駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

神秘 ~その14~

2024年08月26日 | 創作書体
神秘です。

漆を入れました。

丁寧に彫って仕上げたつもりですが、

薩摩黄楊はとにかく堅いので、

彫刻刀が負けて、線が出ていない部分は、

再修正が必要になります。

このあと、一旦研いで、

その有無を確認します。

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王羲之 Round2 ~その1~

2024年08月22日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
久しぶりに王羲之の彫駒を作ります。

木地は師匠の大澤冨月から譲ってもらった、

御蔵島黄楊の柾目にしました。

ながらく一字書を作っていましたので、

二字の字母が少し新鮮に感じます。





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神秘 ~その13~

2024年08月20日 | 創作書体
神秘の「と金」です。

全部彫り終えました。

このまま目止めに行きたいところですが、

彫駒については、

ここから彫刻刀を変えて、

仕上げ彫りをするのが私流です。



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神秘 ~その12~

2024年08月16日 | 創作書体
神秘の成香です。

成銀、成桂とは少し趣を異にしますが、

縦長にする、

という字母の基本原則に従って書かれています。

そもそも、香車の駒形が縦長なので、

例えば横幅の太い字にしますと、

物凄く違和感が出ます。

字母はデザイン性も大事ですが、

空間(余白)の取り方も重要です。

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神秘 ~その11~

2024年08月14日 | 創作書体
神秘の成桂です。

比較しやすい様に、

金将と成銀も一緒に並べてみました。

どれも金将の動きをする駒ですが、

成銀→成桂と変わるにつれて、

省略の割合(画数)が減っている、

のが分かると思います。

例外はありますが、

これは字母を作る時の基本原則に近いものものです。

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神秘 ~その10~

2024年08月12日 | 創作書体
神秘の成銀です。

一瞬、金将かな?

って思うかも知れませんので、

金将を再確認しておきましょう。



一字書における金将と成銀の誤認問題は、

必ずと言っていいぐらい発生するので、

字母を作る段階でよく検討しておく必要があります。

でも、成銀はそもそも「金」なので、

あんまり金から離れ過ぎちゃうのも要注意です。

プレーしてみないと分かりませんが、

このぐらいの違いなら良いかな、と私は思います。



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神秘 ~その9~

2024年08月09日 | 創作書体
神秘、後半戦スタートです。

字母を貼り、十分乾燥させた後、

竜王・竜馬を彫りました。

これは、字母紙の輪郭を彫る方法で筋彫りと言います。

筋彫りと言えば、

「坂田(阪田)好」がまず最初に頭に浮かびます。

ちょっと話題が神秘から外れてしまいますが、

盛上げ駒の土台を筋彫りの彫埋めにする方法を考えていまして、

いま入っている仕事が落ち着いたら、

試作してみようと思ってます。





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神秘 ~その8~

2024年08月03日 | 創作書体
神秘、王将の駒尻です。

刃幅の狭い新しい彫刻刀(ハイス鋼)を用いました。

いい感じ、使いやすいです。



書体、神秘は「双王」が基本の様です。

粗彫りなので、彫面を整えるのは後でやります。








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駒師のバイク ~その5~

2024年08月01日 | バイク
バイクに乗って色んなところに行くようになりましたが、

概ね「温泉+めし」ですね。

体験ほど貴重なものはないと、

最近はそう思います。

永源寺温泉に行ってきました。





こちらは八風という名の温泉施設です。

あちこち行かせて頂いてますが、

ここは屈指の温泉施設だと思います。

滋賀県ですので、近江牛を頂きました。





ずっと仕事ばかりしてきたので、

こういう経験がとても新鮮に感じます。
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