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日本ではあまり育たないと言われたロマンチック・コメディーに
果敢に挑戦した映画ともいえそうです。
もうごらんになった方もいるかもしれませんが
ストーリーには触れずに感想を書いてみようと思います。
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妄想の舞台はどこまでも
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長崎ではなく、ポルトガル・リスボンの街並。
思い描く夢の世界が非日常なら
非情なまでの現実の世界が、ありのままの日常。
そんなどこまでも退屈な日々を
妄想な毎日でまぎらすヒロインの設定は
観る者の共感とともに、反発を招いてしまうかも。
「こんなドジな女性はいない」と思えるほどの
ズッコケぶりには
多少オーバーな表現はあるものの
これが日本風と思えば
あまり違和感もなく観られてしまう。
そんな映画でした。
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ハリウッドが描くとこんなものではないでしょう。
とんでもないアメリカンドリームの世界で
描かれるはずです。
スケール感も違うでしょうが
それがこの『7月24日通りのクリスマス』だったら
原作の求めるメッセージではなくなったかもしれません。
少し物足りなさを残す仕上がりは
音楽だったのかなぁ・・・。
(上映時間:1時間48分)
■作品評価
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