日本中が沸きに沸いた
WBC(ワールドベースボールクラシック=国別対抗野球)
準決勝
日本対韓国戦は一進一退の見ごたえのある投手戦。
試合が一気に動いたのは7回表
日本チーム4番松中のツーベースから。
「勝ったな」と思ったのは、この後の松中が2塁ベースに
こぶしをぶつけたその瞬間だった。
国を愛する気持ちに差があるわけではない。
違いがあるとすれば
どれだけ野球を愛しているか、だろう。
思えば、なんとも不思議な大会であったことか。
決定的なものは
この大会のために決められた特別ルールに他ならない。
ただ、どんなに不公正?なルールであっても
ルールがなければ成立しないのが野球。
いよいよ決勝戦、一番楽しみにしていたチームが相手。
「これぞ野球」を観てみたい。
<国別対抗野球>ずばり的中、王監督の巧みなさい配
2006年3月19日(日) 23時14分 毎日新聞
エースの上原が好投し、打線も大量点を奪って快勝。
試合後、王監督は「2回負けているから、
3回目は負けるわけにはいかないからね」と
安堵(あんど)感を漂わせた。
巨人、ソフトバンクで長年、監督を務めて
修羅場をくぐってきた名将でも面白いように
さい配がずばり的中し続けたのは珍しいだろう。
松中が二塁打で出塁した直後の七回1死だ。
勝負どころと読んだ王監督は、
この試合で打撃不振から先発落ちした福留を
今江の代打に起用した。
右横手投げの金炳賢で、
右打者の今江より左打者の福留の方が
球の出所が見やすいだろうと判断したからだ。
その期待に福留が応える。
外角寄りの直球を豪快に右翼席に運んだ。
さらに、2死三塁で、青木に代えて
打席に送った宮本が左前適時打を放った。
単に代打策が当たっただけのように見える。
しかし、試合前から周到な準備もしていた。
この試合、湿りがちだった打線にメスを入れた。
不振が続いていた福留をスタメンから外し、
3番にはイチローを据えた。
1番には青木を抜てき。
その際、福留には
「ここという場面で起用するから準備しておけ」と
指示を出していた。
王監督は「スタメンから外れたことが
いい気分転換になったんじゃないか」とさらりと言ったが、
福留は「相手投手の球筋とかではなく、
とにかく気持ちで打った。
何が何でも打ってやろうと思っていた」と強調した。
2連敗した試合と違って打線でライバルの韓国を圧倒した。
「のどから手が出るほど欲しかった打のヒーローが出た」。
王監督の巧みなさい配が
日本を優勝戦に導いたと言っても過言ではないだろう。
【田中義郎】
[ 3月19日 23時14分 更新 ]
さて、今日の本題はむしろこちらのほうかもしれません。
静かに幕を開けひっそりと幕を閉じたパラリンピック。
この話題を報じたメディアのいかに少なかったことか。
この一言を書き添えておきます。
「そろそろ目を開けないと、世界は変わらない」
障害者スポーツ、祭典に幕 冬季パラリンピック
2006年3月19日(日)22時36分 共同通信
【トリノ19日共同】
第9回冬季パラリンピック・トリノ大会は19日
セストリエールなどで2競技を行い
午後8時(日本時間20日午前4時)から
トリノ市中心部にある「メダルプラザ」での閉会式で
冬季史上最多の39カ国が参加し
4競技58種目を実施した障害者スポーツの祭典が閉幕。
日本は18日までに金2個を含むメダル8個を獲得する活躍。
最終日も日本選手が健闘した。
アルペンスキー回転の女子座位では大日方邦子(東京)は
1回目に転倒して途中棄権に終わり
今大会4個目のメダルはならなかったが
青木辰子(長野)が非公式記録ながら
2回目も踏ん張り3位となった。
男子座位では大回転銀メダルの森井大輝(東京)が
1回目で3位につけた。
[ 3月19日 22時36分 更新 ]
このふたつの記事には共通項があります。
選手と観るものの間には、愛するものの違いがあります。
【きょうのアンちゃん】
そろそろこっちの記事を書かなくっちゃね。
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