駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

朱漆を入れました。 禽将棋駒製作中⑥

2010年03月04日 | その他の将棋
製作中の禽将棋駒です。

ようやく漆入れの段階まで来ました。

先に裏面の朱漆を入れたところです。

一字彫の場合、彫面が広く、また深いので、

漆の滲みが発生し易いと経験則的に思っています。

そこで、今回は強めの目止めを施してあります。

加えて、粘りの少ない漆を塗布すると、

滲み易いので、漆の粘度を高めに調整しました。

滲みが出ると、作品は最初から作り直しになりますので、

この瞬間が一番緊張します。

無事通過できれば、当初目標よりも早めの納品に

なりますが、失敗した場合は。。。。

今週末あたりに研ぎ出し予定です。

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2 コメント

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Unknown (富士駒会友・渡辺)
2010-03-04 07:34:31
珍しい駒も彫られるのですね
さまざまな駒の製作過程 とても興味深いです


自分も練習用木地で彫り始めました!
4,5枚 線などをガクガクしながら彫り
その後 歩を1枚だけ彫ってみました

もちろんガクガクでしたw

でもやはり楽しいです

当面の目標はとにかく1組分を完成させることです!かな~り先になると思いますが・・・^^; 
返信する
渡辺様 (日向)
2010-03-04 11:54:02
そうですか、ガクガクですか。
小生もそうでした。

主な原因は以下の2つかと思います。
①印刀の研ぎが不十分
 研げている刀で彫ると、スーッと進みます。
②彫り手
 印刀を持つ手が動いていませんか?
 最初のうちは、印刀は固定し、
 彫台を動かして彫ってみて下さい。

頑張ってください!! 
返信する

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