赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

いま⑥小さくて大きな話

2004-09-11 08:19:43 | (6)いま

今日はあの「9.11」同時多発テロから3年目にあたる。本来ならこの話題を取り上げるべきであったかもしれない。また、日本のプロ野球で初めてのストが延期されたニュースであったかもしれない。だがともに一過言ある事柄であり、終わりのない進行形の話。もう少し先の話題としたい。

もっと小さな話を取り上げてみたい。昨日朝に配信された記事である。「不要なものが再生される」というのは、実現すれば新しい1つの産業が生まれ、新たな雇用が創生される。いま、世界中で100万人を越す自殺者がいるという。戦争で死亡する人数を越えたともいわれる。形を変えた殺人の被害者が激増している現実の世界に、一石を投じてくれないか、そんな期待と願いをこめて。


<芋焼酎>搾りかすに抗がん作用 熊本大教授ら実験

 芋焼酎の搾りかすで作った醸造酢に抗がん作用があることを、熊本大学大学院の木田建次教授(生命科学)らが動物実験で確かめた。焼酎ブームで熊本など南九州3県の搾りかすは、01年度に約42万キロリットルも発生している。食品リサイクル法で副産物の有効利用が求められており、健康増進も兼ねた一石二鳥の解決策と期待される。東京都内で開催の日本醸造学会で9日、発表された。
 木田教授らは、芋焼酎の搾りかすに酢酸菌を加え醸造酢を作製。背中に筋肉のがんを移植したマウスを7匹ずつ6群に分け、通常の餌を与える群、餌に醸造酢を0.1%、0.3%、0.5%、0.75%、1%を混ぜて与える群とした。生存率とがんの大きさを比べた。
 その結果、通常の餌を与えた群の平均生存日数は約45日で、67日までにすべて死亡した。だが、0.5%群は55日で1匹が死亡しただけで70日まで6匹が生存。0.75%群も4匹が生存した。
 がんの大きさは移植10日目ではすべての群で直径5ミリ、体積70立方ミリ程度だったが、通常群では45日目に平均8800立方ミリまで大きくなったのに対し、0.5%群と0.75%群は平均3000立方ミリで、増殖抑制効果がみられた。0.1%群と0.3%群では目立った効果はなく、1%群も0.5%群などに比べると効果は低かった。
 担当した留学生の韓蓮淑さんは「搾りかすは一部が飼料や肥料になっているが、多くは焼却処分されている。抗がん効果のメカニズムを解明し、健康を意識した醸造酢の実用化を目指したい」と話している。【吉川学】
(毎日新聞) - 9月10日3時2分更新



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