ホテルを舞台に繰り広げられる空前のドタバタ劇。
思い出すのは、人気テレビドラマ『ホテル』でしょうか。
どちらも同じ高級ホテルを舞台にしているものの
あまりに違いすぎるリアリティを目の当たりにすると
「お客様、大変申し訳ございません」
この言葉が鮮明に浮かび上がってきます。
映画解説ではこう書かれています。
役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾など
日本映画を代表する23人の豪華キャストが
迷路のようなホテルの中で働く従業員や訳ありの宿泊客を演じる。
登場人物の人生を同時進行形式で絡ませ
伏線を縦横無尽に張りめぐらす三谷脚本の緻密な構成力は
見事としか言いようがない完成度だ。
ほんとうにそうなのか?
三谷映画にリアリティを求めること自体間違いのような
気もしないわけではない・・・。
ただ、心底から笑えない。
笑いに理屈はいらいない、というほどの面白さも感じない。
おそらく、「観客の身になっていないな」っていう
一番の基本が抜け落ちているからでしょう。
少し厳しい評価になりますが
自己満足型喜劇にとどまってしまっている。
「ここまでか?」
(上映時間:2時間16分)
■作品評価(3つ・・・限界かも)
強調とデフォルメをこの映画で表現したと言えば
いえなくもないけれど、決定的なのは・・・
「面白くない」ということです。
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