オードリーが好き[56] ダ・ヴィンチ・コード 後編

エンドロールの最後に
「この作品はフィクションであり・・・」の
字幕が入ります。
世界中で議論が噴出したための処理ですが
映画や小説というものは
すべてフィクションであると思っています。
たとえそれがドキュメンタリーであってもです。
そこには、事実や真実とは異次元の世界が存在するからです。
この前提があるからこそ
映画や小説で描かれた世界に浸れるともいえます。

もう一点、映画の観方のひとつに
原作を読んでから観たほうがいいとか
原作は読まないで観たほうが面白いとか・・・
さまざまな意見もあるようですが
それは、映画の完成度による結果論にしかすぎません。
あまりこだわりなく観たほうが
楽しめるかもしれません。

さて、この『ダ・ヴィンチ・コード』はどうだったのか



最近では軽薄なミステリー作品が氾濫するなかで
久しぶりに出会った、余韻の残る映画だったといえます。
まばたきもできないぐらい見入っていました。

この映画の謎解きは


ラストシーンまで続いていました。



観終わって、満員の観客の思いは
きっと千差万別であったに違いありません。
それでいいのです。
そして、これは大事なことですが
批判も共感も
観なければなにも伝わりません。
ぜひごらんください。
（上映時間：２時間３０分）

■作品評価（５つ・・・余韻が残る映画です）


『ダ・ヴィンチ・コード』公式サイトはこちらから

５月２０日より全国にて公開中。


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