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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

次回作は金龍書

2010年04月29日 | 金龍・淇洲
小生の場合、おおよそ3作ぐらいを同時に作っています。

無剣の深彫がほぼ終わりましたので、次々回作品に

取り掛かります。

書体は「金龍」に決めました。

あまり聞きなれない書体名かもしれませんね。

どちらかというと「玄人好み」といった感じです。

少し調べてみました。

金龍は江戸時代後期ごろ一世風靡した人気書体です。

甲賀氏治という武士が駒を作っており、

その人の号が金龍だったそうです。

つまり、駒師名がいつの間にか書体名に

なってしまった様ですね。

古い書体ですが、野暮ったい感じがなく、

スマートな筆運びは、現代のものと比較しても

なんら劣るところが無い様に思います。

江戸時代、飛ぶように売れた理由は

そこにあると感じます。

指している方が、

「粋な江戸っ子気分を味わえる」

そんな駒に仕上げてみたいと思います。

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