故郷（ふるさと）
作詞：野辰之
作曲：岡野貞一
1914年（大正5年） 発表
兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは)
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
４月４日に訪れた兵庫県氷上の地。
今年の春の墓参は少し遅くなりましたが
さくらの花とは会えなかったものの
北国の春に咲く『こぶし』には出会えました。
みちのくの今が脳裏に浮かびました。
真っ白な色の中には、きっとそれぞれの想いの色が
混ざり合っている・・・
そんな”白”に見えました。
一日も早く
ふるさとに戻れる日を
そしてこの歌が口ずさめる日が来ることを
願っています。
「被災した時には流す涙もなかったけれど
この歌を聴いて、こんなに涙が流れるとは・・・」
被災地の方の言葉です。
最近は、私もよく涙ぐむことが
多くなってきたようです。
被災地の方にではなく、自身にこう語りかけています。
”私にもできることがある。今をがんばれ”と。
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