駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

和象戯(将棋)駒 ~その10~

2021年08月31日 | その他の将棋
和象戯駒の「猛鹿(もうろく)」です。

先に彫りました「登猿」の裏面(成駒)です。

猛鹿なんて何の情報もないだろうな~

と思いつつも検索してみたら、

こんなのが出てきました。



猛鹿・猛馬注意って書いてありますね。

昔の日本には野生の鹿が沢山生息しており、

遭遇するとそれなりに危険だったのかも知れませんね。



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和象戯(将棋)駒 ~その9~

2021年08月29日 | その他の将棋
和象戯駒の「盲犬」です。

猛犬の誤りではない様です。

眼の不自由な方を助ける犬のことを、

日本では「盲導犬」と呼びますが、

中国では「盲犬」と呼ぶようですので、

その意味なんですかね?

初期配置は一番下の列、左から2番目です。

木地は桂馬サイズと致しました。


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和象戯(将棋)駒 ~その8~

2021年08月27日 | その他の将棋
和将棋駒の「天馬」、風馬の裏面(成駒)です。

辞書には、

1 天上界にすむという天帝の乗る馬。てんま。

2 駿馬 (しゅんめ) 。

3 ギリシャ神話で、ペガソス。

と説明があります。

この駒が考案された時代背景を考えれば、

「駿馬」が一番しっくりきそうです。

駒の動きは縦方向前後への桂馬跳びですので、

通常の桂馬は前方向へしか桂馬跳び出来ませんが、

それが後ろ(下)方向にも桂馬跳びできる、

いわば「4方桂」になります。
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駒師の麻雀 ~その26~

2021年08月26日 | 麻雀
かなり粘ったのですが、六段に落ちましたので、

七段に戻るまで記事はお休みです。

最後の一局は和了のがしでラス、

実力の無さを痛感します。

将棋もそうですが、

敗戦が続くとメンタルが不安定になり、

悪手が出やすくなります。

特上卓で再び六段坂に対峙しながら、

雀力向上に努めます。

限界を感じたら反省ノートを付けるのが、

私なりの上達法で、

デスノートをモジり、また麻雀ですので

「ラスノート」と命名しました。

ラスを引くたびに反省文を書くルールなので、

一体何ページになることやら心配ですが、

やると決めましたので、

七段復帰まで続けます。

では、復帰しましたらまたお会いしましょう。

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和象戯(将棋)駒 ~その7~

2021年08月25日 | その他の将棋
和将棋駒の「歬牛(せんぎゅう)」です。

牛車の裏面(成駒)です。

「歬(せん)」と言う字がまずもって常用漢字ではなさそうです。

「止」の下に「舟」と書きます。

意味は「前、前の方、先だって」だそうです。

従って、歬牛は先頭の牛?

真っ先に突進する勇猛な牛と解釈すればいいですかね。

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第62期 王位戦 ~その10~

2021年08月24日 | 日向のひとりごと
王位戦の第5局が進行中ですね。

今回の使用駒は、、、、、、

児玉龍児師作の錦旗書、

木地は程よい赤柾に見えます。

大一番に相応しい駒ですね。

素晴らしい。



盤は、対局場である渭水苑所蔵の様です。

立派な盤であることに間違いはありませんが、

木口の模様は、個人的には好みではありません。

ごめんなさい。



藤井王位としてはここで決めてしまい、

叡王戦と竜王戦に集中したいところでしょうね。

⇒王位戦中継サイト




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和象戯(将棋)駒 ~その6~

2021年08月23日 | その他の将棋
和象戯駒の「風馬」です。

「ふうま」ではなく「ふうば」と濁って読む様です。

意味としては「風を巻き起こして行く馬」らしいです。

和象戯では右下隅に初期配置されますので、

木地は香車のサイズとしました。



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梅心子

2021年08月21日 | 将棋駒製作
新しく彫刻刀を入手しました。

「梅心子」といいます。

⇒梅心子のHP

現在の店主が七代目とのことですから、

創業はいつなんでしょうね?

なんだか良さそうぐらいの感覚で、

試しに入手してみました。





刀の裏面に銘が入っていますね。

柄がありませんので、自分で用意します。

と言っても私のやり方は居たって簡単、



どこにでもあるビニール紐をくるくると巻き付ければ完成です。

切れ味はシャープというより滑らかですね。

細かい部分も良く彫れます。

手になじむにはもう少し時間が要りそうです。






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駒師の麻雀 ~その19~

2021年08月16日 | 麻雀
天鳳七段の原点は1400点なのですが、

一時期0005点まで下降し、

さすがに降段を覚悟しました。

5/1400ですからねぇ~終わっているでしょう。

しかし、将棋もそうなんですが、

「勝つと思うな、思えば負けよ」の心持で、

対戦相手への敬意を忘れず、

自分なりの最善を尽くしていると、

不思議と結果は良くなり、

500/1400まで回復しました。

ただし、この辺りが自分の現在の実力の様で、

原点の1400まで回復する兆しは全く見えませんね。

鳳凰卓の皆さんは、とにかく麻雀が強い(上手い)!

負けた時はもちろんのこと、

振り込んだ時の牌譜検討が何よりの財産です。

自分の弱さを知ることが上達への最短距離と思います。
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和象戯(将棋)駒 ~その5~

2021年08月14日 | その他の将棋
和象戯駒の「牛車」です。

読み方は「ぎっしゃ」「ぎゅうしゃ」共にあるようですが、

私の時代は学校で「ぎっしゃ」と習いました。

しかし、実際どんなものなんでしょうね?

ということであちこちから画像を拝借して参りました。



こんな感じらしいです。

ウキには、

「牛車(ぎっしゃ、ぎゅうしゃ)は、ウシやスイギュウに牽引させる車のことで交通手段のひとつ。主に荷物を運搬する荷車タイプのものと、人を運搬する乗り物タイプのものがある。現代の日本では観光用や祭礼用などを除いてあまり見かけられなくなっている。かつては世界各地で用いられており、発展途上国では今でもごく普通に見ることが出来る。2005年にはコスタリカの牛飼いと牛車の伝統がユネスコの無形文化遺産に登録されている。」
⇒Wikipedia

と説明があります。





なかなか高級感あるものですが、

戦(いくさ)には向いていない気がしますし、

目立ち過ぎて敵から真っ先に狙われてキケンだと思います。(^^)/


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和象戯(将棋)駒 ~その4~

2021年08月12日 | その他の将棋
和象戯駒の「金鳥」です。

日本人的には金鳥と聞くと、

どうしても、



こうなりますよね?

ただし、実際のところは、



こういう鳥らしいです。

ニワトリの親戚ですか?

画像はコチラから頂戴しました。⇒大日本除虫菊さんのHP









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和象戯(将棋)駒 ~その3~

2021年08月09日 | その他の将棋
和象戯駒の萑歩です。先ほど彫終わりました。

途中までは裏面の金鳥も同時に彫っていたのですが、

遅々として進まないので、

萑歩を先に済ませることと致しました。



駒および字母のサイズが最も小さい、

この駒が最難関ですので、

この後は金鳥を彫ります。



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西川流振り飛車

2021年08月08日 | 指す将棋
現代将棋はバランス型全盛、

どっちを見ても▲3八金・▲2九飛(△7二金・△8一飛)です。

30年以上前からその形を指してきた身としては、

なんだか恋人を奪われた様な気分です。

天邪鬼な性格の私としては、

そろそろ違う世界へ行きたくなります。

そこで見つけたのがこの本、

「西川流振り飛車 居飛車穴熊破り」です。

オールドファンとしてはお父様の方が

なじみ深いのですが、

息子さんも頑張っていらっしゃいますね。

西川家の伝統(?)を継承した、

ノーマル振り飛車穴熊についての解説が

とても参考になります。

振り飛車&穴熊の評価がやや下がったところに、

自分らしさを求めてみようと思います。

本書を参考にノーマル中飛車穴熊を

10局ぐらい指してみました。

不慣れなためか苦労は多いですが、

勝率は良く、意外と合っているのかも知れません。

加齢と共に終盤のミスが多くなりますので、

玉形は堅固にした方が良い様です。

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第6期 叡王戦 ~その2~

2021年08月03日 | 日向のひとりごと
毎度のことですが、盤駒の画像がアップされるのは、

昼食休憩時ですね。

今回の駒の作者は巨匠大竹竹風師、

書体は「巻菱湖」ですね。



対局終了後、見届人にプレゼントされるとのことです。



盤の側面はわかりませんが、天面は綺麗な柾目で、

比較的オーソドックスな仕様の様です。

駒台の材は「花梨」でしょうね。

「杢」の部分はこのように明確な特徴があります。

大舞台に相応しい組み合わせだと思います。

⇒叡王戦中継

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第6期 叡王戦 ~その1~

2021年08月03日 | 日向のひとりごと
叡王戦の第2局が始まりましたね。

王位戦とのダブルタイトルマッチとなり、

両シリーズを通しての両者の勝敗は、

@王位戦・・・・・豊島叡王1勝、藤井王位2勝

@叡王戦・・・・・豊島叡王0勝、藤井王位1勝

です。

戦型は角換り早繰り銀ですが、



ひえー、いきなり△4五歩!!!!!

どうなるの?

⇒叡王戦中継
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