駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

第62期 王位戦 ~その9~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
盤駒の画像がアップされました。

盤は3方向が柾目の本榧、

木口は上品でややおとなしい感じですが、

柾目の揃いが凄い。



当たり前ですが、いい盤ですね~

駒は、



児玉師の錦旗!

盤と一体化したような出来栄えで、

これは所有者が意図的に組み合わせたものと推察します。

私なら勿体なくて、間違いなく指せない。

そんな棋具が見られるのもタイトル戦の楽しみの一つです。



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第62期 王位戦 ~その8~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
1日目の午前中で50手を超えるハイスピード!

これが現代将棋の特徴の一つですね。

冒頭の画像は「継ぎ盤」です。

継ぎ盤とは、観戦している方々が、

検討に使用する将棋盤のことです。

一枚板ではない将棋盤の事を

そう呼ぶこともあり、

少々分かり難いですね。

多分こちらの意味は、

指し手を「継ぐ」ということだと思います。

綺麗な柾目の盤ですが、

使用されているのはおそらく「スプルス」ですね。

新カヤと言った方が分かり易いかも知れません。

新品は綺麗で良いのですが、

次第にくすんできて、

最後は灰褐色ぽくなります。

継ぎ盤の主は、





井上さんと大石さんでした。

⇒王位戦中継サイト


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第62期 王位戦 ~その7~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
両者1勝1敗で迎えた第3局が始まりました。

前局は藤井王位が勝ちましたが、

逆転勝ちでしたので、

ご本人は満足していないと、

私は思います。

事前研究してあるところまでは一気に

指し手が進むでしょう。

本番はそこから。

⇒王位戦中継サイト


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第69期王座戦 ~その2~

2021年07月19日 | 日向のひとりごと
本局の対局場は、将棋連盟の特別対局室とのことです。

大一番ですから、そうなりますね。

タイトル戦と違って事前の検分はありませんので、

盤や駒についての情報は、

記者さんが昼食休憩のタイミングを狙って撮影する

画像が頼りです。



今回の使用駒は「静山」でしょうか。



書体は「水無瀬」ですね。

繰り返し使われているのでしょう、

水無瀬の銘の漆が少し剥離していますね。

でも、ちゃーんと手入れされいるので綺麗なままです。

見た限り、斑も杢もないオーソドックスな柾目木地だと思います。

実用の駒は、余計なものを省き、勝負の邪魔をしないのが大原則です。

盤の柾目も鮮やかです。

⇒王座戦中継
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第69期王座戦 ~その1~

2021年07月19日 | 日向のひとりごと
いやぁ~

人気棋士対決となったこの挑戦者決定戦は

盛り上がりますね。

佐藤さんが挑戦者なら「会長兼王座」を

期待してしまいますし、

木村さんなら永瀬王座との受け将棋対決が観てみたい。

さて、将棋はというと、、、、、

なんと会長!

普通の将棋指してる。。。。。

これは、かなり準備してきた感ありますね。

楽しみです。

⇒王座戦中継
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第62期王位戦 ~その6~

2021年07月14日 | 日向のひとりごと
封じ手は△6五角でしたね。

私の棋力では形勢判断できませんが、

解説によると豊島さんの方が少し良い様です。

さて、今回の将棋盤は、、、





はっきりしませんね。

天面がきれいな柾目なのは、



これで分かりましたが、

盤に関しては良い写真がありませんね。

実は、それはそのはずで、

本来使用する予定だった盤の不具合が、

検分当日(棋具を確かめること)のタイミングでみつかり、

画像の盤は代用品らしいです。

こんな事、あるんですね。

⇒王位戦中継サイト

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第62期王位戦 ~その5~

2021年07月14日 | 日向のひとりごと
第2局の一日目が終わりました。

封じ手はなんでしょうね?

さて、タイトル戦で使用される駒は、

だいたい2~3組ぐらいが候補に上がり、

対局者がそのうち1組を決定します。



こちらが、今回惜しくも選ばれなかった方の駒です。

作者は分かりませんが、

「十三世名人関根金次郎書 赤柾 盛上げ駒」に見えます。



関根金次郎十三世名人のお写真です。

先にご紹介しました木村名人書と共に、

アマ強豪の故・新井田基信さんが所蔵していたものを、

将棋連盟北海道支部連合会(たぶん)に寄贈されたものではないかと思います。

両方見たかったなあ。

2日制なので、1日目は木村名人書、

2日目は関根名人書を使用する、って訳にはいかないか。。。

⇒王位戦中継サイト
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第62期王位戦 ~その4~

2021年07月13日 | 日向のひとりごと
王位戦第2局、始まりましたね。

例によって画像などは、

⇒王位戦中継サイト

から頂きました。

冒頭の写真が今回の使用駒です。

驚きました、「木村文俊作 十四世名人木村義雄書」です。

この書体がタイトル戦で使われるのを、

私は初めて見ました。



タイトルホルダーである藤井王位が選択されたとのことです。

粋な選択ですね。



この書体、バランスがとりにくく、作るのが本当に難しいんですよ。





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深く彫る理由

2021年07月12日 | 日向のひとりごと
オークションで見つけた駒の画像です。

漆が複数個所で剥離しています。



裏面はこんな感じ。

だいぶ使い込んでいますね。龍馬は判読できないです。

私は100年使える駒を目指していますので、

そういう立場からしますと、

やはりこういう状態は、あってはならないと思っています。

深くしっかり彫って、ちゃんと作れば防げる症状です。

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日向@宮崎2021 ~その2~

2021年07月09日 | 日向のひとりごと
続いて参りましたのはラーメン店「宝来」です。

たしか宝来さんの記事は2回目ですね。

まあ、そのぐらい好きということです。

似た名前のお店が他に2つぐらいあったと思いますので、

ご注意下さい。



これがお店の外観です。

あっさり、旨味たっぷりの豚骨スープに、

ストレート麺というのが宮崎ラーメンです。





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日向@宮崎2021 ~その1~

2021年07月08日 | 日向のひとりごと
仕事で宮崎におります。

とりあえず腹ごしらえですね

一軒目は「つぼやホルモン」です。

本当は第三つぼやというらしいですが、

宮崎でホルモン焼きを食べるなら、

私はここをお勧めします。



お客さん1人につき1つのシチリンを使い、



こういう要領で焼いてくれます。

概ね80%ぐらい焼けたところで、

店員さんが「どうぞ」って言ってくれますので、

後は自分の好みの焼き加減で、

網の上にお肉が乗った状態のまま食べます。

⇒第三つぼやホルモン

入るのに少し勇気が要るかもしれませんが、

慣れている顔をして、カウンター席に着き、

最初は「ビール、キムチ、ホルモン、軟骨」、

食べ終わったら、

「松の露(焼酎)とカルビ」

ぐらいたのんでみて下さい。

これで2500円ぐらいです。
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最年少九段

2021年07月06日 | 日向のひとりごと
まー、実現するだろうとは思っていましたが、

それにしても凄い記録がまた一つ生まれましたね。

最年少の九段ですか。。。。

多くの棋士が生涯を賭して実現する最高段位を、

10代で達成してしまうとは、恐れ入りました。

でも、やはり羽生さんと同じように、

九段を名乗るのは何十年も先のことなんでしょうね。

画像はこちらから拝借しました⇒棋聖戦のHP







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動画配信 ~その1~

2021年07月05日 | 配信動画
棋譜ならべをするのですが、

何回も並べ直すのは面倒なので、

動画に保存しました。

まあ、せっかくなので、

こんなものでもお役に立てる方がいらっしゃいましたら、

と思いまして公開しました。

棋譜ならべをする度にアップロード致します。

自分で言うのもなんですが、

めちゃくちゃ眠くなります。

子守唄がわりにご活用いただければ幸いです。

⇒Youtube

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駒師の麻雀 ~その17~

2021年07月04日 | 麻雀
ネット麻雀の天鳳ですが、

ギリギリ七段を保っており、

このシリーズは休止しないで済んでいます。

七段昇段後の成績が振るわない原因を

データ分析してみました。

私の場合「放銃率」が10.8%なんですが、

これはかなり低い方らしいです。

放銃の率が低くて何が悪いの?

と言われそうですが、

どうも降り過ぎというか、

勝負しなさ過ぎらしいです。

相手のリーチや明確な仕掛けに対し、

聴牌していないのに降りないことを、

「向聴(しゃんてん)押し」というのですが、

どうもこの技術がまだまだみたいです。

押すべき時は押す!

降りるべき時は降りる!

が基本なのですが、

私の場合その判断と、

押せるための手組が出来ていないと仮説を立てて、

実戦を通じた勉強を続けます。
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駒師の麻雀 ~その16~

2021年07月02日 | 麻雀
必ず何かしらのボランティアをすることにしています。

癌患者さんのためのイベントに参加したり、

街中のゴミを拾ったりというのが多かったですが、

ご縁がありまして近所の健康マージャン店で、

週1回ペースでボランティアをしています。

ここでの活動は、

プレーヤーが4の倍数にならない時の補充要員、

いわゆる「人数合わせ」ですね。

実は、むかーし昔、「リーチ麻雀さかえ」という麻雀店で

アルバイトをしていましたが、

その経験が今になって役立っているのが不思議な感じです。

そこで接客の基本を学ばせて頂いたと思っています。

さかえはルールが独特で、

赤伍筒が2枚入っていて、

しかも「役」扱なんです。

なので、

「ツモ!赤伍筒のみ300・500のチップ1枚オール」

なんていう和了が発生します。

風速1.0でチップが@500、無茶苦茶ですよね。

捨て牌は7枚切り、本場は1本につき1500点だったかな?

本走(仕事として麻雀を打つ)するので、

バイト代はほとんど残りませんでしたが、

地方出身の優しい人が多く、

居心地が良かったことはよく覚えています。

ネットで調べたら、

お店は残っているものの、数は激減し、

経営者も変わったみたいです。

麻雀荘の経営は楽ではない様です。

健康マージャンは老化防止を目的にされている方が多く、

そういう方々が長く楽しめる麻雀店の運営方法を、

ボランティアをしながら研究してみようと思います。
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