岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真は「ヒメジソ」/ System Diskとして使っていた「SSD」が壊れた!(6)

2010-09-30 04:17:41 | Weblog
 (今日の写真は、シソ科イヌコウジュ属の1年草「ヒメジソ(姫紫蘇)」だ。実は、これを「ヒメジソ」とすべきか、「イヌコウジュ(犬香需)」とすべきかで、かなり悩んだのだ。というのは、両方とも同時期に咲く代表的な秋の野草で、どちらも「シソ科イヌコウジュ属」の花であり、非常に似ていて「見分ける事」がとても難しいからである。
 よく言われている「見分け方のポイント」は「ヒメジソの葉は、鋸葉は荒く、4個から6個であるが、イヌコウジュは鋸葉が浅くて6個から12個である」、「ヒメジソは毛が少なく、イヌコウジュは毛深い」、「ヒメジソの萼の先はあまり尖らず、イヌコウジュの萼は鋭く尖る」などである。
しかし、萼の先の尖り方や毛深さは相対的なもので、両方実物を並べて見るとよく分かるが、咲いている時に、別々に見ただけでは殆ど見分けることは出来ない。
 このような場合、私は出来るだけ「単純な方法」を採ることにしている。今回は「鋸葉の数」に拠った。これが、一番比較の上では見分けやすい方法であるからだ。だが、植物の世界は一定の基本的な「ルール」のようなものはあるが、それぞれ相当に「個性的」であって、「イヌコウジュ」にも鋸葉の数が少ない葉があるそうだから、「単純にはいかない」こともある。
 この写真の花の色であっても、「ヒメジソ」ならば、もっと「白っぽ」くてもいいのではないかという人がいるかも知れないが、これは「淡い紫紅色」である、このくらいの変異は許容されてもいいのではないだろうか。
 「ヒメジソ」は、北海道から九州に分布している。山野の湿った林縁や道端に生える草本だ。草丈は50cm前後で、茎は四角形で、稜には下向きに曲がった短毛があり、節にも白い毛が生えている。葉は対生し、長さが2cmから4cmの卵形また広卵形で、粗い鋸歯があり、裏面には腺点がある。
 9月から10月にかけて、枝先に長さ5cmほどの花穂を出して、白または淡紅紫色の小さな唇形花を疎らにつける。花冠は長さが、2mmから4mmですごく小さい。萼は長さが2、3mmで、上唇は3裂、下唇は2裂している。

 「ヒメジソ」は「姫紫蘇」と書くから「小さなシソ」という意味である。しかし、「シソ」とは別属で、食用にも薬用にもならない。同じ属の「イヌコウジュ」も同じである。 漢方の薬の「香需」の原料になる「ナギナタコウジュ」に似ているが、役に立たないので「イヌコウジュ」と呼ばれているのだ。
 だが、「ヒメジソ」も「イヌコウジュ」も「役に立たない雑草」と言い切ってはいけない。秋の野原で可愛い花をつけて、それぞれが自己主張している姿は可愛らしいものだ。

 日本には昔から多くの薬草類があった。その中でも代表的なものが「シソ(紫蘇)」ではないだろうか。これは、「日本のハ-ブ」といってもいいだろう。「ハーブ、ハーブ」といって「外国種」の植物を祭り上げる人も多いが、在来種の「ハーブ」紫蘇だって捨てたものではない。世界的にみると、シソ科には典型的なハーブ類が多く、日本に帰化して野生化している植物も多いのである。
 「シソ」のという名前の由来は、漢名の「紫蘇」の音読みからであり、中国では、花と葉の両面が紫色である事から、「紫が蘇る」という意味が名前である。そして、漢方では葉、種子が薬用とされ、「蘇葉(そよう)」、「蘇子(そし)」と呼ばれている。
 「シソ」古くから薬味として使われ、魚の生臭さを取り、食中毒を防ぐために刺身のつま等と広く頻繁に使われてきた。
 また、葉は酸と反応して赤くなるので、「ウメボシ」の色つけには現在でも使われている。なお、葉にはカロチン、カルシウム、ビタミンC、ミネラルなどが含まれているといわれている。)

◇◇System Diskとして使っていた「SSD」が壊れた(6)◇◇

(承前)…壊れた原因は「熱暴走」なのだろうか。
 私は「HDD」から「SSD」に換装した時に、「SSD」の冷却ファンを取り外したのだ。これは、「SSD」の自己発熱が非常に少ないことを承けてのことだった。指先の触感における「熱さ」は「SSD」には殆どないからである。
 「冷却ファンの取り外し」に伴って、「筐体の仕様」を改造したのである。すべて、「筐体」内の温度が高温にならないための「改造」である。「羽の多い」ファンに換えたこと、「排気用のシロッコファン」を増設したことなどもそのためである。
 私のコンピュータの筐体は「リアンリ」社製のもであり、外見は「MacPro」と非常に似ている。透け透けで内部が見えるくらいであり、フロントからの吸気、そしてリア面に排気する構造になっている。
 私は「フロント」面についている「防塵」用のフィルターもすべて「取り外して」吸気と通気がスムーズにいくようにしていたのである。
 だから、「SSD」に強制的に「風」を吹き付けて「冷却」する必要はないだろうと考えたのである。
 だが、「密閉されていない」筐体は、作動していない時でも「外気温」と同じ温度になっているのである。しかも、作動すると内部では「GPU」、「メモリー」、「CPU」、「マザーボード」が、それぞれに熱を発するのである。そして、その「熱」が「SSD」を直撃する。だが、「SSD」に使用されている「Flash memory」はそれほど「熱」に弱いものなのだろうか。英文による仕様書にはそのような記載は何1つ書いていなかったはずだ。(明日に続く)