

...30分おきに目が覚めてしまい、眠れない。

こんな子供みたいな興奮はシルフィーにはなかった。やっぱり自分はどうしてもMercedesに乗りたかったらしい。そんな潜在的な気持ちがこんな形で証明された。

翌朝午前中、車検のときに間に合わなかった部品が来たといういうので、日産にトランクステーの修理に出掛ける。担当営業マンは新車の見積もりを持って待っている。その見積もりというは僕が「自分で」Webから拾い出し、事前に知らせておいたオプションの集大成。計算しただけの、セールスとしての何の付加価値もついてないただの表だ。それなのに...それなのに見積もりに載せられたETCのタイプは実は付けられないみたいのなので、その場で確認しますと言い出す。待つこと10分近く。もう無理だ...。彼が引っ込んで調べている間に、昨日のディーラーに電話して、「2、3確認したいことがあるけど、買うってことでお願いします」と連絡した。

シルフィーは確かに横から見たラインの美しさなんかなんとも言えないし、内装もかなりイケてて本当にいい車だと思う。しかし、このセールスからは買えない...少なくとも僕は納得できない。最後に日産車全体の話なんかをしてみて、初めてこの人の良さがわかった。その意味ではそれなりに車を知っているし、愛している。しかし、所詮技術バカなのだ。売るためのスキルを知らない。知らされていない。学ぼうとしていない...。鉄の塊を売るばかりで、夢を売ってはいない。

こうして銀座ギャラリーから始まった僕の中の車騒動は終止符が打たれた。

こじゃれたディーラーのセールス、Kさんは、僕がネットで見つけた同型のこの安い車どう思う?という質問にも真摯に答えてくれた。期待どおりの返答だった。その場で契約書にサインした。

昨日何気なく彼が言った「きっと生活に張りができると思いますよ」という言葉が頭を離れない。いいセールスマンとめぐり会った。たまたま車で出掛け、たまたま通りすがりに見た車をきっかけに。


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5 コメント

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Unknown (O)
2006-06-08 00:10:54
Mercedesオーナーおめでとうございます!



車にお金をかけるのは、それこそそれぞれの価値観ですが、

スーツや靴と同じ様に、その人を表している一つなので、

お金をかければ、それだけ返ってくるものだと思っています。



Yhの言うように、高い物を買うと言うコトは、

モノを買うのではなく、

信頼とか夢とかそれを身につけたこれからの自分というイメージを買うんでしょうね

安全運転気をつけてね。

今度ツーリングしましょ
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O (Yh)
2006-06-08 00:40:55
ありがと。でもキミとちがって中古だから。僕も落とせる身分になりたい...?!



確かに信頼とか夢とかそういうのを売ってくれるセールスマンでした。



ツーリングってなんか懐かしい響きだね。でも、いい大人が車でツーリングでなんか変じゃない?!(笑) 僕にはどうしても単車のイメージがあるんだよなぁ。あー単車も乗りたいなぁ…!!!



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Unknown (O)
2006-06-08 01:10:17
僕は30歳になった時かな、中免を取って

念願のバイクを中古で購入!!

ハーレー欲しかったんだけど、とり合えず

DrugStarって言う、こんなの↓買いました

http://autos.goo.ne.jp/ms2006/bike/yamaha/DSC_0075.html



でもねぇ、怖かった・・・

100kmくらいスピード出すと、泣きそうで、

泣く泣く手放しちゃったんだぁ・・・
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Unknown (Yh)
2006-06-08 01:54:57
それって250cc?400cc?? 僕は学生時代にSRVに乗ってました。結構、どこへ行くにも乗ってたって感じ。しかし30で免許取るっておっちゃん若いじゃん!!
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Unknown (O)
2006-06-08 07:55:46
400ccですよぉ。SRVかぁ、名車ですねぇ。

へぇ、Yhとバイク想像出来なかったなぁ。

そう、オイラは若いのです。
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