今日も暑くなりそうです。
涼しいうちにと朝早くアンちゃんとお散歩に出ると、なんとなんと「かまびすしい」ことか。
木があるところが近づくと一斉に「ミーン、ミーン、ミーン」。
夏の風物詩ともいえなくもないこの蝉の声が、気のせいか最近大きくなってきているように聞こえませんか?
声のする木を見上げようとすると、見上げるまでもなくすぐ目の前に。
全身全霊をこめて羽を振るわせています。
羽の模様から、これはクマゼミのようです。
何日鳴き続けるのでしょうか。
何年も土の中で過ごしきても、きっと数日の営みです。
『空蝉(うつせみ)』の儚さや空しさに
ふと、こころをとどめます。