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駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

駒修理 ~その4~

2011年02月17日 | 駒修理
水研ぎした直後の状態を写真に収めました。

実際には水ではなく、40℃ぐらいの

お湯を使用していますので、

表面の油が落ちて、すこし白っぽくなっています。

ただ、これも2、3日すると木地の奥にある油分が

表面に出てきて艶が戻ると思います。

もし白っぽいままでしたら、油を補います。


さて、彫りはいかがですかねぇ?

個人的にはまあまあかな、と思っているのですが。。。

漆も「カシュー漆」に揃えましたので、

おそらく違和感は無いと思います。

ご依頼者のご了解が頂ければ

これで終了となります。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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見事に直るものなのですね!! (ハム柳)
2011-02-17 23:03:40
駒の修理というものが一体どのように行われているのかとても興味が沸きまして、経過がアップされるのを楽しみにしていました。

それにしてもお見事です。

彫りは元々あったものを参考にされてフリーハンドで彫っていかれたのでしょうか?


修理はどう考えてもいちから駒を作るよりも難しそうです。
私には恐ろしくてまだまだ出来そうにありません。

記事を読んでいたところ実際に使われた駒だとのことですが、一番初めに字が細くなってしまっていたのも使用したことによる磨耗によっておきたものでしょうか。

何れにしろ愛されているのがこんなにもわかる道具というのはそれが人様のものであっても嬉しくなります。

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ハム柳さんへ (日向)
2011-02-18 00:53:30
ご質問の件ですが、正常な駒を横に置き、参考にしながらフリーハンドで彫ります。
駒の修理を目的に勉強したことはなく、いつも失敗するので、必然的に修正の技術が身についた様です。
修理は失敗が全く許されないので、気持ち的にも難易度が高く、できれば避けたいと思うのが普通かと思います。
でも、この方の様に駒を大切になさっている方からのご依頼は、どうしても断れないですね。
返信する

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