Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

ドイツで学んだくるまのこと

2006-07-14 21:34:30 | Drive

「だいだい日本車のスピードメーターっておかしくない?」

研修先で一緒になった地元の研修生の友人でメカニックをしているというヤツが、矢継ぎ早に僕に質問ともつかない話をした。

「普通100kmあたりが垂直からちょっと左に傾くくらいの位置にくるようにメーターをつけるんだけど、日本車はバラバラでわかりづらい」

「それにエアコンや、カーステの位置も変だ。すごく下に付いてることが多いから、運転中に操作するのに危険極まりない」

ドイツ車のメーターは50kmのところにマークがついていて、80kmの表示も赤字になっていたりする。なんでなの?と訊くと、パッと見てわかりやすいから。市街地なら50km以下で走ってれば捕まらないし、郊外でも80kmが境目になるから見やすくしてあるんだ、という。なるほど、要はスピードを気にする余りメーターを覗き込む必要がないということらしい...。

ドアの取っ手も実につかみにくい。どうして指を全部通して「掴める」タイプにしないのか。事故ったときに救助しづらいではないか。それに、自動的にカギが閉まるのはなんとかしてほしい、基本的に走っているときはカギを開けておくべきだから。

フォグランプを点けるのも、霧が発生しているとき以外は禁止で、見つかれば罰金を払わされることなる。そりゃぁ、普通の状況でそんなものを点けたら先行車、対向車には迷惑そのものだから。

かといっても、連中はライトは日中でもちょっとでも暗くなるとすぐに点灯する。ライトを点けるのは行く先を照らすのももちろんだが、それよりも自車を認識してもらうという目的がある。ライトを点けていればより早く視認されるから、ぶつかられる、ひいてはぶつかってしまうリスクが減る。

ハザードランプも、あくまで緊急時に点けるランプであり、めったやたらに点けたりしない。だからドライバー自身が点けていることを認識できるように運転席でも赤色のライトが点滅して知らせる仕組みになっていることが多い。

高速のマナーも然り。150kmで巡航していても、200kmでかっ飛ばしてくるポルシェに抜かれるという世界では、ほんの少しの計算の狂いが即命取りになる。追越車線では、後ろから速い車が来るとみんなさっと走行車線によける。そうすることによって、速い車は余計なブレーキングなしで巡航でき、それぞれが安全に走行できる。制限速度を守って走ってるからと日本では追越車線をブロックする車両が多々あるが、これは思わぬ危険を誘発する。ブロックされた車は勢い左から抜きにかかる。本来遅いはずの車線に速い車が走りこみ、そこはレースのように無秩序な世界になる。うまいレーサーだけがいるサーキットならいいが、首都高でそんなことしてたら誰かが事故る...

見て見て! 僕の車、フォグランプ付いててカッコいいでしょ!! と言わんばかりに雨すら降ってないのにガンガンにライトを点灯している対向車を見る度に、こんなことを思い出す。

車はもともと危険な乗り物であり、それを承知した上で利用しなければならない。車は決してステータスを表すために存在しているわけではない。


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4 コメント

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Unknown (O)
2006-07-15 16:03:20
>車は決してステータスを表すために存在しているわけではない。

ベンツ乗ってる人に言われてわくないわ・・・
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Unknown (Yh)
2006-07-15 21:55:53
> Oどの

スタータス考えてたら、EとかSに乗ってるって!!
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Unknown (O)
2006-07-16 02:20:04
く、くくく、く

スタータス
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Unknown (いぬひろし)
2006-07-20 11:51:09
原チャリしかもってませーん
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