駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

休暇取得のお知らせ

2012年08月30日 | 日向のひとりごと
数日前より体調不良が続いており、

お休みを頂戴しております。

大変申し訳ありませんが、

復調するまで引続きお休みを頂戴致します。

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天童上彫り物語り ~その21~

2012年08月26日 | 天童楷書
ご縁がありまして小生のところへ

1組天童上彫り駒が参りました。

使い込まれ褐色になっています。

使われてこそ将棋駒!ですね。

カチカチと木目の詰まった本黄楊

特有の音がします。

クリーニングしてみないと分かりませんが、

産地は薩摩ではなく、御蔵島かと思います。



天童上彫り駒には珍しく漆書きの銘が入っています。

おそらく当時はそれなりの値段で売られていたのでしょう。

ところで、「栄山」ってどなたでしょうね。

いつもの様にググってみました。

⇒天童駒職人

伊藤栄太郎師ですね。

ご専門は書き駒の様ですが、

この彫駒も素朴でいい味出してますね。

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阪田好 ~その5~

2012年08月25日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
裏面の彫が終わりました。

うーん。。。そうですねー。。。。

失敗らしきものは無かったのですが、

上手く彫れているのかいないのか?

ちょっと分からないというのが正直な感想です。

とりあえず、この後表面の字母紙を貼り、

気持ちが乗ってきたら彫刻再開致します。

作業としては楽しいです。

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近代将棋 ~その7~

2012年08月22日 | 日向のひとりごと
例によって古~い近代将棋の表紙です。

今回の駒は。。。。



この書体!

ん?

。。。。。

見たことあるけど、作ったことないな。



そうそう薫斎!

たしか、、、松本薫斎氏、、、、

著名な書家だったような気がします。

董仙は息子さん?

この辺りの知識を一回整理しておかないといけませんね。

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金龍書 Round2 ~その15~

2012年08月20日 | 金龍・淇洲
おかげさまでようやく完成致しました!


正統派の金龍書に、個性派の極みを掛け合わせると

どうなるのかと思っていましたが、

違和感ないですねー

金龍書もしっかり存在感を出していますし、

木地もしっかり主張しています。

小生としてはちょっと新たな発見です。



(あれ!? ちょっと研磨粉がついてるぞ。綺麗に拭き取らなくては。。。。。)

お客様はプロ棋士との指導対局に御遣いになられるとのこと。

演出の一助となれば幸いです。

素敵な時間をお過ごし下さい。。。


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金龍書 Round2 ~その14~

2012年08月19日 | 金龍・淇洲
・漆の研ぎ出し

・研磨(1回目)

・面取り

まで一気にすすめました。

常に一番恐れている「滲み」もなく一安心です。

このまま油でサーっと仕上げても十分なのですが、

今回は更に磨きます。

木口杢は、指すと独特の軽い駒音が致します。

文字では伝えられないのが残念。。。。


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オリジナル書体 ~その6~

2012年08月17日 | 将棋駒製作
お客様からご依頼を頂いております

任天堂将棋駒のコピー制作です。

とりあえず粗彫りが終わりました。

彫跡はあまり綺麗じゃありませんが、

彫埋駒にしますのでご勘弁を。。。

さて、彫っていて思いましたが

この字母紙、いいですね。

数多ある天童楷書の書き駒作品を参考に

この字母紙を作られたのだと思います。

世の中に最も普及している

源平天童楷書のスタンプ駒を

本格的な駒木地で制作したら如何でしょう?

挑戦してみようと思います。


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リサイクル駒6 ~その4~

2012年08月16日 | リサイクル駒
桂月作のリフレッシュが終了しました。

うーん。。。やはり傷みが酷くて

この程度までしか回復出来ませんでした。


ただ、リフレッシュを通じて、

①経年による木地の変化

②当時の木地づくり技術

③目止めの方法

④彫刻レベル

等を知ることが出来、本来の目的は果たせました。感謝。


この駒は、遊具として使用しても良いのですが、

お酒片手に、

「この時代にはこんな駒も作られていたんだねー」

なんていいながら、骨董品の様に楽しまれる方が良さそうです。

双玉+源平仕上げですから、

当時としてはかなり洒落ていたと思います。

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盛上練習 ~その21~

2012年08月15日 | 盛上練習
かなり久しぶりに登場しましたね。

栄一作の機械彫り駒を利用して、

盛上練習用の彫埋駒を作っています。

右側は水研ぎした直後で、

まだボーっとした顔をしていますが、

左側は軽く磨いたものです。

練習用ですので、ピカピカにする必要はありませんが、

シャム黄楊でもこんなに綺麗になります。



うーん。。。。一応彫埋駒ですが、

早く漆を乗せてあげないと可哀想な感じです。。。。


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金龍書 Round2 ~その13~

2012年08月14日 | 金龍・淇洲
漆を入れました金龍書です。

作品と何ら関係の無い方にとっては、

ツマラナイ写真ですね。

すみません。

ただ、ご依頼主にとって、

ご自身がオーダーされた駒の

制作記録は特別な意味があると思うのです。

これは、小生が駒師になる前から思っていた事です。

「並べて売られている駒では満足出来なかった」

これが駒師になったキッカケかも知れません。

いい作品を作れる様、今後も努力を惜しみませんが、

作品の「前後」も大切にして行きたいと思います。。


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金龍書 Round2 ~その12~

2012年08月13日 | 金龍・淇洲
目止めを施し乾燥させているところです。

(一部見慣れない駒が交ざっていますが、お気になさらず)

目止めによって駒字がいくらか鮮明になりましたので、

出来上がりが少し想像できるかも知れませんね。

早く漆を入れたくなりますが、待て待て待て。

慌てると何も良いことはありません。

もう一日乾燥させます。

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阪田好 ~その4~

2012年08月12日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
彫刻を開始しました阪田好です。

いつもより幅が1mm狭い3.5mm幅の

彫刻刀を使用しています。

音楽を聴きながらリズムに乗って作業中です。

細かな作業は神経を使いますし、

技術的にも難しいのですが、

その難しさが楽しいのです。

気持ちが乗っているので、

可能な限り進めてしまいましょう。


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駒洗浄 ~その3~

2012年08月11日 | 駒修理
再度洗浄を施した直後の写真です。

あれ!?ちょっとポンボケですね。すみません。。


最初が、、、、、



でしたので、随分良くなったと思います。

こういう端材は、足し駒の材料として使います。

足し駒は新品の木地で制作しますと、

他の駒と馴染むのに相当な時間を要します。

予めこういう木地があれば、

最初から違和感なく駒を足すことが出来るという訳です。

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駒洗浄 ~その2~

2012年08月09日 | 駒修理
一昨日の続きです。

一回目の洗浄を行った後、暫く放置し

十分に乾燥させました。

さて、如何でしょう。。。。。

うーん、かなり汚れが頑固ですね。

思ったほど綺麗にはなっていません。

同一工程をもう一度繰り返してみたいと思います。

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駒洗浄 ~その1~

2012年08月07日 | 駒修理
倉庫の片隅から取り出しました駒木地です。

保存状態が悪いと、この様に木地が汚れてしまいます。

この木地は、既に小生の手元に来る前から

この状態でしたので、タダ同然でお譲り頂きました。

木は枯れてなお変化し続けますので、

駒を育てる楽しみが生まれます。

ただし、この写真の様に

好まない方向へも変化しますので、

保管には十分な注意が必要です。

この木地の場合は、木地の内側から

樹脂ですか?それとも灰汁ですか?

いずれにしても分泌物が滲み出ています。

天然の斑模様ですので、

気にならない方もいらっっしゃいますが、

何とか取り除きたいと思う方も多いでしょう。

ちょっと洗浄してみたいと思います。


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