駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

駒師の麻雀 ~その28~

2021年12月30日 | 麻雀
自動麻雀卓の点棒です。

昔は白を基調としたものに統一されていましたが、

今はこんなにカラフルになりました。

ただし、メーカーによって色は異なります。

画面左端に写っている黒い点棒は、

10000点ですが、ハコ下精算用のもので、

持ち点を全て失った場合に登場する、

あまり使いたくない点棒ですが、

今はこんなものまで用意されています。



点棒を所定の場所に納めると、

機械が各自の持ち点を集計し、全員に分かる様に表示してくれます。

昔の様に、他の人の持ち点を記憶したり、

オーラスに点数申告するなんてこともなくなりました。

所定のボタンを押すと点差が表示されますので、

暗算が遅い私にはありがたい機能です。



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清定 Round 2 ~その10~

2021年12月28日 | 清定書
清定一字書の金将、、、、、、、

ではなく成銀です。

金将に比べると、少しだけ字が略され、

サイズも一回り小さくしてあります。

まあ、そもそも源平に仕上げますので、

金将(黒色)と成銀(赤色)を

間違えることはないとは思いますけどね。

端材を使った試作品ですが、

次第に愛着が湧いている様で、

完成が楽しみになってきました。

使い易く、飽きにくく、勝負の邪魔はせず、

将棋が楽しくなる、それが私が目指す駒です。

この試作利用して、

面取りの仕方を工夫してみようかと思っています。

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駒師の麻雀 ~その27~

2021年12月26日 | 麻雀
ただいま戻りました。(^^ゞ

天鳳で再び七段に戻りましたので、

麻雀に関する発信を再開致します。

天鳳では七段昇段基準のことを、

通称「六段坂」といいます。

降段直後は自分の麻雀が変な感じになってしまい、

苦戦をしましたが、一か月ぐらい前からは、

順調に加点が出来、なんとか年内に戻れてホッとしました。

反省を綴ったノートの存在が大きかったですね。

記録は大事。今後も続けて参ります。




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清定 Roiund 2 ~その9~

2021年12月26日 | 清定書
清定の香車です。

将棋駒の根付(ねつけ)は香車が始まりだった様ですね。

刀の鍔(つば)付近にぶら下げたそうですので、

最初の持ち主は武家の人々ということになります。

香車の一直線な利きを、武士道になぞらえ、

好む人が多かったそうです。

久しぶりに香車の根付作ってみようかな。









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錦旗書 Round 3 ~その15~

2021年12月24日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
薩摩黄楊で作る錦旗です。

1回目の空研ぎが終わったところです。

木の粉を被っていますので、

ぼさーっとした感じに見えますが、

これは最後に取り除きますのでご安心下さい。

幅の広い柾を「粗柾(あらまさ)」と言います。

「荒柾」と書く場合もあるようですが、

よく調べてみると、

「荒」という字に「幅が広い」という意味はありませんし、

木地が荒れている訳ではありませんので、

今は「粗」の方が正しいと思っています。


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清定 Round 2 ~その8~

2021年12月21日 | 清定書
清定の桂馬です。

なんか、ちょっと力強い感じに

なり過ぎていないか? 心配です。

ただ、今更引き返せませんので

このまま信じて進みます。





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清定 Round 2 ~その7~

2021年12月18日 | 清定書
清定一字書の銀将です。

一応彫りましたが、うち一枚は作り直しです。

気をつけてはいたのですが、

柔らかい木地に対し余計な力を加えてしまい、

印刀が滑り、一部失敗しました。

試作だったのが不幸中の幸いですが、

試作なので油断していたのかも知れません。

まだまだ修行がたりません。。




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錦旗 Round 3 ~その14~

2021年12月16日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
水研ぎ直後の薩摩黄楊錦旗書です。

水研ぎも他の工程と同様で、

意外と繊細な作業が要求されます。

一番マズイのは、

砥石の刃が彫りの内側まで入ってしまい、

漆を剥がしてしまうことですね。

それを避けるために、砥石の番手を変えて、

丁寧に研ぎます。



作業が終わりました。

明らかに修正が必要なのは1~2枚程度ですね。

まあ、このぐらいは想定内ですので許容できますが、

この枚数が5、6枚とかになりますと、

テンション急降下で、

しばらく放置してしまいます。



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清定 Round 2 ~その6~

2021年12月14日 | 清定書
清定一字書の金将です。

力を入れず、筆の弾力を利用した柔らかい書体ですね。

清定書の主は平安時代末期から

鎌倉時代初期に活躍したとされる

藤原定家です。





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錦旗 Round 3 ~その14~

2021年12月11日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
漆を入れました。

こちらは裏面ですので朱漆です。

塗り漏れや斑(むら)が無いように、

拡大鏡を使って細部まで確認しながら作業をします。

深めに彫った分、漆を多く入れますが、

しっかり掻き出しますので、

細かい部分が埋まってしまうことはありまあせん。

ある程度漆の量がないと、

漆が剝がれやすくなりますし、

滑らかな感じが出にくいと考えています。










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清定 Round 2 ~その5~

2021年12月09日 | 清定書
作業を再開しました清定の一字書です。

歩兵が彫り終わりました。

最近まで錦旗の薩摩黄楊を彫っていましたので、

それに比べると柔らかい中国黄楊が、

更に柔らかく感じます。

こういう時にミスが出やすいので、

特に力を入れる時は慎重になります。



試作ですので余り歩は作りません。

導管太めのこの木地をこんなに深く彫ると、

正直、滲みが怖いです。


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錦旗 Round 3 ~その13~

2021年12月06日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
薩摩黄楊で作る錦旗書です。

1回目の目止めをしました。

駒が重なっていますが、

目止め剤は乾燥していますので、

くっついたりしません、大丈夫です。

私の将棋駒の主な判断基準は、

1.使いやすいか

2.その駒で指したいと思うか

3.勝負の邪魔をしないか

4.飽きないか

5.丈夫か

ぐらいでしょうか。

全ての基準を満たせるように頑張ります。





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新木地

2021年12月04日 | 将棋駒製作
手元の黄楊材を木地師さんにカットして頂き、

新しく6組ほど本組を揃えました。

この黄楊材は手元で5年ぐらい乾燥させました。



当たり前ですが、材の状態によって適度な乾燥の年数は異なります。

一時期躍起になって仕入れた黄楊材は、

これですべて駒木地になりました。

あとは、ただひたすらに作るだけです。





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和象戯(将棋)駒 ~その32~

2021年12月01日 | その他の将棋
完成しました和象戯駒です。

木地は御蔵島産本黄楊でオール柾目、

源平仕上げの彫駒、書体は明朝です。

細かい作業の連続で骨が折れましたが、

終わってみれば清々しい気分です。



多分、今のところこの仕様の和象戯駒は、

世界に一つだけですね。

オーナー様の最終チェックが済めば納品となります。

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