大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

切干大根★

2009-11-28 | 仕事に関連すること
今週月曜日に、農家をしているご利用者さんを迎えに行った時、
縁側に切った大根が、網の上に干されていた。

切干大根☆

その傍らに、箱いっぱいの大根が積まれていて、
間引きした大根で、みずみずしくないから切干大根にする予定とのことだった。

デイでもご利用者さんたちと一緒に切干大根作りをしたいですねーと話すと、
大根を袋に入れて持たせてくださった。

切干大根を作る人募集☆の宣伝後、
数人のご利用者さんが皮むき、細切りをされた。



大根を頂いたご利用者さんからは、生のまま干すと聞いていたが、
デイのある島の人は、塩をふって、水分を絞ってから天日に干すという方法で、
実際に布巾でくるんで重石をして、水分を出し切ってからザルの上に広げて干された。


曇りや雨の日に干し始めると、黒くなっておいしくないから、
干し始める時は、晴れの日を選んで行いなさいと教えてくださった。

4日目で結構乾いて干上がるものなんだなぁと感心してしまった。


一つ一つが、はじめての体験。
なんか嬉しい。
昔からの知恵と方法を伝授してもらえる機会があって、ありがたい。

いろんな人の意見がもらえて、
少しずつ方法が異なっていて、
だからどの人の意見に従うべきか困る時もあるけど、
でも、だからそれがいいんだなあって思う。

ひとそれぞれ。
みんなちがって、みんないい♪

健脚教室☆

2009-11-28 | 仕事に関連すること
支援の方を対象に行っている予防体操の時間を最近は、
デイの周辺を歩く健脚教室も兼ねて実施している。

先々週の金曜日は、参加されたご利用者さんに、
デイから一番近い名所(井戸でも歌碑でも)を聞いて、
そこまで行くことにした。

ご利用者さんに道案内をしてもらいながら湧き水の場所まで到着すると、
送迎でも通っていた道だったのに、今までそんなところがあることも知らないでいたことに、残念だと思った。

とてもきれいな水が湧いていた。
ここでは、むしろを洗ったり、昔は洗濯をしたり、芋を洗ったりして
井戸端会議の憩いの場所になっていたとお話をしてくださった。

新しい発見ができて、楽しかった。
今度はこういう名所などまでの距離を測って
定コースを作っていきたいなと思った。

山口へ研修に☆

2009-11-28 | 仕事に関連すること
11月17日(火)~11月22日(日)まで、自分が勤めているデイの指導をしてくれている山口へ研修へ行ってきた。

山口へ研修に行くのも急きょ4日前に決まったことだった。
去年行ってから約1年ぶり。

沖縄は25度前後で、山口は10度前後。。。
この気温差に、同じ日本なのにすごいなあと改めて実感してしまった。


17日の夜は、ちょうど指導して下さっている先生と山口のデイがTV番組で放送される日だったので、とても楽しみだった。

TVの放送が始まる1時間ほど前に、先生から電話があって、少しお話ができた。

心に温かいパワーが流れ込んでくる。

TVをみたあと、沖縄のデイの職員から電話があって、しばらく話をした。

その後、早めに就寝。

18日は、朝から研修。
今回の研修は、一日のリーダー役の研修。

一日の流れから業務、視点、役割まで
その日のリーダーになった人に、金魚の糞のようについてまわり教わった。

去年来た時には、各プログラムに入ったので、
「全体をみる」という視点は持っていなかった。

今回は、「全体をみる」ことを養うのが目的だった。
スタッフとご利用者の比、
ご利用者の活動状況に合わせて、危険のないようにスタッフを配置する、
孤立しているご利用者へのサポート、
目配り、気配り、
活動を促したり、誘導していく、
環境のセッティングetc.
その日のご利用者の状況に合わせて、
臨機応変に対応していくこと。

これらの視点を主に学んだ。

全体からみる各プログラムの様子と、
各プログラムから全体の流れをつかむこと。

同じようで、違う。
違うから今まで見えなかったことが、見えたと思う。

今回の研修で、発見したこと、沖縄に持ち帰って改善したいと思ったことを、
職員に伝えて、皆で一緒により良く変えていけるようにするのが、私の望むこと。

環境を変えれば、ご利用者さんも変わる。

これを一年前の研修後に実際ご利用者さんたちを通して学んだことだった。

今回は、帰ってきてから会議やカンファなどが立て続けにあって、
環境への仕掛けは、まだやりきれていない。

それだけ、施設全体が一年前と比べたら活発に動いてきているということだろうか。

やりたいことが、たくさんあって、まとめきれていないけど、
やりたいことがたくさんあることは、幸せだと思う。

わくわくするし、
こんなことやってみたいって思えるから楽しい。

笑顔は伝染するように、良いことも連鎖反応する。

誰かがまず走れば、誰かがそれに反応してくれて、
一人、また一人って増えていくのではないかと思う。

先生が言いたかったことは、そういうことなのだとようやくわかった気がした。

16日月曜日は、デイの運動会で、
前の週はほとんど残業していたし、
研修でいろんな経験ができたからうれしいけど、
頭と体がパンク状態で、帰ってきた。

日曜日の朝、山口の職員さんが新幹線の駅まで車で送って下さる道中、
理念の話、合宿の話、言葉遣いの話など濃い話ができた。

今回の研修の中で、自分の中で考えたことのひとつに、
自立度の違いや文化の違いは置いといても、
どうしたらご利用者さんが、動こうと自己選択・自己決定するようになるのだろうということだった。

物理的な環境の仕掛けや心身の状態など、いろいろな要素は考えられるけど、
今回一番感じたのは、職員の言葉の使い方や態度も大きな要因のひとつかもしれないということだった。

沖縄の自分が働いている地域は、首里言葉のように敬い言葉があまり使われない(←そうらしい)。
デイはアットホームで家庭的な雰囲気をというのをモットーとしている部分もあり、
土地柄か緊張感が生まれる環境ではないし、その分人との距離感が近い。

そこが、ひとつの馴れ合いの生まれやすい環境にありはする。

障害があるからと心身ともに受け身になるのではなく、
障害を持っていても、その人らしい個性が表現できて、自己主張もしっかりする方が多く、
そんな山口のデイの中で、職員さんの対応を見ていると、良い距離感、良い緊張感があると感じた。

職員とご利用者さんの間に、良い緊張感があることが、
ご利用者さんが自分でやろうという気持ちになることと関係があるのではないかと思った。

言葉遣い一つで、ご利用者さんとの間に緊張感が生まれる。
それを活用できれば、お互いが慣れ合うのではなく、
それぞれが自己を持った人として、
「できることは自分でやるからいいよ」というような、
他人に依存しない人になっていくのではないかと感じた。

でも、ゆいまーるの精神が根底にある沖縄では、
やっぱり「自己」というよりは、皆が一緒に幸せになるような「和」を重んじるんだよなぁ。

そこが、大和とは違う仕掛けの必要性があるという部分だし、
難しい部分でもあり、今後考えて実行していきたいと思う。

どうしたらご自分から動こうとされるのだろう。

個と結。
そのバランスはいかに☆