京都の玄関口にもあたり、京都駅をはさんでくっきりと浮かび上がる五重塔でも馴染み深い『東寺』にやってきました。
さあ、何十年ぶりになるでしょうか。
広い境内を日陰を探しながら、しばしのんびりの時間を楽しむことにしました。
東門にあたる慶賀門を入ります。(トップ画像)
■東寺
正式名称は『教王護国寺』といい、平安京遷都(延暦13年/794年)の際に
正面入り口の羅生門を挟んで延暦15年(796年)に東西に建立された寺院の一つで、
またの名前を左大寺ともいいます。
西寺(右大寺)も建立されたと伝えられていますが、現在は東寺しか現存していません。
多数の国宝や重要文化財を有し、特に密教美術の宝庫として知られています。
【世界遺産条約登録―平成16年12月】
金堂は弘仁14年(823年)
嵯峨天皇から空海(弘法大師)に与えられたと伝えられています。
五重塔(国宝・江戸時代)
天長3年(826年)弘法大師の創建着手にはじまり、4回におよぶ焼失。
現在の塔は、寛永21年(1644年)徳川家光の寄進によって竣工した
総高55mの、現存する日本の古塔中最高の塔です。
瓢箪池の水面。
境内には、この池を囲むようにふんだんの緑が取り入れられています。
★いよいよ明日が最終回『東寺で見つけた季節がみごろ編』です。