駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

空蝉 Round2 ~その11~

2019年04月29日 | 創作書体
空蝉です。

すべての彫りが終わりましたので、

字母紙を剥がし、軽く洗って

付着しているホコリ等を落としました。

手早くやらないと木地が曲がる原因になりますので、

注意が必要な作業です。



風通しのよい日陰で乾燥させます。

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将棋大観

2019年04月23日 | その他
久しぶりに押し入れの奥から取り出しました、

故木村義雄十四世名人の名著、

将棋大観です。

重たい受け将棋の棋風を

少し軽くしようと思い、

振り飛車の棋譜ならべを繰り返していましたが、

基本ができていないためでしょうか、

なかなか改造できません。

そこで捌く手筋の宝庫、

香車落ち定跡を引っ張り出してきた次第です。

駒落ち上手はハンディキャップを

駒の効率で補わざるを得ず、

それがとても勉強になります。

私の将棋大観はだいぶくたびれていますが、

今は復刻版も出ている様です。

ご一読をお薦め致します。




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空蝉 Round2 ~その9~

2019年04月18日 | 創作書体
空蝉書の成桂です。

桂馬の価値を論じる機会が増えましたね。

例えば振り飛車では角行と左桂の活用が重要で、

その成否が局面全体の優劣に直結します、

大山、升田世代の将棋を知る人間としては、

隔世の感は否めませんが、

そこに留まると上達できませんので、

新感覚の習得に勤しんでいます。

桂馬は角行の次に敵陣に到達できる

機動性が高い界駒です。

この駒の活用が現代将棋のポイントですね。




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空蝉 Round2 ~その8~

2019年04月16日 | 創作書体
空蝉の成銀です。

一字書で実は気を付けるべきポイントはこの成銀で、

金将と似すぎるとトラブル発生の原因になります。

元奨励会の知人がいるのですが、

その方いわく

「成銀を打ってしまい、反則負けで四段昇級を逃した!」

とのこと。。。。。

駒師は肝に銘じるべきエピソードだと私は思います。

ルール上は

「そんなの間違える方が悪い」

は昭和の感覚でしょう。

勝負の邪魔をしないことが、

将棋駒の最低条件です。



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空蝉 Round2 ~その7~

2019年04月14日 | 創作書体
空蝉の龍王と龍馬です。

龍馬は実は桂馬の馬から字母紙を制作していますので、

バランスがもともと取れています。

一方、龍馬の龍はご覧のとおり、

かなり右寄りで書かれていますので、

この調整が難しいところです。

「立」の下に「木」を書く、

この偏はどれか一本を長く伸ばすのが、

書の基本らしいですが、

さすがにこれは伸ばし過ぎ?

と考えてしまいそうです。

しかし、素人判断は禁物、

そのまま字母紙に致しました。

違和感は作ってみてから判断します。



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詰将棋解答選手権(一般戦)参加してきました。

2019年04月07日 | 大会・イベントなどのレポート
4/6(土)詰将棋解答選手権に参加してきました。

私が参加しましたのは一般戦ですが、

他に初級戦とチャンピオン戦があります。

ご自分の実力に応じて出場クラスを選択できます。

一般戦は解答時間50分、

5~15手詰が6題、

各5点配点で30点満点です。

参加費は1,000円です。

毎年この時期にやっていますので、

次回は来年になってしまいますが、

ご参加をおすすめ致します。

楽しいですよー

⇒詰将棋解答選手権のブログ

冒頭の問題は一般戦の第1問です。


第2問


第3問


第4問


第5問


第6問



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大棋作 清安書 ~その5~

2019年04月02日 | 駒修理
大棋作 清安書です。

リサイクルが完成しました。

自分なりに色々調べてみましたが、

大棋銘は有面盤駒店のブランド駒の様ですね。

経年劣化が進んでいて、

ハッキリしませんが、

木地はそれなりのグレードの様です。

劣化した虎斑模様は決して美しいとは言えませんが、

新木地でこれだけのものを揃えるには、

それはそれで困難な気がします。

とりあえず、プレイに支障がないぐらいまで

修復が出来ました。

ふう。。。。

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