きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

阿波踊り

2013-08-14 22:40:47 | 田舎日記

エライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイ
踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ 損 損

12日から15日まで、故郷徳島は、阿波踊り1色に染まる。
徳島市内の演舞場では、有名連や企業連、大学のサークル連など1000組以上の参加連が、
三味線や鐘、太鼓や笛の奏でる2拍子のリズムに乗って、乱舞する。

阿波踊りは400年の歴史を持つ盆踊りで、
私が子供の頃は、町内の公園や神社の境内に、
小さな子供からお年寄りまでが集まって、小さな踊りの輪が出来、

薄明かりの提灯の光の下を、グルグル回って踊っていた。
もちろん、衣装もバラバラ、振りも見よう見真似でバラバラ

今は全国に知られるようになり、観光客もタレントも来るようになった。
有名連は、衣装や踊りの演出に凝り、ほかの連と競い合って、ショー化している。

最近は、踊りを見に行く機会が無く、もっぱらTVでの見物だ。

ケーブルTVは1日中阿波踊りを放送していて、
それぞれの連の個性的な踊りや衣装は、興味深く、ついつい見てしまう。
男踊りはユーモラスで軽快に、女踊りは艶っぽく上品に踊る。
ただ、見ていて淋しく思ったことが有る。
「ヤットサー ヤットヤット」の掛け声ばかりが、随分多いのだ。

昔は「ぞめき」の軽やかなリズムの中を
艶やかな「よしこの」歌が、ゆったりと流れるように聞こえて来たものだ。
こんな風に
阿波の殿様 蜂須賀様が、今に残せし 阿波踊り

そして、踊り手が掛け声を掛けながら踊る。
ひょうたんばかりが浮きものか 私の心も浮いてきた
踊り踊るなら品よく踊れ 品のよい娘は嫁にとろ
お先の方には負けるなや 私負けるの大嫌い
大谷通れば石ばかり 笹山通れば笹ばかり イノシシ豆食ってホーイホイホイ

それから、こんなのも有った。
1かけ2かけ3かけて 4(し)かけた踊りは止められぬ 
5かけ6かけ7かけて 8(や)っぱり踊りは止められぬ ヤットサー ヤットヤット

時代とともに、阿波踊りも随分変わって行く。
それでも
故郷徳島が活性化するのは良い事だ。

 

コメント
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