駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

芙蓉書 ~その7~

2016年03月27日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
漆の研ぎ出しが終りました芙蓉書です。

字母紙の破片が所々に残っていますが、

これは後で落ちるので大丈夫です。

一つ一つの作業をじっくり時間をかけて

行いましたので、

その分ミスは出にくくなります。

ここまではとてもいい感じです。

この後、水分をしっかり蒸発させます。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山名人書 Round 2 ~その2~ 

2016年03月25日 | 永世名人書シリーズ
大山名人書を彫りはじめました。

どの作品もそうですが、

最初は少々慎重になります。

木地はその部位、油分、乾燥度合などにより、

一つ一つ性質が異なります。

それが把握できるまでは

まさに「探り探り」です。

今回の木地は柾目ですが、

思った以上に堅く、

印刀の刃をあまり薄く研ぐと、

ちょっとした事で欠けそうです。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。








コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜀紅書 Round4 ~追伸~

2016年03月22日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
芙蓉の花を調べていましたら、

一緒に出てきた画像がこれです。

この花が「蜀紅」の様です。

教養が無くお恥ずかしい限りですが、

今の今まで全く知りませんでした。

正確には「蜀紅蓮」というそうです。

書体名に花の名前をつけるなんて粋ですね~

お陰で殺風景なブログが華やぎました。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芙蓉書 ~その6~

2016年03月21日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
芙蓉の花の画像です。

美しい花ですね。

花言葉は「繊細な美」です。

更に詳しくお知りになりた方は

⇒芙蓉の花言葉

へどうぞ。

書体については、

トーシンさんの解説をお借り致しました。

-----------------------------------------------------

「芙蓉」は書体銘として広く知られていますが

実は明治期の大阪の駒師の銘でもあります。

明治末期、増田弥三郎を中心とした

駒師のグループ(増田開進堂)がありました。

「芙蓉(もしくは芙蓉盃)」はそこで製作された

大阪彫(大阪の彫駒)の駒銘でした。

書体銘としての「芙蓉」は後にこれが書体に発展したものと思います。

-----------------------------------------------------

大阪を中心に昭和初期までは盛んに作られていた書体ですが、

大阪駒の衰退と共に、あまり作られくなった様です。

美しく歴史ある書体です。

微力ながら後世へ伝えて行きたいと思います。


*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芙蓉書 ~その5~

2016年03月19日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
久しぶりに登場しました芙蓉書です。

全ての彫が終り、

漆を入れ乾燥させているところです。

と言いましても、

実は既に3週間ぐらい乾燥させています。


漆は未だ解明されていない部分が多く、

ちょっとした事でへそを曲げます。

特に気温が上がらず、

また湿度が低い寒い時期は、

芯(漆の内部)まで乾いていない事が時々あり、

放置期間を十分確保するようにしています。


また、私は長時間湿度の高いところに

木地を入れるのが好きではなく、

乾燥は出来る限り自然な状態を心がけています。

「そこまで臆病にならなくても」と言われそうですが、

これらは、全て失敗から学んだ自分なりの現在の結論です。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山名人書 Round 2 ~その1~ 

2016年03月14日 | 永世名人書シリーズ
久しぶりに十五世名人大山康晴書を作ります。

木地は随分と悩みましたが、

赤みの強い御蔵島黄楊薄虎斑柾目を用意しました。

少し線が細いのですが、書体を引き立て、

上品に仕上がると思います。

写真は光が反射してしまい

良く見えなくてすみません。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リサイクル駒16 ~その1~

2016年03月07日 | リサイクル駒
このタイトルで記事を書くのは久しぶりです。

先日オークションで落札した

仙佳作の並彫です。

異常なくらい汚れてますね。



アップしてようやく何の駒かはっきりしました。

おそらく、物置か何かに放置されていたのでしょうが、

湿気が無かったのが幸いです。

これなら再生の余地があります。



と言いましても、駒数も不足してますから、

遊具として復活するには、

その分も補う必要があります。

仙佳師関しての情報を集めながら、

リサイクルを実現して参りたいと思います。

*******************
いつもご覧頂きありがとうございます。 
☆応援宜しくお願い致します!!!
ポチっと押して下さい!!☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
*******************

<お知らせ>
メッセージを送られる方へ
当方からのご返信が差し上げられませんので、
お名前、PCメールアドレス等をお忘れなく記載下さい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする