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廃棄物処分場問題全国ネットのメンバーとフェロシルト現場へ

◆6月18日(日)、瀬戸市北丘~幡中の現場をみる!

 岐阜市の椿洞不法投棄問題の打ち合わせのため岐阜へ行くからと連絡を頂き、藤原さんと待ち合わせ。瀬戸市の産廃現場を見て回った。最初に向かったのは、北丘のフェロシルト撤去現場。3年前にも案内した現場である。
 その他の施設も見て回ったが、
↓これは、緊急用の排気弁だろうか?えっ!開けたまま?操業しているのだろうか?

 しばらく行くと、↓「硫化水素発生中」の看板有り!(自治会の名前で設置)


 筑紫野市の産業廃棄物最終処分場で、硫化水素ガスで死者が出たのは、当時大きな問題となった。それと同じ問題があるのに、瀬戸市でのこの現場の問題は、大きく取り上げられることもなく、ガス対策もとられていない。瀬戸市の注意を促す看板さえ立っていない。「フェロシルトを埋め立てる予定!」と報道された処分場の向かい側の処分場の現状である。たった8軒となった集落の実態である。

 7年経った筑紫野市の同処分場で、新たな硫化水素ガス発生に関する記事が西日本新聞で一昨日報道されたので、紹介する。

汚濁 基準値の5.7―9倍
 筑紫野市の産廃処分場 県が水質調査 硫化水素ガス発生の恐れ

 1999年に硫化水素ガスが発生し3人が死亡する事故が起きた筑紫野市の産廃処分場で今年4月、水質汚濁の指標となる生物学的酸素要求量(BOD)が国の基準の9倍、化学的酸素要求量(COD)が同5.7倍の数値で検出されたことが県の調査で分かった。高濃度の硫化水素が発生する恐れもあり、県は処分場の管理業者に対策を講じるよう指導した。

 19日開かれた県議会厚生環境委員会で、県が明らかにした。

 同処分場は、福岡市博多区の「産興」が運営。県は死亡事故後、毎月同処分場で硫化水素の発生や水質の変化を調査している。4月の調査で、第2期処分場拡張部の測定地点1カ所の浸透水が、基準を大幅に上回った。処分場の金属くずなどに付着した有機物が長雨で大量に流出したためとみている。

 雨量が増えた場合は有機物との生物反応が進んで、高濃度の硫化水素が発生しやすくなる傾向があり、昨夏には、浸透水の水質悪化が判明した直後に、致死濃度(700ppm以上)を超える1、100ppmの硫化水素が発生した。

 県は、梅雨や台風時期が近いことから、雨水が処分場に浸透しないよう、拡張部約2万2000平方メートルを覆土してビニールシートをかぶせる措置を取るよう産興を指導した。同社は7月中旬までに措置を終える予定。
=2006/06/20付 西日本新聞朝刊=

最後に見たのは、↓幡中のフェロシルト袋詰め現場

 

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