4月5日の記事で続編をお知らせしたのですが、今シーズンのスタートの不調もあってか反応がなかったため中止しておりましたが、一部の方から続編希望のご意見をいただきましたので、どうせならと特集を組むこととしました。もちろんアンチの方には無縁の話かもしれませんのでごらんいただく必要もないかもしれませんが、興味が少しでもある方はご一読ください。少し長くなりますがよろしければどうぞ。(今日の画像はお宝ですので、アンチの方にもいいかも・・・写真は、1988年オールスターファン投票でもらったものです。右は巨人・原辰徳、左は西武・秋山幸二)
一ファンの意見です。ファンはこう見ている、こう考えている。それを早く知ってほしいという願いをもって書きますが、もちろん捉え方の違いもあって当然かとも思いますのでもしご意見があればお聞かせください。
固有名詞はさしさわりのない範囲で使わせていただきますが、それ以外はご想像ください。
さて、続編1は「東京読売巨人軍のいま」を、そして続編2では「巨人軍のあす」を語ります。
【東京読売巨人軍のここがおかしい―いま】
[1]すべての元凶
昨年一気に噴出した一連の問題点の根っこにあると言ってもいいかもしれませんが、球団トップの慢心と時代錯誤に集約されるでしょうか。少なくともルールを守れないトップが野球の何たるかを語ることほど滑稽なことはありません。(巨人だけの話ではありません)
[2]歴史と伝統―大いなる勘違い
球団創立71周年の今年を迎え、文字通り日本プロ野球の先駆者であることは間違いはありません。ただ、トップリーダーであることの自負心(「誇り」と言い換えてもいいでしょうか)が、プロ野球を私物化しているような錯覚にいつしか落ち込んでしまったようです。大いなる勘違いと言っていいでしょう。
歴史と伝統を同列で捉えているようですが、そうではありません。「伝統」は日々精進によって積み上げていくものです。
[3]永久欠番をどう考える
その「伝統」を築き上げてきたのは言うまでもありません、歴代の永久欠番です。または野球殿堂に名を刻まれた功労者であるはずです。主役はオーナーではないのです。創設者として誇れるのはおそらく、プロ野球の父と称された正力松太郎ただ一人ではないかと思います。せっかくの教科書がこれほど多くあるにもかかわらず、まったく活かされていない―ひとえに勉強不足です。
[4]野球は9人
時代は移り変わってはいても、このルールは変わっていません。では、なぜ4番バッターばかりを補強するのでしょうか。それで勝てましたか?活かされていない証明です。適材適所が野球の真骨頂ではないですか、これで勝てれば監督やコーチなど必要ありません。しかも補強しなければいけないところがなんとも中途半端でとても補強とはいえない。さらにはその4番の選択を間違っているんですから(これは現場の問題ですが?)・・・。ほんとに野球を知ってるの?っていいたいくらい。
[5]資金の無駄遣い
どこかの国の税金のような錯覚さえ覚えます。せっかくの資金が「死に金」になってしまっているようです。もっと使い道はたくさんあるでしょう。例えば・・・。
[6]なぜ天然芝のグラウンドをつくらない?
松井が契約更改時に注文をつけたといわれる天然芝の球場は?おそらくその気はないようですが、これほど足腰に負担のかかる人工芝にこだわるところも、プロ野球を経営としか捉えていないことなんでしょう。選手生命を縮めることの功罪はすでに、一流選手のメジャー流出という現実を生みました。
[7]契約もフェアであれ
FAというルールによって松井秀喜はヤンキースを選択しました。残念な気持ちはありますが、今はその選択に拍手を贈ります。ただし、FA権のないポスティング移籍で何人もの選手の名が上がりましたが、これを現状で認めるようなら日本のプロ野球そのものがますます衰退の一途をたどります。こんな選手は「任意引退」を宣告すべきです。イチローで特例を作りお茶を濁した結果が招いた悪法ですが、この「曖昧さ」が今のプロ野球ともいえます。今年のオフでおそらく、3チームで話題になった3人のピッチャー(エースといわれる)が、ポスティングでメジャーに移籍します。入団時にどうやらそんな甘い話があったのでしょう。一時問題視された金銭授受同様のアンフェアといえます。
[8]監督の条件
前述の[1]~[3]の関連になりますが、「トップの慢心」の典型ともいえるのが「監督」の任命と解任のやり方です、顕著に現れています。今も忘れ得ない3名の解任劇(長嶋茂雄、王貞治、原辰徳)が前述を象徴する出来事と認識しています。日本一になった監督を2位や3位になったからと言って切り捨ててしまう。この3人を除いてどこに巨人の監督にふさわしい適任がいるのでしょう。この3人には共通項があります。それはひたすらに野球を愛し、なによりも巨人軍を愛しているということです。決して巨人軍の監督の条件は難しいものではないのです。本人にすれば正直そうだったのでしょうが、会見の席上での「青天の霹靂」などという言葉は聴くに耐えません。
[9]勝つ野球を忘れた
今は、どうしたんでしょうか、なぜか悲壮感が漂っています。これでは勝てません。こういうゲームにファンはワクワク感など覚えるわけはないでしょう。堂々とした王者の姿など微塵も感じられません。オフシーズンやキャンプで何をしてきたんでしょうね。これで視聴率が25%?なにをかいわんやです。
[10]選手の甘えが進化を止めた
今年になって、多くの選手の口から「選手は頑張っている」という言葉を聴きましたが、何をいまさらの心境です。そんなことはプロである以上はあたりまえのことで、口に出す言葉ではありません。長年ぬるま湯につかってきた反動なんでしょうか、不思議でなりません。これでは、成長は決してありません。あたりまえのことをあたりまえにやる、努力は見せない。これが一流選手の証明です・・・ということは?
[11]間違いだらけのファンサービス
いまになって、どこもかしこもファンサービスを口にしだしましたが、これこそメジャーに学んでもらいたいものです。球団がやらなければいけないことと、選手が自発的にやることは違います。新しく始めたファンサービスのひとつにカードの手渡しを一例に、たとえ人数は少なくてもしっかりファン一人一人と握手することです。サインをしてあげることです。配ればいいとしか思えてなりません。それ以上に、一番忘れてほしくないこと―「勝つこと」です。それをおいて他にはあり得ません。
まだまだあるのでしょうが、気になるところを書きました。こんなに課題があるのが現実です。これでは日本一などとてもじゃないが夢のまた夢でしょう。
★明日につづく
巨人関係者にもしっかり読んでもらいたいものです。
もう手遅れと言う気もしますがね。
個人名はプロなんだから出してもいいんじゃないのかな?
そうね、個人名を伏せたのには理由があって伏せたほうが強調されるし、誰でも知っているからです。また知らない人が見る記事じゃないでしょ。今日は、2個目のキャッチボールを投げてみます。