駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

ピンホール修理 ~その3~ 

2020年10月20日 | 駒修理
無銘の芙蓉書です。

前回記事から一年以上の間を置き、

サビ漆の乾燥を確認してから、

少し使用し、それから仕上げました。

作者が誰かは知りませんが、

無数のピンホールが発生した時の落胆した気持ちは、

駒師ならば想像に難くありません。

しかし、現代技術を持ってすれば、

ピンホールは十分挽回が可能です。

私は良い時代に生まれました。

今の駒作りは、先人たちの血と汗と涙で出来ている、

そんな気が致します。

オークションに出しました。

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