きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

島根の友を想って!

2013-08-01 08:06:13 | 日記

28日、山口、島根の両県を襲った猛烈な雨の被害が、TVで報じられ、その映像に、心が騒いだ。
島根県津和野町には、ご主人のお母様の世話をするために津和野に帰られ、
住まれている友人がいる。
「どうしているのだろう」
気になりだすと、その心配はグングン大きくなる。
「電話をしようか」
受話器を持っては、その手を何度も置いた。
もし、大変な状況なら、今、電話をするのは迷惑だろう。
「大丈夫?」と、声を掛けても、私には何もできないのに・・・・。
そう思うと、それが心無い形式だけの言葉に聞こえてしまう。

翌日、災害の大きさを報じる映像と、家の中の泥を掻き出し、
少しづつ、片付け始めた住民の様子が映し出された。
状況は、少し落ち着いたようだ。
昼前、友人に電話を掛けた。

友人の家は、高台にあり、豪雨からは免れたそうだ。
それでも、土間に水が入り、田畑は被害に遭ったと言う。
阪神の地震を経験した友人は、「地震も怖かったが、水が押し寄せてくる音は、もっと怖かった」と、
その時の、恐怖を語った。

地震・津波・豪雨  どれをとっても、災害は一瞬にして、全てをひっくり返す。
今まで積み上げてきた幸せも、財産も、大事な命も、思い出も、容赦なく奪っていく。

阪神の震災を経験した時、自然はなんて無情なのだろう・・・と、強く悲しみ恨んだ。
そんな気持ちを知ってか、知らずか、震災の翌日、何もなかったかのように、青空が広がっていた。
時として剥きだす牙を隠すような、無垢な青さが、理解できないまま、目の奥に浸み込んでいて、
20年近く経っても、忘れられない。

島根の空にも、青空が広がり、夏風が吹いているのだろうか?
一刻も早い復興を願って止まない。

 

コメント
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