昨晩突然発表された福田首相辞任。
同じことが何度も繰り返される政治の世界。
衆参ねじれ国会の中、国民生活だけが
その痛みを実感する最中の辞任の裏には
総選挙をめぐる対野党への駆け引きだけが
見え隠れしているようで
なんとも情けない気がします。
そろそろ今の政治の世界も斜陽かもしれません。
さて、”指導者とは”がテーマになった映画が
いま、公開されています。
【ラストゲーム 最後の早慶戦】
生きてわが家に還る
あたり前のことが許されなかった時代の
現実にあった物語
1943年10月16日
太平洋戦争中の学徒出陣前に壮行試合として行われた
“最後の早慶戦”が映画化された。
神山征二郎監督作品。
学業なかばに徴兵されてゆく若者たちに
最後の思い出をと、慶應義塾塾長・小泉(石坂浩二)は
早稲田大学野球部顧問・飛田(柄本明)に早慶戦を申し込む。
”永遠の一瞬”を生きた若者たちの
今も語り継がれる伝説のゲームが再現される。
後年、共に野球殿堂入りを果たす。
早稲田大学野球部顧問・飛田穂洲は
「一球入魂」の言葉を生み
慶応義塾塾長・小泉信三は
「練習は不可能を可能にする」と説いた。
この二人の指導者の想いは今の時代にも重く響きます。
ある時代に、こんな指導者がいたことを
ぜひ劇場でごらんください。
何かが見えてくるかもしれません。
”観終わって何かが残る映画”
きっとそれがいい映画なんだと思っています。
なんとなく得をした気にもなります。
最近そんな作品が、少なくなってきているのが
寂しくもあり少し気がかりですが
この作品で、少しは救われた思いがします。
そんな映画だったようです。
(上映時間:1時間36分)
■作品評価}(5つ・・・興味深い映画です)
『ラストゲーム 最後の早慶戦』公式サイト
< 完 >
昔”面白いのがいい映画”と言った監督がいました。
黒澤明といいます。
時代をつくってきた映画界の環境も変わったのも確かですが
さて、この”面白い映画”って?
普段何気なく使っている”面白い”という言葉も
使う人によってはまるで違うものかも・・・。
英語ならinterestingでしょうが
日本語では
興味深い、おかしい、楽しい、愉快、痛快など・・・
どんどん広がっていきます。
黒澤監督の言う面白い映画とは
”人を楽しませる映画”であったはずです。
人気blogランキング参加中です。
『決してリードは放しま宣言』に賛成の方は
クリックしてください。