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田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

原発被災地の苦悩

2013年07月27日 | ドラミング

昨夜10時から放映されたNHKスペシャル「動き出した時間~旧警戒区域はいま」を見た。

この5月、原発事故の放射能に汚染された周辺地域を、「帰還準備を進める区域」と「帰還困難区域」に「再編」する作業が終わった。

これに伴い、町の大部分が「帰還準備を進める区域」となった浪江町では、製板工場を再開させようと苦闘する事業者と従業員の姿を伝えていた。

汚染されていない地元の原木も、風評被害で使えず、他県から購入せざるを得ず、また、かっての納入先は、すでに他県の業者から買い付けていて、すぐには購入してもらえそうにない。

一方、町の大部分が「帰還困難区域」に指定された双葉町の住民は、県内をはじめ全国各地に分散して避難生活をおくるが、故郷の地は、向こう4年間、除染ひとつ行わないという国の方針の前に呆然と立ちすくむ。

このまま避難生活を続けるべきか、あるいは、家を新築するなどして新たな居住地とすべきかに悩む。経済的な問題もある。

こうして番組は、限定された事例ながらも、事故から2年4ケ月を経た現在にあっても、様々なかたちで地域住民に苦悩を強いる原発事故とは何だったのかを問いかける。

また、このような現実を置き去りにして、他の原発の再稼動を認めて良いのかなど、深く考えされられた。事故現場では、汚染水の海への流出が続いているという。


不合理の世界

2013年07月25日 | ドラミング

今回の参議院選挙。
共産党の勝手連を決め込んで、同党の政策や政治の仕組みなど学んだが、政界というのは何と不合理な世界かと唖然とした。

理由は二つある。

ひとつは、政党助成金の問題。この件は、すでに記事にしているので、詳細はそちらを参照願いたいが、年に320億円もの税金を政党の運営につぎ込むことの是非をもう一度、議論してみる必要があるのではないか。

国民一人あたり年250円の税金を、それを負担する国民の思想信条に関係なく、交付条件を満たした政党で山分けするという制度の何と不合理なことか。

また、国の税金をもらわなければ運営できない政党に、政治を語る資格があるのかを問いたい。

制度上、共産党がそうしているように、「申請しなければ交付されない」のだから、改廃を議論することなく、実質的に制度をなくすことができる。各党の検討を求めたい。

二つは、一票の価値の問題だ。
衆議院については、最高裁の違憲判決が出て「0増5減」法案が成立したことから、格差は1.998倍に押さえられることになったが十分ではない。しかも、今回の参院選は、4.77倍もの格差があった。

つまり、地元の北海道選挙区では、小生の票は、議員一人当たりの有権者が最も少ない鳥取県に比べ、1/4.77の価値しかないのだ。

北海道では、35万票を獲得した候補者が次点で落選したが、鳥取県では、16万票で当選した。こんな不合理もあるまい。

言われているように、各県に最低一人の議員を割り振るという現行の選挙区制度は是非とも改善してもらいたい。

蛇足:イタリアでは、1993年、国民の強い反対で政党助成制度を廃止した。米国にはない。


前のめり

2013年07月24日 | ドラミング

北電の泊原発1・2号機の適合審査が後回しされることになった。
申請内容がずさんで、さすがの規制委員会も頭にきたようだ。

つまり、北電は事業の採算を優先するあまり、周辺住民の安全などどうでも良いと考えているのではないか。

加えて、泊沖に横たわる全長70kmもの長大な活断層の存在を認めないばかりか、仮に、過酷事故が発生した場合の対策の中心となる免振重要棟の建設すら見えていない。

このような中での適合審査申請などナンセンスだと思う。
再稼動に慎重な道や札幌市、周辺自治体は、北電のこうした姿勢をよく見ておいて欲しい。


ネット選挙時代

2013年07月23日 | ドラミング

今回の参院選。
共産党の勝手連としてネット選挙に参加して、とても面白いことを経験した。

つまり、ツイッターを通してある候補者のフォロアーになると、その候補者を支持する人々の広がりが手に取るようにわかるのだ。

今回小生は、共産党東京選挙区の吉良よし子さん、京都の倉林明子さんと神奈川のはたの君江さんのフォロアーになってみた。

その結果、選挙戦が進むにつれて、吉良さん、倉林さんのフォロワーからのレスポンスが日毎に増えていったのに対し、はたの陣営からは、はたのさんご本人からの返信しか受信できなかった。つまり、
フォロワーの広がりが感じられなかったのだ。

結果はどうか。
吉良さんは、前回の選挙で小池さん(副委員長)が55万票で敗退したこのマンモス選挙区で、70万票を獲得して3位で当選した。また、京都では定員2の激戦を制して、15年振りに共産党の議席を獲得した。

選挙結果を報告する吉良よし子さん(22日午後1時、新宿駅西口)

一方、神奈川選挙区では、44万票を獲得しながら1万6千票差で民主党の候補に敗れた。得票率では、0.4%の差である。

もしはたの陣営が、吉良さんや倉橋さんの陣営ほどに、フォロワーを拡大していたら、その差は埋められたのではないか。

ちなみに、東京選挙区で当選した山本太郎氏が、メデイアのインタビューに答えて、「もしネット選挙でなかったら、選挙にならなかった」と述懐していたのが印象的であった。

今回のネット選挙、各陣営ではどう戦ったのか、丁寧に総括してみる必要がある。


感謝!

2013年07月22日 | ドラミング

参院選の結果が判明しました。
小生も、勝手連の一人として共産党の応援をしてきましたが、同党は、改選3議席に対し8議席を獲得。推薦した糸数さん(沖縄)を含めると3倍の9人が当選したことになります。

また、同時に行われた沖縄県那覇市(6名)と奈良県奈良市(7名)の市議選では、それぞれ全員が当選しました。

選挙結果を受け、志位委員長がツイッターで次のように述べました。

”参議院選挙の結果は、比例代表で515万票、5議席を確保し、選挙区で東京、大阪、京都での勝利を勝ち取ることができました。議案提案権を獲得し、党首討論に参加する権利も獲得しました。たくさんの新しい力を得て、新しい国会で元気一杯がんばります”

一方、激戦の東京選挙区では、吉良よし子さんが3位で当選しましたが、同区の比例票をみると、77万票を獲得して、自民党につぐ第2党になったとのこと。

これらの成果は、今後の政治の動向に少なからぬ影響を与えるものと考えられます。

このブログを通してご協力いただいた皆さんに、心から感謝します。
ありがとうございました!


雇用のヨーコ

2013年07月20日 | ドラミング

ネット選挙となったこの参院選で、共産党カクサン部の「ゆるキャラ」が話題を独占した。今日の”THE WALL STREET JOURNAL”でもこれを取り上げている。

中でも、ブラック企業が横行し、若者が居場所を失うような世相を反映してか、これと戦うイメージの「雇用のヨーコ」に人気が集まっている。

さてさて、あなたの評価は如何に!
共産党カクサン部は、こちらでご覧になれます。
 


こんなことしていて~

2013年07月20日 | ドラミング

昨日、政党助成金の本年2回目の交付が行われた。
締めて79億円4千万円也。年間、320億円にもなるというから驚く。

憲法違反の助成金で運営される政党(「みんな」97%、「維新」94%など)に、国政を語る資格などない。生活保護費や年金を削り、自らは税金で手厚く保護されるでは、筋がとおるまい。国民は怒っているぞ。

その点、制度施行以来、一貫して受け取りを拒否している共産党は立派だ。他党も見習ってもらいたい。

また、定数削減で「経費節約」などと言う前に、先ずは、政党助成金を返上すべきだ。(記事:しんぶん赤旗7月20日号)


つらい体験

2013年07月20日 | ドラミング

小生ら年寄りは、先の戦争のつらい体験や思い出を抱えて長い人生を歩んで来ました。

野球のバットを生産する工場で職工をしていた小生の父は、戦場にこそ行きませんでしたが、東京が空襲で焼け野原になる中、すべてを失いました。

そして、疎開先の故郷(福島県会津)で、食糧難で衰弱した妻と長男を失い、失意のどん底を味わいました。

今、自民党と政府の中枢にある安倍首相や石破幹事長、先に「原発事故では一人も死者を出していない」と発言して顰蹙をかった高市政調会長など戦争を知らない世代が、戦前への回帰と戦争のできる国をめざそうとしています。

その意味で、この参院選はとても大切です。

こうした好戦的勢力に徹底して対抗できるのは、戦前から一貫して戦争に反対し、生命をかけて闘って来た日本共産党以外ありません。
あなたの一票を共産党へお寄せ下さい。

記事:しんぶん赤旗6月30日号


まだ届いていません!

2013年07月19日 | ドラミング

昨夕、地元の共産党支部の方が新聞(赤旗日曜版)を届けに来たので、「選挙どうですか?」と尋ねると、「イヤ~、たしかに雰囲気は良いのですが、まだ、目標に届いていません」とのことでした。

今度の参院選。
共産党は、比例区で650万票を獲得して5議席の当選をめざしているようですが、全員当選までは届いていないということでしょう。

また、選挙区では、東京、大阪など大都市では議席を争うところまで来ましたが、まだ当確には至っていないようです。(写真は、東京選挙区の吉良よし子候補)

危険な自民党安倍政権の暴走を食い止め、国民の暮らしを守り、原発を止め、憲法を生かす政治に変えるためには、ブレナイ共産党の躍進が必要です。あなたのご協力をお願いいたします。

ただ、「こんどは共産党かな? でも~」とお悩みの方は、こちらをご覧下さい。

東京・蒲田駅前での共産党街頭演説会(18日、聴衆約2,700人)


好調!~カクサン部

2013年07月18日 | ドラミング

共産党の「カクサン部」がますます好調だ。
「ゆるキャラ」の面白さも話題となり、昨日までに107万アクセスを達成した。先月28日の開設だから、20日も経ずに100万を突破したことになる。

コンテンツも増え、昨日アップされた沖縄県浦添市議の伊礼悠記さんへのインタビューも興味深い。

伊礼さんは30歳の主婦だが、2月の市議会選挙で共産党から立候補しトップ当選した。

詳細は記事に譲るが、大衆政党としての同党の強みがこんなところにも現れていると心強く思った。


いよいよ~

2013年07月18日 | ドラミング

安倍首相は、15日放映の長崎国際テレビの番組で、「我々は、9条を改正し、その(自衛隊の)存在と役割を明確にしていく」と述べたと伝えられています。

一方、自民党の石破幹事長もBSTBSで、「国防軍は、軍法会議を置く。仮に、隊員が任務拒否などした場合、死刑や懲役300年(?)にできるようにする」と述べ話題となっています。(実際に映像を見ましたが、たしかに「300年」と言っています)

参院選で自民党の優勢が伝えられる中、いよいよ本性をあらわにしてきたと言うべきでしょう。

一方、こうした動きに危機感を抱く人々も多く、今朝の新聞(赤旗)は、世田谷区に住む文化人33氏が「憲法守る共産党へ期待する」との訴えを出したと伝えています。

今回の参院選。
私たちの暮らしと国の将来にとってとても大切な選挙です。憲法を守り、平和で豊かな日本の将来を確かなものとするために、共産党を伸ばしましょう。このブログは、共産党を応援しています。

盛岡市岩手県庁前での共産党街頭演説会(16日、聴衆約1,500人)


表彰台を独占!

2013年07月17日 | ドラミング

共産党議員の活躍は、他党もメディアも認めるところです。

「ヤフーみんなの政治」が、今回改選を迎えた参議院議員の質問回数ランキングを作ってみたら、同党の山下よしき、井上さとし、紙智子の3氏が、1・2・3位を独占する結果となったといいます。



同様の主旨は、過日の日本農業新聞にも掲載され、農林・漁民局長の紙智子議員について、「弁舌鋭く、存在感を発揮」などと紹介しています。

このように、同党の議員が広く活躍できるのも、企業・団体献金を受け取らず、どんな問題にも等しく対処できること、また、議員のサポート体制がきちんと組織されているためと考えられます。

共産党は議員の数が少なく、「一人二人増やしても大した力にならないのでは」との考えもありますが、上記に見るように、(同党議員を増やすことが)庶民の生活を守り、平和な国の将来を保証する一番の近道と言えましょう。写真は、ヤフーから拝借しました。


ヒートアップ

2013年07月16日 | ドラミング

猛暑に見まわれている列島各地ですが、参院選も終盤にさしかかり、弁舌戦がヒートアップしています。

共産党も各地で善戦していて、昨日の新聞(朝日)には、こんな記事が載りました。「波乗る共産、警戒の他党」。

東京選挙区の候補者は、吉良よし子さん(30歳)。追っかけも出るほどの人気ぶりといいます。

この15年ほど、各種の選挙で共産党がこれほど話題になることはありませんでした。「今や二大政党時代、民主か自民か」が話題の中心だったからです。

そして、一度、民主党に政権を担わせてみたものの様にならず、続いて登場した第3極もあれこれあり、結局、頼りになるのは共産党ではないかという庶民の期待が、今、同党に集まっているようです。

同党の議員の活躍は他党の認めるところです。
ひとりでも多くの共産党議員を国会に送り、庶民の生活向上と平和な日本を守るために働かせましょう。

昨日の東京池袋での同党街頭演説会(5,000人くらいの人波)。
このブログは、共産党を応援しています。


なぜ共産党か?

2013年07月15日 | ドラミング

小生は、この参議院選挙で日本共産党を支持・応援しています。
理由はいくつかありますが、一つには、日本には政党らしい政党は日本共産党以外にないと思っているからです。

ちなみに、各党の台所事情を見てみましょう。下表は、政党毎の政党助成金の交付額とその依存率です。


大企業べったりで、企業献金のおねだりに明け暮れる自民党ですら、政党助成金への依存率が72.5%にもなっています。

中でもひどいのは、みんなの党(96.8%)や日本維新の会(94.1%)で、統治システムの改革や官僚機構の打破を声高に叫ぶ一方で、党運営の9割以上を税金に頼るというテイタラクです。民主党も83.2%とワーストスリーです。

元々、支持政党の如何を問わず、年国民一人当たり250円(総額で約320億円)の税金をこれに当てるという制度そのものが(思想・信条の自由を保証する)憲法に違反しているわけですから、節度ある党であれば、これを受け取ってはいけません。

弱者のための「生活保護」費を減額したり、要介護老人や身障者の本人負担分をふやす一方、自らは、税金による庇護を手厚く受ける政党の節操のなさは目を覆うばかりです。

その点、制度発足以来、すでに約5,600億円にもなる助成金を、一貫して受け取らない共産党は立派だと思います。

同党は、党の運営を党員の党費(収入の1%とか)、個人献金と機関紙の事業益で賄っており、これが近代政党のあるべき姿です。また、企業・団体献金をまったく受け取っていないので、どんな問題にも、公平な態度で対処できます。

二つには、共産党は、全国に32万人の党員と約2,700名の議員を擁し、それらが約2万の支部のもとで日常普段に活動しています。また、活動の中心に約150万部の機関紙をおいています。

このように、足腰のしっかりした政党は日本共産党以外ありません。
よく公明党がひきあいに出されますが、同党の場合、特定の宗教団体をバックにしているわけですから、真の大衆政党とは言えません。

三つには、創立以来91年の歴史の重みです。特に戦前は、侵略戦争に反対し、主権在民と思想・信条・結社の自由を主張したため党幹部は例外なく投獄されましたが、小林多喜二に象徴される拷問・虐殺に屈することなく戦い抜きました。

また、彼らの主張(政策)には一貫性があり、弱きを助け、権力に擦り寄ったり、懐柔されたりすることがありません。そこが「ブレナイ」と言われる所以です。

とまぁ種々書きましたが、小生は、共産党を支持・応援することに誇りを感じています。今度の選挙でも大いに躍進し、庶民のための政治につくして欲しいと願っています。

共産党の街頭演説に聴き入る人々(14日大阪・難波 6,000人)。
政党助成金については、こちらを参照して下さい。


争点隠し

2013年07月14日 | ドラミング

今戦われている参院選。
私たち庶民の生活と国の行く末にとって、とても大事な選挙だ。

・真の景気回復と庶民の生活向上は、本当にアベノミクス頼みで良いのか?

・円安で、ガソリン、小麦粉、パン、マヨネーズ、ハム・ソーセージに電気料金など軒並み値上げされ、庶民の生活に影響が出始めているが、これに消費税増税をかぶせてもよいのか?

・福一の事故原因も解明できないまま、また、事故から2年以上経過するのに、何十万ベクレルもの放射能が検出された地下水の処理すらままならないまま、他の原発の再稼動をして大丈夫なの?

・自民党は、憲法9条を改悪して国防軍をつくり、米国と一緒に戦争できる国に変えようとしているが、これを黙って見過ごすのか?

・米国の軍事基地の70%以上が集中する沖縄で、辺野古にオスオプレイのための新しい基地を作ってもよいのか?

このような重要な政策課題がめじろ押しなのに、安倍首相は選挙演説で、アベノミクス礼賛以外、ほとんどダンマリを決め込んでいるという。つまり、争点を隠したまま選挙を乗り切ろうという作戦のようだ。

これに反論した記事(赤旗13日号)をみつけたので、ご紹介したい。



「投票1分、後悔6年」とならぬよう、各党の主張をよく見極めて投票したいものだ。

道銀支店前で支援を訴える共産党後援会の人々(赤旗7月14日号)。
このブログは共産党を応援しています。