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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

蜀紅 Round 6 ~その10~

2023年09月28日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
いつもは最後に彫る「と金」ですが、

気分を変えて、今回は先に彫りました。

「と」の一画目は縦棒ですが、

書体によってその後が違います。

縦棒を書いたあと、

そのまま反時計回りで、

まるでアルファベットの「e」を書く場合と、

一旦上方に戻り、記号の「&」の様に書く場合に分かれますね。



蜀紅 Round 6 ~その9~

2023年09月26日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
蜀紅の王将です。

駒尻の銘も含めて、彫り終えました。

「蜀」の字は、中に「虫」の字があり、

これが彫りにくい。

ちなみに手ぬぐいは、

クラリネット奏者のマリィ凛(まりりん)さんと言う方です。

広島に居る時に、友人に付き合ってコンサートへ行き、記念に購入しました。

木地研磨の時の下敷き(失礼)として使用しております。



裏面の字母紙を貼り、後半戦のスタートです。


蜀紅 Round 6 ~その6~

2023年09月15日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
蜀紅の銀将です。

「将」のつく駒は三種類ありますが、

王将は一切略さず、

⇒金将⇒銀将の順に、

少し略した部分を入れて行くのが、

一般的な字母の作り方です。

蜀紅の「将」の字の中で唯一好きなのが、

この銀将の将の字で、

そういうルールみたいなものにとらわれず、

個人的には、全てこの「将」の字で

統一したほうがいい様な気さえします。

もちろん、お客様からのオーダーですから、

勝手に変更したりは、しませんよ。。。