駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

駒師の麻雀 ~その6~

2021年04月30日 | 麻雀
以前このブログで、

麻雀における運は概ね平等、

のような内容を書かせて頂きました。

これは天鳳のレベルが一番下の一般卓から、

上級卓、特上卓を経て鳳凰卓に入る前まで、

様々なレベルの方々と対戦した自分の成績から導いた、

自分なりの結論です。

鳳凰卓で戦っている現在はと言いますと、

その結論とはだいぶ違う結果になっています。

これは自分の実力が卓内で相対的に低いことを意味しています。

敗けてがっかりすることの方が多いですが、

強い人とプレーしないと上達しないのは、

将棋も同じで、ひたすら反省と修正の繰り返しです。

老後の将棋&麻雀三昧生活を少しでも長く、楽しくするために、

今やれることをやっています。
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空蝉 Round 3 ~その8~

2021年04月28日 | 創作書体
空蝉の飛車です。

ここでご紹介させて頂いた禽将棋以外にも、

日本には実に多くの将棋(象戯)があるようで、

とある方のメールで和象戯というものを初めて知りました。

その和象戯の中に「飛」の字がついた駒が

飛鷹、鶏飛、鳫飛と3種類も登場します。

当時の方々の、飛ぶことに対する憧れは、

現代の我々が想像する以上に強かったのかもしれませんね。

ちょっとそこまで、、、、、

人もドローンで運んでもらえる日は、

そんなに先ではない気がします。


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駒師の麻雀 ~その5~

2021年04月25日 | 麻雀
私が麻雀を続けている一番の理由は老化防止です。

天鳳は1手5秒以内に牌を切るルールとなっています。

ただし、1局につき10秒の持ち時間があります。

将棋に比べて麻雀はスピード感があり、

瞬時の判断が求められますので、

自分の自摸(ツモ)番ではない時に、

いろんなことを想定し、頭はフル回転になります。

休めるのは立直(リーチ)の時ぐらいです。

年老いた脳みそには正直厳しく、

1日1半荘がほとんどで、多くても3半荘が限界です。

老化防止にはまずもって決断すること、

つまりアウトプットが大事だと思います。

また、反省を踏まえて新しい知識を学ぶ(インプット)も、

同じくらい重要かと思います。

脳は使い続けている限り老化はしないという説もある様で、

自分に都合の良い説を信じて取り入れていれば、

少なくとも悪くなることはないかと思っています。





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一舟作 十五世名人大山康晴書 御蔵島黄楊柾目薄虎斑 彫駒

2021年04月24日 | 永世名人書シリーズ
一舟作 十五世名人大山康晴書 御蔵島黄楊柾目薄虎斑 彫駒です。

知人からの依頼でオークションへ代行出品しています。

⇒YAHOOオークション

一舟師は現在「渓山」に雅号を変えていらっしゃいます。

雅号を変えるというのは、どのようなご心境なのか、

今の私には説明できませんが、

いつか私にもそんな時が訪れるのでしょうか?

少し大きく、少し厚い木地が渓山師の駒木地の特徴ですね。

山形市内から少し離れた山の中腹に工房があり、

私が訪問させて頂いた時とお変わりなければ、

そこで作業をしていらっしゃるはずです。

薄い虎斑が上品で素敵ですね。







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空蝉 Round 3 ~その7~

2021年04月22日 | 創作書体
空蝉の金将です。

最近、天野宗歩の棋譜、

特に角落ち上手の棋譜をよく並べています。

このAI全盛の時代に、

江戸時代の棋譜、しかも角落ちなんか並べてどうしたの!?

と言われそうですが、

これはこれで楽しいものなんです。

角落ち上手では、金将がよく活躍します。

角行が無いハンディキャップを、

接近戦に持ち込んで金将の機動力で補います。

よく「駒落ちの上手みたいな将棋」って言われます。

十中八九「変な将棋」って意味ですが、

私にとっては最高の誉め言葉です。

今日も金将を前線に繰り出します!
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空蝉 Round 3 ~その6~

2021年04月20日 | 創作書体
空蝉一字書の銀将です。

最終画をどう仕上げるかが悩ましいところです。

字母紙は墨が滲んでいる関係で、

シマ(中間の空白部分)が無いのですが、

これをそのまま彫るのは、

あんまり格好良くないな、と私は思います。

そう考えて毎回漢字の「又」のように彫るのですが、

全体のバランスを保つのに苦労します。
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駒師の麻雀 ~その4~

2021年04月18日 | 麻雀
麻雀は運次第でしょうか?

今の私の答えは「そういう部分もある」程度です。

将棋に比べるとそもそも見えない部分が多いので、

局後に敗因を分析してもハッキリしないことが確かに多いです。

ゆえに、単に運が良かった、悪かったで片付けがちですが、

私が1500半荘以上打った結果、

成績の1位~4位の率はそれぞれ25%前後になっていて、

運は概ね平等なんだなと思いました。

将棋の勝率は50%ですが、麻雀の勝率はわずか25%で、

75%は勝てないゲームであることを

よーく認識することが大事だと思います。

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玉刀作 金光書

2021年04月17日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
玉刀作金光書彫駒です。

字母紙が欲しくて中古品を入手しました。

玉刀は小野幸市師の雅号の様です。

これ以外の作品を手に取って見たことがありませんが、

大正12年生まれとのことですので、

ご存命ならえーと、

大正は15年まで、

昭和は64年まで、

平成は31年まで、

今は令和は2年。。。。

97歳ですかね?

ご存命でも現役は引退されていることでしょう。


さて、書体はとても珍しい金光、隷書ですね。

経年変化で駒が全体的に茶色っぽいのは自然現象ですから仕方ありません。

時々見かける初代、二代金光師が作られた書体でしょうか?

詳しい事はわかりませんが、

とにかく字母は保存しましたので、

作品はオークションへ出しました。

⇒YAHOOオークション

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清定 Round 2 ~その2~

2021年04月15日 | 清定書
清定の一字書(試作)です。

彫りはじめました。

あー、やっぱり試作からスタートしてよかったな、

というのが第一感です。

ぶっつけ本番だったら悩みすぎて、

手が止まっていたと思います。

歩の字の左側にある丸い部分が最難関です。

最も特徴的な左ハライの様な歩の最終画は、

思っていたほど難しくはありません。

王将は3本の横棒のバランスに気を付けて彫れば比較的簡単です。

いまのところ、当初の予想より良い駒になる気がします。




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錦旗書 Round 3 ~その10~

2021年04月13日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
薩摩黄楊で作る錦旗書です。

久しぶりですね。

期限は定めずマイペースながら、

試作ではない駒は、

突発的なオーダーに備える目的で作っています。



龍王と龍馬を彫りました。

さっきまで御蔵島産のやわらかい木地を彫っていましたので、

薩摩黄楊がもの凄く堅く感じます。



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空蝉 Round 3 ~その5~

2021年04月11日 | 創作書体
空蝉の桂馬です。

字母紙では、木偏の一画目と二画目が

墨の滲みでつながってしまっていますが、

きちんと分けて滲みの部分は彫らないのが私流です。

彫駒は彫刻刀で字を刻むのであり、

彫刻刀で字が滲むことはありませんね。

なお、筆で表現する盛上駒は字母紙どおりに作ります。

では、彫埋駒はどうするかといいますと、

私の結論は「字母紙通りに作る」です。

表面が平滑な彫埋駒は、

見た目としては筆を使って、

紙に墨で文字を書いた状態を目指すのが

一番自然だと思っているためです。
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駒師の麻雀 ~その3~

2021年04月08日 | 麻雀
麻雀が出来る将棋仲間から

「お金を賭けない麻雀なんてやってて面白いの?」

ってよく聞かれます。

「じゃあ、何で将棋はお金賭けていないの?」

と私が逆質問すると、

「最初からそうだったし、、、むにゃむにゃ」

見たいな回答が多いですね。

巷には「健康マージャン」といって、

1.賭けない(お金を)
2.吸わない(煙草を)
3.飲まない(お酒を)

お店もあります。

まだメジャーではない様ですが、

確実に増えている印象が私にはあります。

将棋道場も昔は、

真剣(お金を賭けた将棋)で、

たばこの煙もくもく。。。。

おじさんはワンカップやビールを飲んでたね。
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初心者用将棋駒英文表示

2021年04月06日 | 将棋駒製作
オークションに出ていた初心者用の駒です。

しかも、英文表示ですね。

将棋を指すようになって何十年にもなりますが、

今でも時々駒の利きをうっかりすることはあり、

初心者にとってはそれは頻繁にあることでしょうね。

うっかりミスで負けると悔しいものです。

この駒はその気持ちに寄り添って作られたものでしょう。

苦労の跡も窺えますし、

書き駒ですが、これを漆で書くのは大変だっただろうと思います。



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駒師の麻雀 ~その2~

2021年04月04日 | 麻雀
説明が前後しちゃいましたね。

私がプレーしている対戦麻雀サイト「天鳳」です。

⇒天鳳

始めたのは2年ぐらい前ですが、

全くの初心者ではありませんので、

半年ぐらいで六段まで行きました。

まだまだ行けるかと思っていたら、

そこが当時の私の限界だったのでしょうね。

ひと月で五段に落ち、

コツコツと勉強を重ねた結果、

1年かかって六段復帰、

そこから2ケ月ほどで七段になりました。

それが前回記事(駒師の麻雀~その1~)です。

最初の1か月は無料でプレーできますので、

ルールをご存じの方は一度お試し下さい。
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初桜 ~その1~

2021年04月01日 | 創作書体
新潟にきて一年が経過しました。

日本海側がこんなに寒いところとは予想しておらず、

極寒+コロナの影響で屋内生活がずっと続いていましたが、

そんな新潟にも春が訪れ、いま桜が満開です。


桜満開の公園の横にローソンを発見、

近いづいて行くと真っ先に桜の文字(冒頭の写真)が目に入りました。

うーん。。。。。。。うーん。。。。。。うーん?

。。。。。。。。。。。あっ!閃いた!

急いで家に戻ってパソコンをカタカタ動かし、

イメージができました。





こんなん作れませんかね?

書体名は季語と同じ「初桜」でどうでしょう?

また、お金にならないことを始めてしまいました。








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